調理訓練で加えたい食材!セロトニン活性の視点!

調理訓練

僕がセロトニン活性の話をする時、セロトニン症候群を気にされる方がいますね。
でも……リハの時間のセロトニン活性だけでセロトニン症候群になった例はありません。
というか、仕組み上ないです。
もちろん、サプリメントや薬物の量を誤っているなら話は別ですが。

今日は「食材視点からのセロトニン活性」を紹介します。

 

調理訓練で加えたい食材!セロトニン活性の視点![朝活ONE]#172

■目次

00:00 前説
02:12 セロトニン活性と食材
04:58 豆腐
06:07 乳製品
06:44
07:25 ナッツ類
08:18 調理のコツ?
08:52 バナナ
09:27 前半まとめ
10:22 セロトニン症候群について
12:05 トリプトファンの1日適正摂取量を計算しよう
12:50 薬とサプリは処方通りに
14:00 Google検索で含有量調査
14:33 笑い話
16:33 後半まとめ
17:28 後説

動画の概要

    • セロトニンの原料となるトリプトファンが含まれた食材を加えよう。
    • ビタミン類がないとセロトニンが生成できない。
    • 豆腐1丁400gには394mgのトリプトファンが。
    • 他にも乳製品(40mg/100g)、卵、肉類(150-250mg/100g)、ナッツ類(アーモンド201mg/100g)に含まれている。
    • バナナ(10mg/100g)は万能。
    • その他の情報はネットで調べてみよう!
    • 自分の体重に4mgをかけた数が1日摂取量の目安。(例:70(kg)×4mg=280mg)。
    • トリプトファン中毒、セロトニン症候群になる可能性がある摂取量は3〜6g(3000mg〜6000mg)。
    • 豆腐なら8〜15丁(3〜6kg)を一度に食べれば中毒になる可能性がある。
    • その前に腹を壊す。
    • 作業療法でもセロトニン症候群になることはない。
    • 脳内セロトニンは15分でプラトーになり、余剰分は血小板と結合して脳から体内に排出される。
    • SSRIとサプリメントの併用している者は上記の限りではない。医師の処方通りか確認を。

今回は以上です。
動画でも概要だけでもチェックいただければ、調理訓練のヒントになるかと思います。
参考にしてくださいね。

IAIR認定講師 作業療法士 齋藤 信

 

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■ある理学療法士の体験

理学療法士である彼は、いつも通り新しい患者さんの疾患別リハのオーダーを手にしました。
でも、いつもと違う事が一つ。
―既往歴:統合失調症―
『うわ、ヤバい』
統合失調症の既往歴があり、ビビりまくったそうです。
 ・統合失調症って妄想とか幻聴があるんだよな。
 ・計画してもその通りに進まないんじゃない?
 ・俺のリハビリ……通用するのか?
色々と思い悩んでしまったそうです。

そして、直接お会いした初日……
「こんにちは、よろしくおねがいします」
「……こんにちは。担当になりました◯◯です。よろしくお願いします」
患者さんから笑顔で挨拶をされ、拍子抜けしてしまいました。
『なんだ、会ったらメチャメチャ普通の人じゃん、ビビった時間返せ』

でも、それがボタンの掛け違いの最初でした。

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