無錫太湖学院

無錫太湖学院様との業務提携合意の報告

【報道関係者各位】

2017年6月22日

一般社団法人国際統合リハビリテーション協会

 

一般社団法人国際統合リハビリテーション協会(IAIR)と無錫太湖学院 看護学院、株式会社ハローライフ、三者業務提携で基本合意

〜中国医療により質の高い人材育成と教育の提供を〜

 

この度一般社団法人国際統合リハビリテーション協会(本社:東京都渋谷区、代表理事:森本義朗、理事:齋藤信、以下:IAIR)は、株式会社hello life(代表取締役:冯玥、以下:ハローライフ)とともに、無錫太湖学院(所在地:中国江蘇省無錫市、副校長、看護学院長:王 心如(中央右)、以下:太湖学院)と業務提携契約を締結いたしましたので、お知らせ致します。本業務提携により、太湖学院に新設されるリハビリテーション療法士養成学部の教育、介護や高齢者健康管理、自閉症等ケアの必要な児童へのリハビリに関する教育、人材育成の為の三者協力を行うことに合意し、中国医療により質の高い人材育成と教育の提供を行うことになりました。(http://www.wxu.edu.cn/yxdt/5641.htm

無錫太湖学院

 

無錫太湖学院とは

無錫太湖学院

理念は「自己改善」と「卓越性の為の努力」

質の高い人材の育成に積極的であり、伝統を大切にしながらも、民間企業のノウハウを取り入れるグローバルな視点を持つ世界指向の大学です。

中国江蘇省無錫市にて2011年に教育に特化した初の私立大学として開設。20,000人以上の教員と学生が4000万平方メートルの学内にて、工学、科学、経済学、経営、文学、法律、芸術の7つの学問分野を有し、20に渡る学術部門は、35の専攻を提供しています。そこに新たにリハビリテーションが加わることになります。
看護学部紹介
無錫太湖学院看護学部は2003年に設置された。15年にわたる蓄積のもと、看護専門職者を育成するシステムが整えられ、医療・衛生・保健等の分野において活躍できる人材の育成に取り組んでいる。

本学の看護学部は「立徳樹人」に基づき、大学・病院・地域が連携し能力の養成に努めている。また、組織を挙げて組み立てられたカリキュラムおよび実習先の保障のもと、「基礎の確立・実践の重視・人文的教養の習得」などを建学の理念としている。これに加え、本学の看護学部では、「人材・研究・文化」という発展戦略を強化し、「明徳博学・精業済世」という建学精神の実践をおこなっている。この実践により、「専門知識+実践能力+職業素養」という人材育成システムを創出し、看護学科専門の知識及びそれに係る自然科学・人文社会科学知識、批判的思考の習得を目指す。また、自律的に生涯学び続けようとする優れた職業素養を備え、医療・衛生・保健に関わる機関で活躍できる資質の高い実践的かつ創造的な看護師を培うことに力を尽くしている。

看護学部は現在学部生が600名余り、専任講師47名が在籍している。教授7名、准教授18名、博士号および修士号取得の講師(非常勤も含めて)40名を有する。有能な教育者の獲得を目的とし、専任講師、特任講師、非常勤講師の招聘をおこなった。さらに、病院とコミュニティ診療所から約100名の看護専門家を、本学部の教授・准教授・講師として招聘している。大学・病院・コミュニティの提携を強化し、病院と大学が協同して人材の育成をおこなうことを目的としている。大学と地域社会が連携し発展してくことが期待されている。

近年、看護学部の卒業率は100%であり、また国家英語四級試験の合格率も100%を誇る。国家看護師資格の合格率は98%であり、就職率は99%に及ぶ。卒業生は専門能力の面のにおいて所属団体及び会社に高く評価され、社会にも広く認められている。

参照:無錫太湖学院(http://www.wxu.edu.cn

 

 

【業務提携の背景と目的】

◼世界一であり日本の10倍の人口を誇る中国では、リハビリテーションが求められています。日本以上に高齢者世帯が増加しつつある中国において、自らの健康を維持することが、中高年の最も高い関心になっています。ですが、リハビリテーションの提供ができるリハビリテーション治療士(日本の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)の総数は3万人であり、日本の療法士総数の10分の1しかおりません。早急に質の高い人材の育成が求められているのです。

◼自閉症児など、心のケアを必要とする子供が増加傾向にあり、次代を担う若手をケアできるリハビリテーションの研究と提供ができる人材を輩出していきます。

◼現在日本の医療は中国で高い評価を得ています。

中国のリハビリテーションは欧米のものをベースに学ばれています。ですが、全ての内容が中国人にマッチングしているのかに疑問を持つ方も少なくありません。そこで注目されているのが、アジア圏で唯一であり、最も身近な成功例である日本のリハビリテーションです。なかでも、西洋医学と東洋医学、またその他代替補完療法の垣根なく、患者の物語りにあわせて選択するアプローチを提唱するIAIRの思想とアプローチを学内から卒後教育を含め、教育システムのなかに取り入れ、質の高い、患者と物語れるリハビリテーション治療士の育成を期待されているのです。

 

【業務提携の概要】

  1. 新設されるリハビリテーション学科の教員養成、学生指導にIAIRの教育システムを導入
  2. 既存の看護学生、介護士学生への高齢者リハビリ手技療法指導にIAIRが協力
  3. 介護技術教育と学生の就職にハローライフが専属協力
  4. 学校敷地内に開設予定の実践学習基地(臨床実習施設)の教育システムをIAIRが監修

 

【業務提携による効果】

現在、中国ではリハビリテーションを必要とする人口に対して、提供するリハビリテーション治療士の数が足りておりません。また日本よりもサービスを求める人口が爆発的に増加の一途をたどっています。技術的にも人格的にも質の高い治療士を育成し、中国医療の発展に貢献したいという王学院長の熱意に共感し、技術的にも、人格的にも質の高い日本の療法士(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)を養成してきた日本初で日本発のIAIR教育システムを提供することで、無錫を中心に中国のリハビリテーションの発展に寄与していきます。