今日も目的から考えてますか?
こんにちは。
IAIRにて、
- 「リハビリ専門職の教育と支援」
- 「オンライン活用法」
- 「物語研究」
をしている作業療法士の齋藤信です。
全6回の「リーダー成長物語」についてお伝えします。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
リーダー成長物語の概要
リーダーの成長は、6つのステップで成長し続けるものと言われています。
- STEP1:目的を固める!
- STEP2:型を学ぶ!
- STEP3:反復練習をする!
- STEP4:本気の挑戦を始める!
- STEP5:能力発揮と育成の時!
- STEP6:諦観するか失墜するか?
今回は「STEP6:諦観するか失墜するか?」です!
そもそも諦観ってなに?
そうですね。ずっとタイトルにあげてましたけど、ここでいう諦観ってどんな意味、意図があるか紹介しておきます。
言葉の意味としては、
- 「本質をはっきりと見きわめること。諦視」
- 「あきらめ、悟って超然とすること」
などです。(デジタル大辞泉より)
つまり「諦観するか失墜するか」とは、
「本質を見極め勇退するか、暴走するままに全てを失うか」
ということです。
なぜ諦観する必要があるの?
今回、6回にわたって話してきたのは、リーダーの成長物語。
大成功を収めて大団円といかないのがなかなか皮肉が効いている……いえいえ本質を突いています。
STEP5では、能力を最大限発揮、何をやってもうまくいく、大成功の連発……そんな状態と紹介しました。
だからこそ、後継者をちゃんと育てておこうね、と締めました。
こう言う時は、周囲の人たちを置き去りにしかねない状態です。
リーダーとしては、組織をより良くするなど大義名分が立ちやすい分、始末が悪い。
周囲の声など聞こえなくなり、「我こそ正義状態」になっているんですね。
諦観しないとどうなる?
いわずもがな、本質を見極められないでいるとは、周囲の声が届かない状態。
「勢いに乗った権力者に対し、わざわざ諫言を言い、怒らせる必要はない」
そんな、注意してくれる人が不在の状態に陥ります。
自ら気づけばよし、でもほとんどのリーダーは気付きません。
結果、面倒な事を言う人間を遠ざけ、都合の良い事しか言わない人間が蔓延ることに。
もう、その先が無いのは想像できますよね。
どうやって失墜を免れる?
では、どうしたら失墜しなくて済むのか?
そこですよね。
答えはシンプルです。
「仲間の声にきちんと耳を傾けよう」
です。
全ての答えは、周囲の仲間が知っています。
仲間の声に耳を傾け、それを受け入れること。
そしてもう一つは、退き時を受け入れることです。
再び諦観?
諦観のもう一つの意味に「あきらめる」とありました。
この意味、ネガティブに取らないでください。
形あるものは必ず滅びます。自然の摂理というものです。
組織も同じで、一度今の状況を全てひっくり返すくらいに壊れるタイミングが来ます。
「そういう時は来るものだ」という意味で「あきらめ」ておきましょう。
ただ、どうせ失墜するなら、墜落ではなくソフトランディング……着地したいところですね。
見事な着地を決めよう!
ということで、リーダーの最後の仕事は、次世代に席を譲ることです。
ケチケチして、出し惜しみするから墜落するんです。
もう失速してリーダーであるあなたの手元から様々なものが離れ始めています。
言わば、青信号の点滅状態。
黄色になる前に、出し惜しみせず、それまで育ててきた後継者に全てを渡す。
赤信号になってから投げ出すように、無責任な丸投げをしない為にも、時間をかけて着陸しましょう。
最後に注意を一つ!
出し惜しみするな、と冒頭から言ってきましたが、この「出し惜しみ」と言う言葉もなかなか曲者です。
一番厄介なのは「手間の出し惜しみ」です。
とくに手間を出し惜しみする人は、STEP1にいる人を馬鹿にしがちです。
自分も通ったはずのSTEP1を馬鹿にするってどういうことでしょう?
まぁ、その時点で、「育てる手間」、「手本になる手間」を惜しんだわけですから、選択肢は墜落しかありませんよね。
なので、最後の最後まで「手間を惜しまない」こと。
これを忘れずにいてくださいね。
まとめ
今回でとうとう全てのSTEPを話し終えました。
正直……いかがだったでしょうか?
色々と当てはまることもあったでしょうか?
この話をきいて、自分の上司がどのSTEPにいるのかをチェックしてたりするのでしょうか?
ですが、「リーダーの成長物語は、あなたの人生をガイドする物語」です。
誰もが自分の人生のリーダーです。
(主人公と言い換えたほうがいいでしょうか?)
であれば、全力で自分の能力を発揮しつつ、四季が移り変わるように、変化を恐れず、止まることを知らず、死ぬまで成長を続けていけるはずです。
療法士であるあなたが、自分の人生を生きる姿が、患者さんクライアントさんの救いにつながります。
どんどんCHANGEしていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも、共に成長を続けていきましょう!
IAIRオンラインTEAM 齋藤 信
追伸
今回のシリーズでお伝えしてきた内容を分野別に学び、一緒にディスカッションやワークを行える場を作りました。
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