臨床上で悩みの多い筋の触診。
・自分が触れているのは何だろう?
・〇〇筋を触診したいけど、どうすれば?
など悩むのではないでしょうか?
本日はその筋の触診のコツを整理していきましょう。
1 筋の触診はなぜ必要なのか?
筋の触診がなぜ臨床で求めらているのでしょうか?
おそらく
・自分が触っている部位は何筋なのか?
を判別したいからではないでしょうか。
この筋の判別ができることで、アプローチの選択肢が絞られます。
これにより明確にアプローチが可能となります。
そのため、筋の状態を触診したら、問題となりうる筋は何筋なのか?を
把握していくために必要となります。
2 筋の触診が苦手な人の2つの特徴
筋の触診が苦手な人は、
解剖学のイメージができていないことが多くみられます。
そのイメージができていないため、
自分が触れている部位にどの筋があるのか?が分かりにくくなっています。
さらに、骨のランドマークの触診も曖昧となっていることも多くあります。
筋のイメージができていても、
付着部である起始・停止が触れられないことで、走行を確認することができなくなります。
3 何から勉強すればいいのか?
まずは解剖学のイメージができる様になるために、
・筋の走行
を確認しましょう。
その際に、表層の筋から確認し、徐々に深層の筋の確認をしていきましょう。
これにより、3Dのイメージが可能となり、深さもある程度理解できる様になります。
次に必要なのが
・骨のランドマークの触診
です。
上記でもお伝えしましたが、筋の付着部でもある起始・停止を明確に触診できることで、
その間を触れていくことで筋の触診が可能となってきます。
そのため、しっかりと骨のランドマークの触診ができる様になりましょう。
4 まとめ
筋の触診ができる様になるためには
・走行のイメージができていること
・骨のランドマークの触診ができていること
となります。
筋の触診には一見遠回りに思えますが、
基礎を固めておくことでその後の工程がスムーズになります。
ぜひ、基礎から見直していきましょう。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
作業療法士 加藤淳
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