重たーい会話に困ったら?

こんにちは!

 

MARTのこの場だけでいいので自慢させてください。笑
先日、ナイター野球で軟式初のホームランを打ちました、MARTアシスタントの阿部です。

野球はやめられません。楽しいです。今後も頑張りますよー!

 

 

それはさておき、

アロマ嗅いでますかー!?

 

 

前回の小長谷さんのコラムを読みましたか?
問診について書かれています。

MARTでは問診力も高めることができます。
(まだ見てない方は→http://iairjapan.jp/mart/2018/06/07/post-1604/

 

 

問診で欠かせないのがコミュニケーション。
このコミュニケーション。
終末期においてはかなり悩まされます。

 

 

 

ごめんなさい、なんて返せばいいんだろう…

 

「早く死にたい」
(先日、福田理事もそのような内容でした→https://iairjapan.jp/archives/21795

 

「私どうせ治らないんでしょ?」

「もうあっちの世界の方が楽だわー」

 

 

そんな言葉を何度も耳にしてきました。
がん未告知である人から聞かされる時はより一層胸が苦しくなります。

 

 

はじめは返答にかなり困りました。
無意識に苦笑いしていたと思います。

 

 

場を悪くはしなかったとは思いますが、
患者さんからしたら20代の若い子が困っていそうな姿をみれば、申し訳なく思ったかもしれません。

 

もはや治療者として見られていなかったのではないかと感じたこともあります。

 

 

悶々とした空気の中リハビリをして、それでも「ありがとう」と言ってくれる患者さん。

 

スタッフルームに帰ってスタッフに伝えても、それに対しての答え方を教えてくれる人はいません。

あの言葉に対して返す言葉に正解はないからです。

 

 

 

しかし、がんリハを担当している僕にとってこの問題は解決したい!

 

 

工夫していたら最近は重たい話に対しても自分なりに受け止められるようになりました。

 

様々な対応の仕方もあると思いますが、
重たい話題に対するちょっとした方法を3つご紹介します。

 

 

 

1.表情を見る。

「(今日の具合は)いいです」と言われてOK!にしていたら注意。
表情が曇っていたらもしかしたら言葉とは違った心理状態かもしれません。

 

 

「具合は良かったけど、〇〇さんにこんなこと言われたのよー」

「具合はいいけど、寝かせてほしいです」

 

そんな言葉が隠されているかもしれません。
その日の表情の変化を見極めるにはそれ以前の表情も見なければなりません。

 

普段の会話から表情や仕草、癖なんてところも見ておくと違いが見つけられるね!

ってことはいくら寝たきりの患者さんであってもいろいろなところを観察する必要が出てきます。

 

 

2.姿勢を意識する。

重苦しい内容を聴いている時ほど自分の姿勢は崩れていたりします。

ベッドに座った患者さんと話をしていると目線も意識して片膝立ちのような姿勢をとることが多いですが、
重苦しい話では前かがみとなり、無意識に呼吸のしにくい姿勢になっています。

 

前かがみとなれば頸部は伸展位となり、視線が見上げるようになります。
患者さん視点で言えば「なんか目が怖い」と思われかねません。

 

少し重たい内容の時は一旦自分の姿勢を整えましょう。
自分も相手も楽になる方法です。

 

 

3.間と声のトーン・スピード

「今日は身体が痛くて、夜は他の人のいびきがひどくて、全然眠られなく…」

「そうでしたかぁ(即答)」

 

 

・・・

共感しているような表情で話しているものの、患者さんの話が終わったと同時に話し始めているこの状況。

 

これだと共感しているどころか早く会話を終わらせたいのではないかと思われます。

 

 

重たい話の時ほど、聞きたくない気持ちが強くなる…。
そうすると自然と早口になったりするものです。

 

 

まずはその患者さんが

 

「今どんな感情を持って話しているのか」

 

を考えながら話を進めてみましょう。

 

 

そして割と自分に余裕があったら声のトーンや速さを気をつけます。

 

ゆっくりとした声であれば落ち着きを与えられます。
より親身になって接することができるはずです。

 

 

まずはその人を知る気持ち!

 

 

いかがでしたでしょうか。

聞き返すことで相手の共感を得るなどコミュニケーションスキルもありますが、そこは僕もまだまだなところです。

 

 

上述の3つの方法をしなくても、まずはその人を知る気持ちがあれば大丈夫!

 

自然と共感しようとするからです。
ドラマで感動して涙を流す…あれも共感だったりします。
(僕はその昔、アルマゲドンで涙しました…笑)

 

 

どんな重たい場面であってもまずはその人を知る気持ちを持つと自然と患者さんも心を打ち明けてくれるはずです。

 

 

MART中級では問診を学び、「その人と診る」ということを考えていきます。

 

アロマを使うにもその人らしさって重要なんです。
でもこれ身につけたら、普段の臨床での問診力も確実に成長できますね!

 

 

 

 

「あんちゃん、またきてな」

 

 

これは僕が患者さんから言われた言葉です。

 

周りのスタッフが困るほど文句ばかりを言っていた方と関わってきた中で患者さんから言われた言葉でした。

 

僕がしていたことはずっと話を聞くこと。

 

相手のことを知ろうと話を聞いていたことで
その人がやりたかったことを一緒に楽しむことができました。

 

 

今回のコラムはアロマが出てきませんでしたが、

MARTはアロマだけではないですよ!笑

 

 

日々の臨床楽しんでいきましょう!

それではまた!

 

 

作業療法士 阿部 雄太

 

 

 

追伸:

良ければMARTの事務局、aroma@iairjapan.jpにコラム内容の希望をご連絡ください^^
皆さんの知りたいことを、ここで伝えられる範囲でお話ししていこうと思います。


  

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