こんにちは(^_^)
IBWインストラクターの武田修二です!
突然ですがヨガのポーズをとるにあたり、
柔軟性が必要というイメージって強くありませんか?
実は柔軟性だけでは身体の軸を安定することはできません。
軸を支えるには、強い土台と身体の様々な場所にある
「バンダ」の働きが必要であり、
バンダによりぶれない真っ直ぐな身体ができ、
様々なポーズを安定させてくれます。
この『バンダ』ですが、
ヨガをやってないと聞きなれないですよね(^^;
バンダとは、ロック、締めるといった意味があります。
骨盤底、お腹、喉、肩、肘、手関節、鼠蹊部、膝上、足関節
を軽く締めることで、身体の各パーツが整って、
理想姿勢に近づきやすくなります。
これは僕達の業界で言えばインナーマッスルや
コアマッスルといったものに近い考え方だと思います。
インナーマッスルが整うと姿勢が安定しやすくなりますよね。
そのためにバンダによって身体を整えます。
身体には9つバンダがあると言われていますが、
今回は足のバンダについてお話ししたいと思います。
ここでまず誰でもできるアーサナ、
「ターダアーサナ〜山のポーズ〜」
をやってみましょう!
やり方は写真の様に立位を取るだけです。
え、これもアーサナなの?
と思うかもしれませんが、
実はただ立っているだけでなく、
意識次第で重要なポーズになります。
さて、この姿勢の時に土踏まずはしっかり上がっていますか?
足底には内外側縦アーチ、横アーチの
3つのアーチがありますよね。
アーチの役割はご存知の通り、
歩行時に床との衝撃を吸収したり、
足を硬くして蹴り出しをしたりする役割を
持っています。
アーチが高ければ強固な足となり、
アーチが低ければ柔軟な足になりますよね。
そのためアーチが消失した扁平足では、
柔らかすぎる足になっているため
身体が不安定になったり、
蹴り出しが弱くなったりしてしまいます。
また土台となる足が柔らかいことで、
膝や股関節は安定性を失ってしまうため、
様々な方向へと動揺しやすくなってしまいます。
そのために安定した足が重要となり、
土台が安定することで安定した姿勢、
アーサナをとることができるようになります。
足のバンダを作るためには、立位で
1.足趾を伸展する
2.アーチの高さを保ったまま趾を下ろす
3.そのままアーチの高さを意識して立位をとる
これだけです。
この時足首全体が緊張していますよね。
ここで緊張しているのが、アーチを支持している筋になります。
主となるのが後脛骨筋、前脛骨筋、長母趾屈筋といった、
内側に着く筋群です。
長腓骨筋などもアーチの形成に関わっていますが、
内側に着く筋群の方が数は多いですよね。
これは踵骨が後ろから見ると足関節の中心から
外側に位置しており、
荷重がかかると必然的に内側に落ち込みやすいためです。
つまり、内側へのストレスがかかりやすいため、
内側は外側に比べより多くの筋が参加しているんです。
このように安定した足を作るための方法、
意識すべきポイント、そこに関連する解剖学などを考えると
ただポーズをとる、ただ解剖学を学ぶだけでなく、
実際に実践しながら関連付けて学ぶことができます。
(参考図書:体感して学ぶヨガの解剖学、BABジャパン)
自分でポーズをとる際も、患者さんの治療に当たる際でも
これは共通して言えることだと思うので、
なかなか勉強と実践が繋がりにくいなという方は
今回のコラムを少しでもお役に立てていただけたら幸いです(^ ^)
それでは、
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました(*^_^*)
IAIR東北支部 認定インストラクター
理学療法士 武田 修二
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