こんにちは(^_^)
IBWインストラクターの武田修二です!
今回はtune upセミナーで伝えている、
股関節前面のセルフコンディショニングについて
お話ししていきたいと思います!
さて、
股関節前面のセルフコンディショニングは
画像のような姿勢で行いますよね。
この姿勢をとるだけでも辛いなんて方も
いるのではないでしょうか^^;
この姿勢はいわゆる腸腰筋のストレッチなのですが、
なぜこのストレッチは必要なのでしょうか。
腸腰筋は大腰筋、小腰筋、腸骨筋の総称ですよね。
特に大腰筋は重要で、
機能としては、
①股関節屈曲
②腰椎を側屈させる
③腰椎の前弯をつくる
④抗重力筋として荷重時に身体を支える
⑤大腿骨頭を安定させる
というものがあります。
③と④については、
大腰筋の遠心性収縮が起こる
→腰椎を下方に牽引して前弯が起こる→横隔膜の張力が増す
→骨盤の後傾位から前傾方向への運動が起こる
→骨盤底筋が働きやすくなる
→腰椎の安定化が図れる。
といった仕組みがあります。
このようにしっかり腰椎を安定させられることで、
抗重力位で踏ん張るといったことができるようになります。
大腰筋と言えば股関節屈曲という風に
考えてしまいがちですが、
こんな作用もあるんですよ。
これらのことから考えると
腸腰筋がうまく機能しなければ、
腰椎の安定化が図れず
(言わばここが体の中心を
形成していると言っても過言ではないでしょう)
骨盤が後傾位をとりやすくなり
→猫背になる
→肩挙上位になりやすくなる
→手に無駄な力が入る
→結果臨床では深いタッチができなくなる
といったことが起こってしまうことも
考えられますよね(*_*)
また腰痛や肩凝りの原因にもなり得ると思います。
また腸腰筋は股関節屈曲、外旋に働くため
仙腸関節のセルフコンディショニングの姿勢にも影響します。
両股関節が屈曲、外旋位となり
その姿勢で骨盤を中間位で保つためには、
腸腰筋の腰椎を安定させる働きがしっかり
機能していなければ骨盤が後傾してしまい
深く骨盤を下ろしていくことができません。
そのため仙腸関節のセルフコンディショニングの前に
股関節前面のコンディショニングをすると
よりやりやすくなるかもしれませんね(^_^)
姿勢をとる際の注意点としては、
まずは骨盤前後傾中間位になるように
してください。
前傾してしまうと腸腰筋が伸びないため
ここを1番に意識してみてくださいね。
骨盤を中間位で保てたら、
腰椎を過度に前弯しない、
体幹屈曲しない、
前脚の股関節内外旋中間位、
後脚の股関節内外旋中間位
といった順で1つできたらまた1つ
といった順番で意識していってみましょう。
またページトップの画像がオーソドックスな
腸腰筋ストレッチですが、
下の3つの画像はよりストレッチ効果が
高い姿勢なので、
左上のストレッチで物足りない方は
他の方法もお試し下さい(^_^)
ただストレッチをするだけでなく、
今回のコラムのような視点がなかった方は
是非参考にしてコンディショニングを
続けてみてください!
それでは、
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました(*^_^*)
IAIR東北支部 認定インストラクター
理学療法士 武田 修二
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〈セミナー情報〉
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2016年11月27日(日)
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