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脊柱は動かそうと意識するから動かない。〜脊柱への介入のコツ〜

脊柱は動かそうとすると動かない。 みなさん、こんにちは! IAIRの渡邉哲です。   今月から、全国各地でBクラスライセンスコースの 「脊柱」の講座がスタートしています。 今年度から新たに、TGAというコンセプトの元、 今までお伝えしていた脊柱セミナーの内容をより、 臨床的かつ具体的に活用出来るようにお伝えしています。   今回からの脊柱セミナーでも、ポイントにしているところは、 「評価⇔考察⇔治療」の流れ(参考記事:https://iairjapan.jp/archives/23848)を しっかりと行うことが出来るようになることを、 意識しています。   脊柱といいますが、 もちろん細かく見れればそれでいいのですが、 体幹という大枠で捉えることとして、 動いているところ、動いていないところをスクリーニングし、 介入していくとしています。   目指すべきは、動きやすい身体の獲得。 そのために、徒手的な介入をするのですが、 初めて、脊柱(椎間関節)に触れようとすると、 多くの受講生さんから、   「手が、滑っちゃうんです…。」 (2017年度開催の脊柱セミナーの写真です) という声をよく聴きます。 この理由は、 いろいろあると思います。   ・解剖のイメージが弱い ・関節面の構造のイメージが弱い ・動く感じがわからない     などなど。 あるかと思いますが、 一番の理由は、     動かそうと意識し過ぎている。   ということかなと思います。 セミナーでは、   骨構造的安定性を改善させる。   ということを目的に、 アプローチすると、 お話していることもあり、 力いっぱい動かそうとしちゃいますよね。   動いていないところを、動かさないと! と意識すればするほど、 手だけで動かそうとしすぎていませんか??   おわかりの通りですが、 直接脊柱に触れることは、わたしたちはできませんね。   私たちが触れているのは、 あくまで、皮膚や軟部組織、筋肉を介して脊柱(椎間関節)を触れていることになります。   動かそう動かそうと意識して、 手が出力としての役割に重きをおいてしまうと、 感覚を入力するための手として機能しなくなってしまいます。   この手の使い方に関しては、 こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。 (参考記事:触診アップデート「基礎と熟達」)     椎間関節の動きを引き出すには、繊細な力の出力が必要になります。 また、 その動きを感じ取るには繊細な手の感覚が必要になります。   これら、2つの運動の出力と感覚の入力の精度を高めるために、 私どもでは、tuneupセミナーと触診セミナーを開催しております。   tune upセミナーでもお伝えしていますが、 動かしたい方向に、精細な出力を可能にするには、 自分の胸骨と前腕を動かしたい方向に向けるだけです。   手を動かし過ぎるのが、NGです。     下の言葉はセミナーの中で、 お伝えしたのですが、     自分が動く、 すると相手は動いてくれる。(…かも)   これは、 人とのコミュケーションでも言えることですね。   だから、 治療はコミュニケーションなんです。     相手を自分の思うどおりに、 動かそうとしても、 なかなか相手は動いてくれませんね。   テクニックは、 あくまでコミュニケーションの道具の一つです。     脊柱のテクニックで、 手が滑ってしまうという人は、 ぜひ意識して行ってみてください。   IAIRでは、 上記のような視点での介入や評価の ポイントなども、お伝えしています。   それでは、 最後まで読んでいただきありがとうございました。   →【IAIRセミナーページ】 https://iairjapan.jp/calendar write by 渡邉 哲   ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇お知らせ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ IAIRの公式LINEが始まりました! まだ見られていない方は、是非遊んでみてくださいね。 お友達も続々増加中です^^! LINE@特典のクーポンもございます^^ クリック↑ ******************************************************* 一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会 常任理事 理学療法士  渡邉 哲 E-MAIL:tetsu-watanabe■iairjapan.jp(←■を@に変換してください) HP:https://iairjapan.jp Facebookに登録する:https://www.facebook.com/iairjapan/ 個人ページ:https://www.facebook.com/tetsu.watanabe.94 *****************************************************...

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ROM改善の為に、end feelで見るべき◯◯動作。

ROMは基本中の基本。 ROM制限は、 臨床の現場で最も多い基本動作やADLにおける制限因子になるかと思います。 以前にも、ROM制限やROMexについてのコラムを描かせて頂きました。 1、ROMの「End feel」感じられていますか?? 2、ROM-exを行う前に理解しておきたい3つの知識とテクニック。 3、ROM-exで違いを感じてもらう1つの方法。 4、ROM測定よりも大事なことは、◯◯◯する事。 5、ROMの改善に対して、介護分野からヒントを得る。 6、ROM制限の原因を推測するために必要な2つのこと。   重複すると事ではありますが、 今回は、ROM改善の為に、endfeelで見るべき動作について、 考えてみたいと思います。 そもそもROMの制限因子は?? これは、主に3つと言われています。   1、骨性の制限 2、関節構造体(関節包、靭帯)の制限 3、筋や皮膚など軟部組織の制限   もちろんこれをどのように判断していくかがキーになります。 可動域という角度という数字(量)の評価だけでなく、 このend feelというのは、質感の評価になりますからね。   この感じ方のコツについては、こちらでお伝えさせていただいております。 https://iairjapan.jp/archives/14622 コラムを読んでも、 現場で患者さんや利用者さんと接していても、   解剖学、運動学って、 やっぱり大事だったんかー。。。   って、思いにいつもさいなまれますが…、 気付いた時に、勉強することができればいいのでは!?   始めるのに、遅いってのはないですからね、 やろうと思った瞬間がある意味一番早いですから。笑。   関節を動かす時に、見るべきポイント。 と、若干脱線しつつも戻ります。 ROMのend feelの際に、 チェックすべきポイントがあります。   それが、タイトルにも書きました「◯◯動作」です。 ◯◯動作   そう。   代償動作です。     ほぼ私見ですが、 整形外科疾患でも脳血管疾患の方の動きに対して、 代償動作をすることは、良くないイメージってありませんか??   健常者(正常動作)に合わせた動きでなければならない、 左右対称での動きでなければならない、   とか。   もちろん、効率的に体が動く状態であったほうが良いのは間違いないです。   ただ、ROMの制限があったり、筋力低下や麻痺があったりするなかでも、 なんとか動きを保とうとするために、目的を達成するために必要なのが、 代償動作です。     その人にとって、必要な動作であることを忘れてはいけません。   例えば、 先日報告コラムでも紹介した半年間免荷を強いられた高校生。 https://iairjapan.jp/archives/20626 股関節の屈曲や外転を行うと、 end feelの時に、目立った2つの代償動作が見られます。   体幹の屈曲と頸部の側屈です。   体幹の屈曲を細かく言うと、 下部胸椎の屈曲と骨盤の引き上げです。 頸部の側屈は、枕を押し付けるような状態ですので、 動きとしては伸展しつつ、側屈しているような感じです。   これは、動かない股関節をカバーするように、 本人なりに(無意識的に)選んだ動作パターンですね。 だから、今この代償動作は彼にとって必要な動作になります。 ただし、この代償動作しか行なえないというのは、 体にとっては、非効率なものになります。   股関節の屈曲や外転を行う際、 上記に上げた胸腰椎や頸部は、使い慣れている状態なので、 その動きを続けて行うことになります。   とすると、その該当する関節とは別の位置に、 痛みや制限が出てきてしまっている方も多くいると思います。   関節の可動域の改善が見込めない場合は、 その関連している代償動作がどこから起こっているかをみるのも、 着目すべきポイントになります。   ちなみに、高校生の頸部の調整を行うと、 その場では、股関節の可動域が、屈曲外転ともに10°ずつの改善は見られました。 https://iairjapan.jp/spinal (頸部の調整は、脊柱セミナーで学びます。) 首と股関節の繋がりがあるというのも、本人も不思議がっていました。   このようなヒントがあるので、 end feelを感じる時の代償動作もきちんと把握しておくことで、 改善のきっかけが見えてくることもあると思います。   ROMって奥が深いですね。   何か以下の記事も参考になれば幸いです。 1、ROMの「End feel」感じられていますか?? 2、ROM-exを行う前に理解しておきたい3つの知識とテクニック。 3、ROM-exで違いを感じてもらう1つの方法。 4、ROM測定よりも大事なことは、◯◯◯する事。 5、ROMの改善に対して、介護分野からヒントを得る。 6、ROM制限の原因を推測するために必要な2つのこと。 こういった基礎の積み重ねが、必ず日々の臨床に生かされてきます。 このROM-exや触れ方に関しては、 IAIRの全てのセミナーを通じて、お伝えさせていただきます。   若手のうちにしっかりと基礎練習をしておく学んでいきましょう! みなさん、今が一番若いですよ!!笑。 最後までお読み頂きありがとうございました。   →【IAIRセミナーページ】 https://iairjapan.jp/calendar   write by 渡邉 哲   ◇◆◇◆◇◆お知らせ◆◇◆◇◆◇ IAIRの公式LINEが始まりました! まだ見られていない方は、是非遊んでみてくださいね。 お友達も500名達成です^^! LINE@特典のクーポンもございます^^ クリック↑ ******************************************************* 一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会 E-MAIL:info@iairjapan.jp HP:https://iairjapan.jp Facebook:https://www.facebook.com/iairjapan/ 渡邉個人Facebook:https://www.facebook.com/tetsu.watanabe.94 Instagram:https://www.instagram.com/iairjapan/ Twitter:https://www.instagram.com/iairjapan/ *****************************************************...

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ROMの「エンドフィール(End feel)」をリハビリに活かす方法。

臨床における問題点第一位「ROM制限」 養成校や実習の時から、 このROM測定はめちゃくちゃ一生懸命に、 練習していた記憶があります。 ROM:Range of Motion(関節可動域)ですので、 関節がどのくらい動くのかというものを見るものです。   このROMを評価することで、大事なことが3つあります。   1、ROMの角度をきちんと測定する(量的な評価) 2、ROMの最終域での抵抗感、エンドフィール(end feel)を感じる(質的な評価) 3、ROMと動作の結びつきを考える。   これが、現場で求められていることになります。   ですが、慣れないうちは、 ROM(関節可動域)の角度だけを測定することだけに集中してしまい、 動かした関節のエンドフィール(End feel)の感覚などは、 まったくわからなかったという経験はありませんか?       私は、たくさん経験あります。 はじめましてから、緊張してしまって、 そのままの流れでいくと、   どのくらいの制限なのか、 どんな抵抗感があるのか、 どのように動きと関わってくるのか、   など感じたり、考えたりする余裕はなくなってました。苦笑。   このROM制限のエンドフィール(end feel)の種類を感じることで、 次にどのようにアプローチしていくかで、 道すじが見えてきます。   エンドフィール(End feel)の3つの種類   先にも書きましたが、 このエンドフィールの抵抗感から、 何が制限の因子になっているかを、 見つけることができます。(質の評価です) エンドフィールには、 大きく3つに分けられます。   ① 骨性 関節運動の最終域で、骨と骨がカチッと抵抗感を感じる。   ② 関節包性 関節内で、靭帯や関節包(深部)がじんわりと引き伸ばされる抵抗感を感じる。   ③ 軟部組織性 関節周囲の筋や軟部組織の表層の抵抗感を感じる   この3つでおおよそ、 目星をつけて、ROM(関節可動域)をチェックしていきます。     end feelの抵抗感は、経験でしかわからないのか?   と、3つの要素はわかってはいるけど、 実際に体験してみないと分からない。 って気持ちもあると思います。     患者さんや利用者さんに、 何度も試させてもらうって訳にも行かないですもんね。   新人や学生のうちは、 患者さんによっては、 「わたしで練習してくれていいよ〜」 なんて、仏様みたいな方もいらっしゃったりもしますが、 全員がそんなことを言ってくれる訳にはいきません。     では、このend feelはどうすると経験できるのか??   それには、2つあると思います。   1、健常者同士での練習 →先輩や同僚の身体を借りて、練習をしてみましょう。 健常者と言われる私たちでも、結構制限のある関節は多いです。   そして、主に練習しやすいのは、 肩関節や股関節などのROMが比較的わかりやすいと思います。   この2つは、関節構成上「球関節」と言われるものですので、 ROMの制限が出やすい箇所でもあり、 最終域で、指1本だけで抵抗感を見るなども効果的です。 (参考リンク「end feelを触り分ける方法」:https://iairjapan.jp/archives/20144)   2、制限因子に対しての治療法を習得する →変化を実際に出せる治療を行ってみるということです。   3つの制限因子のうち、 2・3の関節包性と軟部組織性に対しての、 治療法を習得して、実際にそれを行ってみる。   治療法(徒手的介入、テクニック)には、ターゲットとしているものがありますね。 実際に介入してみて変化がでるかどうか、チェックします。   この2つのうち、 個人的な感覚としては、 「2」の治療テクニックを習得した方が、 経験を積むには、早いと感じています。   臨床では、トップダウンでの評価が主流。   正直、ROMのエンドフィール(end feel)の抵抗感を感じるには、 多くの患者さんや利用者さんの身体を触らせてもらうという、 場数は踏むことは、大事だと思います。   現場では、ROMを測定されることや、 原因を考えられることよりも、 まずは、結果を求められますので、 早く変化、改善を感じてもらうことは大切です。   患者さんが必要としているのは、 「良くなった」という実感ですからね。   ROM制限の多くは、 関節包性、軟部組織性に当てはまりますので、 そこに該当する、解決方法を当てはめてみるんです。     関節包性に対してアプローチしたことで、 可動域に変化があれば、 その関節で制限をかけていたのでは、 関節包性の問題であったということが分かります。     それが、違ったらまた、 違うアプローチをしてみる。     言葉はとても乱雑ですが、 「◯◯な鉄砲数撃ちゃ当たる」って、 言葉も聞いたことありませんか??   もちろん、 ただ闇雲に行うってことは"NO"です。   きちんと、解剖学や運動学などを踏まえた上で、 解決方法(テクニック)を行うということが大事です。 →参考「ROM測定よりも大切なこと:https://iairjapan.jp/archives/13708」   ROMのエンドフィール(end feel)を把握することだけに、 執着するのではなく、どうすれば動くようになるのかという点を考えていくのが良いかと思います。   臨床の経験が浅いうちに、 きちんと軸の通った見方を習得しておくことで、 自分なりの評価、治療の土台ができてきます。   ROMの見方などに関しても、 経験年数が増えてきている人は、 きちんと若手にも伝えられるように、 準備できていますか?   股関節や体幹のROM、改善をしっかりさせてあげたいという方は、 https://iairjapan.jp/pelvis ぜひこちらにもご参加ください!   今のうちにしっかりと学んでいきましょう! 最後までお読み頂きありがとうございました。   →【IAIRセミナーページ】 https://iairjapan.jp/calendar write by 渡邉 哲   ◇◆◇◆◇◆お知らせ◆◇◆◇◆◇ IAIRの公式LINEが始まりました! まだ見られていない方は、是非遊んでみてくださいね。 お友達も1200名達成です^^! LINE@特典のクーポンもございます^^ クリック↑ ******************************************************* 一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会 E-MAIL:info@iairjapan.jp HP:https://iairjapan.jp Facebook:https://www.facebook.com/iairjapan/ 渡邉個人Facebook:https://www.facebook.com/tetsu.watanabe.94 Instagram:https://www.instagram.com/iairjapan/ Twitter:https://www.instagram.com/iairjapan/ *****************************************************...

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