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便座から立ち上がる時に、骨盤前傾を促すには?

ハロー!吉田です。 今回は、「便座から立ち上がる時に、どうやったらしっかり踏ん張れますか?」という新人さんからの質問について。 ハムストが硬かったから、SLRを続けてもらった。 SLRの可動域は変わったけど、立ち上がる時に踏ん張れてない。 骨盤ではなくて、腰椎から体幹を屈曲している。 股関節の可動域が広がったあと、どうやったらトイレ動作につなげられるのか?という疑問をよく伺います。 そもそも、骨盤前傾ができないのはハムストリングス の硬さだけなんでしょうか? 今回は、立ち上がる際に骨盤前傾を誘導する評価ポイントを整理します。   ハムストリングスは柔らかい方がいい? 骨盤を前傾するには、 まず股関節が屈曲できることが必要ですよね。 と同時に、ハムストリングスの収縮も必要です。 実は、骨盤前傾時には ハムストリングスが伸長され、 張力は高まり、大きな力を出すことを 棒田ら(1 は報告しています。 結果を要約すると、 左右の骨盤傾斜と股関節内・外旋筋、腰背部筋、ハムストリングスの 柔軟性と筋力の相関関係を調べたところ、 柔軟性と骨盤傾斜に優位な相関関係は見られず、 筋力と骨盤傾斜に相関関係が見られた。 (参考文献(1)より) そうです。 動作中の骨盤前傾では、ハムストリングスは柔軟性を保ちながら筋力を発揮している状態にあった、ということですね。 SLRだけでは改善しないのは、ハムストリングスの筋力発揮が行えていないからかもしれませんね。 では、どうやったらハムストリングス の筋力を発揮しながら 骨盤前傾を促すことができるのでしょうか?   骨盤前傾に必要なこと ちょっと視点を変えてみましょう。 SLRを自動運動で行った時と、他動運動で行った時に 差はありませんか? この違いって、なんで起こると思いますか? 自動運動では股関節屈曲筋を活用し、 他動運動では股関節屈曲筋を活用していない という違いがありますよね。 関節が屈曲するとき、伸展筋は弛緩して伸長するように働きます。 さらに身体を支える必要がある時には、伸展筋は屈曲筋と協調して 筋収縮を保った状態で伸長し、関節を安定させるように働きます。 SLRを自動運動で行う時も同じように、下肢の重みを支えるために 股関節屈曲筋とともに股関節伸展筋(ハムストリングス)が収縮して伸長します。 立ち上がり動作では、主に上半身の重みを股関節で支えながら 骨盤から股関節を屈曲する動きが求められますよね。 つまり骨盤の動きで重要になるのは、 ハムストリングスの柔軟性だけではなく股関節屈曲の筋出力もポイントとなります。 便座から立ち上がる動きであれば、 『軽い抵抗下で体幹を前屈した時、股関節屈曲が行えているか?』 を観察するのも有効です まとめますと、 SLRでの静的ストレッチでは割と高い角度まで足が上がるのに なかなか立ち上がれない…という場合は、 ハムストリングスと協調して股関節屈曲筋が機能していない可能性があるため、 座位での体幹・股関節屈曲筋の活用状況を評価してみてください。 最後までお読みいただきまして、 ありがとうございます! 一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会 OT  吉田頌平   【 講習会情報 】 《 トイレ動作に必要な体幹評価とアプローチ法   》 【講義内容】 立ち上がりに必要な体幹機能 体幹機能の評価と解釈(Finger floor distance (FFD) 検査) 体幹に影響を及ぼす3つの原因(上肢・下肢・体幹深層筋) 問題点に対するアプローチ法 上肢・下肢・体幹深層筋に対するアプローチ お申し込みは、こちら! そのほかの予定もご覧になりたいときは、 下記をご覧ください。 ◆患者さんの問題点を解決する為の研修会 →PT・OT・ST 各限定講座も開催中! [embed]https://iairjapan.jp/kanto-seminarschedule/exp[/embed]     《プロフィール》 整形外科分野にて超急性期~生活期・維持期のリハビリを担当しており、『患者さんの生活に寄り添うリハビリテーション』をテーマに活動している。 「少しでも話しやすい雰囲気を感じてもらえるように」との思いを込めた、オレンジ色のネクタイがトレードマーク。 参考文献 1)棒田 英明.静止立位姿勢における骨盤の傾斜角度に影響する骨盤周囲筋の柔軟性、筋力、筋硬度について.http://www.waseda.jp/sports/supoka/research/sotsuron2011/1K08A189.pdf...

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骨盤後傾の原因になる筋肉は腸腰筋?ハムストリングス?

◆骨盤後傾は症状の原因? 姿勢や動作の観察や分析を少し勉強すると、問題点の一つとして「骨盤後傾位」という評価結果があがってくることが多いですね。 骨盤後傾位(姿勢)が症状、機能制限の「原因」なのか「結果」なのか、見極めていかないことには方向性が立ちません。       例えば、成長期によくみられる膝の痛みは「オスグッド病」という診断がつくことが多いです。   軟骨が剥離していき、その炎症で痛みが出ているとされています。   運動を活発に行っているジュニア世代に多いですが、運動を激しく行っていなくても「成長痛」なんていう風に呼ばれる膝の痛みもこれです。       安静(休息)を取ると痛みが引くことが多く、運動を再開するとまた痛みが出る、というの繰り返すのがよくあるパターンだとか。。。   そんなオスグッド病のケースの多くは骨盤後傾位で運動しがちだそうです。 (小学生サッカー選手におけるOsgood-Schlatter病発症の身体的要因に関する研究)     子供だけでなく、 立ち上がり動作で膝の痛みが出る人 立位保持が安定しない人 変形性膝関節症(膝OA)などで歩行時に痛みが出る人 の立位姿勢や動作を観察すると骨盤後傾位だったりします。     さて骨盤後傾位は膝の痛み、機能制限の原因でしょうか?     ◆骨盤後傾とは? 一応定義上は、 矢状面上(横から見たとき)でASISよりもPSISの位置が2横指程度上にあれば、中間位(ニュートラル)であると言われます。 ASISに対してPSISが2横指以上高い位置にあれば前傾位、1横指よりも低い位置にあれば骨盤後傾位となります。   以上が骨盤の傾きを見る大体の目安になります。     ◆骨盤後傾位になる理由はハムストリング? 骨盤後傾の理由の筆頭に上がってくるのが「ハムストリングスの短縮」かと思います。 関連記事:「ハムストリングスが硬い人は、何故足腰が痛くなるのか?」     確かに、オスグッド病の子供達はSLRで40〜45°くらいだったりします。     ハムストリングスが短縮していれば、起始と停止が近づくことになります。   坐骨結節が膝窩の方に引っ張られるわけなので、空間的に骨盤後傾になります。     骨盤後傾位となると、相対的にASISの位置が高くなります。   大腿直筋の起始と停止の距離が離れていきます。 (脛骨粗面(膝蓋腱付着部)と下前腸骨棘の距離)     そうなれば、脛骨粗面部に伸張応力が加わり、軟骨が剥離していくのは想像できます。 ◆と、いうことは骨盤後傾は結果・・・? 骨盤後傾を生み出したハムストリングス短縮が膝の痛みの原因なのですね・・・?   ここで思考停止してしまうとハムストリングスのストレッチ以外の作戦が出てきません。     他に原因はありませんか???   ◆腸腰筋 ハムストリングスの短縮と同様、骨盤後傾の理由として考えられるのは腸腰筋筋力低下。     大腰筋と腸骨筋からなる腸腰筋は股関節の前方を通ります。   腸腰筋の働きによって骨盤は前傾方向に保たれます。       筋組織が機能的に働くためには「収縮・弛緩(つまり伸び縮み)して筋長が変化」できることが必要です。   習慣的な姿勢や運動は、筋組織をある「一定の状態」に向かわせてしまいます。 膜組織を繋ぐ結合組織で動きが乏しくなり、膜組織間の滑走が失われていきます。       骨盤後傾位は誰もがとりがちな姿勢です。   その姿勢だと、抗重力位で筋活動が少なくても靭帯や関節包のテンションで姿勢保持が可能なので、休息を取る姿勢として選択されたりします。   その姿勢が続いてしまうと、筋機能の低下が起きてきます。       ◆痛みとその姿勢の関係は? 私の臨床経験上、骨盤前傾位でも骨盤後傾位でも関係なく、腸腰筋とハムストリングスの機能不全が起きている時に膝の(下肢の)痛みにつながっている印象があります。     ある姿勢、あるポジションで動いていないことが問題としてあがります。 動かなくなってしまった原因は何なのでしょう?     骨盤前傾、骨盤後傾という姿勢だけに惑わされずに「筋が機能しているか」という視点で評価を進めてみると症状の原因にたどり着けることが多いです。     姿勢の観察自体はさほど難しくありません。 「その姿勢は結果か原因か?」 と考えていくところにちょっとした難しさがあります。     原因か結果かを検証するためには、体に変化を生み出せばいいですね。 つまり動かしてみる(自動でも他動でも)ことです。     体が動くことを意識してもらう取り組み(アプローチ)は、多くの場合「それ」が原因なのか結果なのかを示すので、リハビリの方向性を明らかにしてくれます。     ◆腸腰筋のチェックをするには 端座位で骨盤前傾を保ったまま片方ずつ股関節屈曲運動を試してみてください。腸腰筋機能低下があると股関節屈曲が起こりにくいです。   このとき、MMTのように抵抗を加える必要はありません。     運動を評価していき、「原因」として起きているのか、「結果」として起きているのかを見定めていかないと、「ただ行なっているだけ」のリハビリになってしまいますので、気をつけましょう。     運動は筋収縮によっておきます。 筋収縮によって、周辺組織がどのように動くのか? それを知ることがROM制限や痛みなどの解決にたどり着く近道です。 生きている人間の体で結合組織がどのように動いているのかを研究しているDr. Jean-Claude GUIMBERTEAU先生の講演が日本で初開催されます。 https://iairjapan.jp/dr-jean-claude-guimberteau 自分の行なったリハビリによって、人間の体内で何が起きているか知らないまま、アプローチはできませんよね? 詳細、お申し込みはこちらから →https://iairjapan.jp/dr-jean-claude-guimberteau     https://iairjapan.jp/pelvis     【福田陽介無料メールマガジン】 毎週月曜日11:30にこっそりとお届けしています。登録はこちらから。...

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なぜ歩行時に体幹が側屈し、中臀筋が機能しないのか?

  ハロー! 月曜に登場しております、 「体験を創造する」 関東支部インストラクターの OT・吉田頌平です。 歩行時に一方の下肢が立脚期に入った時、 身体が大きく同側へ側屈する方を 見かけることはありませんか? 中臀筋の機能不全により、デュシェンヌ歩行が 発生していると考察できますが そもそも、なぜ中臀筋が機能しなくなるのでしょうか? 本日は、歩行時の中臀筋について 着目いたします。 デュシェンヌ徴候って? まず、デュシェンヌ徴候とはどんな歩行なのでしょうか? Ingeら(1 は 『一方の下肢へ荷重する際に、 同じ方向へ体幹を側屈させて歩行する現象であり こうすることで、脊柱・上肢の重みを一方の股関節へ寄せ、 股関節外転筋を活用した身体支持を用いずに 重心位置を移動させることができることが特徴。』 と報告しています。 また、股関節外転筋の作用による股関節への圧迫力が減少するため 疼痛回避にもつながり、 さらに、歩行スピードが健常な歩行と比較して 低下するとも報告されています。(1 股関節外転に作用する主な筋は、 ・大臀筋上部繊維 ・大腿筋膜張筋 ・中臀筋 が挙げられます。 これら股関節外転筋が機能することで 股関節痛が発生すると認識しているため、 体幹を立脚下肢と同側へ側屈させて 重心移動を行っている、ということのようです。   効率的に歩行スピードをあげるには? デュシェンヌ徴候が出現している時は 股関節伸展が十分に発生できず、前方への推進力が 減弱することがよく観察されます。 デュシェンヌ歩行の場合、 上肢や体幹の重み(質量)を大きく一側下肢へ偏らせ、 股関節外転筋の筋力に頼ることなく 股関節を強制的に外転位に持っていくことが特徴でしたね。 この時、股関節を安定させるためにハムストリングスを緊張させ、 膝を反張するようになります。 そうなると、重心が後方に残りやすくなり、 前方へ進むパワーがどうしても減弱することになります。 そのため、体幹伸展によって無理やり 重心を前方へ押し出して推進力を生み出すことにつながります。 また、仰臥位での骨盤の前傾によって 大臀筋上部繊維・大腿筋膜張筋の活動が低下し、 また骨盤の後傾によって、中臀筋の活動が低下しているとも 報告されています(2 ので そのままデュシェンヌ徴候を続けていると、 股関節外転筋を作用させないように骨盤をコントロールしつつ 体幹部を伸展させて前方へ進むことに身体が慣れ、 本来の体幹の使い方がわからなくなる、 ということにつながっていきます。 股関節で身体支持を行うと 痛みが出現することが 問題のベースにありますので、 歩行動作の改善のためには 「股関節に荷重しても痛くない」 「歩行時の動き方を再確認できる」 ように、体幹部の使い方を 患者さんが確認できることが 重要になります。 歩行時に必要な体幹機能の評価とアプローチ法は 下記の講座で詳しくお伝えいたします^^   《 【PT限定】歩行時に必要な体幹機能の評価とアプローチ法 》 【日 時】2018年7月14日 10時〜16時 【講義内容】 AM 歩行分析で基本となる3つの見るべきポイント 体幹に影響を及ぼす3つの原因(上肢・下肢・体幹深層筋) 体幹機能の評価と解釈(Finger floor distance (FFD) 検査) PM 問題点に対するアプローチ法 上肢・下肢・体幹深層筋に対するアプローチ   そのほかの予定もご覧になりたいときは、 下記をご覧ください。 ◆患者さんの問題点を解決する為の研修会 ◆効率的にアプローチをするための触診 講習会 ◆リハビリの臨床で結果が出せる上肢の評価と調整 最後までお読みいただきまして、 ありがとうございます! 参考文献 1) Inge HF Reininga et al.Subjects with hip osteoarthritis show distinctive patterns of trunk movements during gait-a body-fixed-sensor based analysis. Journal of NeuroEngineering and Rehabilitation.2012.9(3).1. 2) 吉岡 佑二 他. 骨盤肢位の違いが股関節外転運動における筋力および下肢と体幹の筋活動に与える影響.第45回日本理学療法学術大会 抄録集. 2010.37(2). P2-081...

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椎間板ヘルニア

MRI上”椎間板ヘルニア”があっても 痛みが無い人も多い!!No145

こんにちは。ILPT 主宰 赤羽秀徳です。 前回に引き続き、 今回も「腰椎椎間板ヘルニア」について お届けしていきたいと思います。 なぜなら。。 タイトルのように、 ― MRI上椎間板ヘルニアがあっても、痛みが無い人も多い ― ことを、多くの方に知ってほしいと感じているからです。 … まず、以下の5項目をご覧ください。 ・・ 1:腰・下肢痛を有する(主に片側、ないしは片側優位) ・・ ・・   2:安静時も症状を有する  ・・ ・・ 3:SLRテストは70°以下陽性   (但し高齢者では絶対条件ではない) ・・ ・・ 4:MRIなど画像所見で椎間板の突出がみられ、   脊柱管狭窄所見を合併していない ・・ ・・ 5:症状と画像所見とが一致する ・・ 以上の5項目は、ご存じでしょうか? … これは、 「腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン策定委員会 提唱の診断基準」 です。 つまり、 この5つを満たした時に 「腰椎椎間板ヘルニア」と 診断できる基準ということです。 ◆腰椎椎間板ヘルニア診断基準の内訳 この診断基準の内訳は、 1.2.は、 【問診】により 3.は 【理学検査】により 4.5.は、 【画像所見】により 得られる情報ですね。 5つありますので、 覚える時にも、 問診 2つ 理学検査 一つ 画像所見関連 2つ と覚えると覚えやすいかと 思います。 どれか一つの情報だけでは、 確定診断が難しいとされているので、 5つあるようです。 ◆「ヘルニアだから」 さて、私は臨床で 次のような発言を聞くことが よくありました。 「腰の痛みが続くので、MRIで調べてもらったら  ヘルニアでした」 「私は、ヘルニア持ちなのでしょうがないかな。。。」 など、 つまり、画像上の所見が 今の痛みの原因であると、 「限定」しているような発言です。 あなたは、いかがでしょうか? そのような発言を 聞くことはありますか? ◆椎間板ヘルニアの診断は画像所見だけでは難しい 実は、 【画像上】の「腰椎椎間板ヘルニア」は、 多くの“無症状”の成人にみられる所見である、 といわれています。 腰痛や下肢痛が無くても 画像を撮ると「腰椎椎間板ヘルニア」の 所見がみられるということです。 このことからも、 腰椎椎間板ヘルニアの診断においては、 【問診】および 【理学検査】の重要性がかなり 強調されています。 ◆問診のポイント まず問診では、 腰椎椎間板ヘルニア診断基準の 1:腰・下肢痛を有する(主に片側、ないしは片側優位) を確認するために、 痛みの 部位 および 分布領域 を 丁寧に確認することが重要とされています。 分布領域は、神経根の走行に 一致しているかが大切です。 (各神経根に対応する分布領域が、 あいまいになったときは、 その時、あるいはその日のうちに 手元にある書籍を確認すると記憶が 定着するでしょう) この件に関しては、 次のような研究もあります。 「腰椎椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛 において、病歴と理学所見の意義を検討した meta-analysis(文献総数37編)では、 病歴の有用性を述べた論文は、なかった。 診断に唯一有効であったのは、 疼痛の分布領域であったとしている」 … この研究からも、 問診で、 痛みの【分布領域】を確認することは 外せませんね。 ◆理学検査のポイント 次に、理学検査は、 腰椎椎間板ヘルニア診断基準では、 3:SLRテストは70°以下陽性   (但し高齢者では絶対条件ではない) とされており、 SLRテスト陽性は、有用な所見とされています。 しかし、紹介したい研究があります。 (先ほどの同じ研究の中の報告ですが) 「腰椎椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛 において、病歴と理学所見の意義を検討した meta-analysis(文献総数37編)では、 SLRテストが腰椎椎間板ヘルニアによる 坐骨神経痛に対して信頼性のある徴候であり、 感度(sensitivity)0.85、 特異度(specificity)0.52 であったとしている」 さて、この研究の 【特異度】が、気になります。 … 【特異度】が 高い 評価法では、 ヘルニアでは、ない ケースは、 正しく、ヘルニアでは ない と 判定されます。 逆に 【特異度】が 低い 評価法では、 ヘルニアでは、ない ケースを 誤ってヘルニアと判断し 【偽陽性】の診断がついて しまうことになります。 今回紹介した報告では、 特異度(specificity)0.52 と されています。 したがって、 SLRテスト単独では、 およそ、半数のケースで、 【偽陽性】になってしまうことに なります。 ◆SLRテストの偽陽性を減らすために 皆さんも、 すでに工夫されていたり、 経験があるかと思いますが、 様々な方法により ハムストリングの緊張を緩和することで SLRの可動域が向上することがあります。 例えば、 下記のIAIRセミナーで お伝えしている 腹部に対するアプローチ。 介入前後で、 SLRの角度が改善することが、 多くあります。 https://iairjapan.jp/beginer その他にも、 SLRの角度が改善する方法は、 骨盤からアプローチすることもできます。 https://iairjapan.jp/pelvis これらの、アプローチを行うことにより 【偽陽性】か否かを判断できる評価結果が 増えていきます。 是非、正しい診断の一助にして 頂ければと思います。 ◆まとめ 1.【画像上】の「腰椎椎間板ヘルニア」は、 多くの無症状の成人にみられる所見です。 2.「腰椎椎間板ヘルニア」の診断は、 問診・理学所見・神経学的所見・画像所見を 合わせ、【総合的な】判断が必要とされます。 3.誤った診断である【偽陰性】を減らすために セラピストができる評価・アプロ―チを 広げていきましょう! すべての人々の“ハッピー”のために。 参考書籍: 日本整形外科学会 日本脊椎脊髄病学会 監修 「腰椎椎間板ヘルニア 診療ガイドライン」 改訂第2版 南江堂 国際統合リハビリテーション協会 認定アドバンスインストラクター 複合的腰痛アプローチ IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰 赤羽秀徳 追伸1 偽陽性の方が、「私は、ヘルニアだから」という発言をし あきらめていたらもったいないですね。 あきらめが希望に!変わる 視点をたくさんお伝えしています。 【ILPT腰痛治療セミナー】 今後の各地の日程詳細は、 こちらから>>> https://iairjapan.jp/backpain 追伸2 ILPT腰痛治療セミナー 参加予定者、および 参加者限定に【ILPT便り】という メールマガジンを隔週で配信しています。 ILPTセミナーやILPTメインコースの 予習、復習となるとともに、 【大切な人】との関わり方を より良くするための 内容などをお届けしています。 もし、配信を希望される場合は、 こちらをクリックすると簡単に登録できます。 >>>https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSrpbEvIRnM...

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側臥位で行う、腸腰筋リリースの方法。

腸腰筋と股関節の関係性 みなさん、こんにちは! IAIRの渡邉哲です。 最近、巷でも 体幹トレーニングや筋膜リリースという言葉が、 聞かれるようになってきて、 「腸腰筋」 ってものも、 一般的の方にも広がりつつあるかなと感じています。   ただし、 私たち療法士でも、 きちんと腸腰筋についての知識があるでしょうか??   学校で、筋の起始停止や走行を学んだのは、 いつでしょうか?苦笑。 ただ、国試を通る為に、ペーパー上での理解になっていませんでしょうか??   ここで、簡単におさらいです!   腸腰筋の起始、停止について。 起始:Th12椎体、L1~5椎体、横突起 停止:大腿骨小転子   ですね。 あと、大事なイメージとしては、 股関節の前面(恥骨上枝)を通っているということ。   なにも見ないで、絵がかければ素晴らしいです! ボクは、何度も確認してなんとか書けるようになりました^^; 多くの人は、機能不全を起こしている 筋膜セミナーでもお伝えしていますが、 多くの人は、 腸腰筋の機能不全を起こしています。   腸腰筋の作用は、 股関節の屈曲と外旋が主な作用でしたね。   今現在、多くの人は、 椅子での生活、洋式の生活を取るために、 股関節や体幹を曲げたままでの生活が多くなっているはずです。   なので、 そのまま腸腰筋自体は、 短縮した位置で固くなってしまう事が多いのです。   インナーマッスルでもありますので、 短縮し易い傾向にあります。   筋肉というのは、 伸び縮みをすること、出来る状態であることが、 大切なので、短縮したままでもダメ出し、 伸長したままでもダメですね。     この、腸腰筋の状態を改善するために、 筋膜テクニックでは、 膝を立てた背臥位でのアプローチをお伝えしています。   まずは、このスタンダードでのリリースを 体験してみて頂いてほしいです。   で、このテクニックで、   背臥位からだと手がなかなか入らない。。。   なんて声も聞こえます。   そんな時、効果的なのは、 側臥位からのアプローチです。   腸腰筋のイメージを3Dで。 腸腰筋を横(側臥位)から見るイメージです。   先の腸腰筋の図、 と照らして見てみると、 分かることがあります。   腸骨の内側に沿っていくと、 確実に触れられる。   ということ。   このイメージが出来たら、ばっちりです。 (上記の写真は、側臥位での仙腸関節の調整の図)   このようなポジションをとり、 腸骨の内側から、手を滑らせるような形で、 腸腰筋に触れていくようにします。   背臥位でやるよりも、 腹部の脂肪や内臓が重力の影響で、 下方向に移動してくれるので、 比較的、腸腰筋に触れやすいかと思います。   触れることが出来たら、 後は、待つだけですね。   体格の大きな患者さん、 背臥位で緊張が抜けない患者さん、 呼吸が苦しいという訴えのある患者さん 痛みに対して敏感な患者さん、   などなど、 多くの場面で活用できることがあるかと思います。   ぜひ、一度試して見て頂ければ幸いです。   文章だけじゃわからない・・・。という方は、 セミナー会場に起こしの際に、 インストラクターを捕まえ、体験させてもらってくださいね。   基本が出来ているから、 応用が出来るようになります。   IAIRでのセミナーでは、 基本はぶらさずに常にブラッシュアップしていきます。   また、何か発見などがあれば、 シェアしていきます!   それでは、 最後まで読んでいただきありがとうございました。   →【IAIRセミナーページ】 https://iairjapan.jp/calendar write by 渡邉 哲   ◇◆◇◆◇◆お知らせ◆◇◆◇◆◇ IAIRの公式LINEが始まりました! まだ見られていない方は、是非遊んでみてくださいね。 お友達も続々増加中です^^! LINE@特典のクーポンもございます^^ クリック↑ ******************************************************* 一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会 E-MAIL:info@iairjapan.jp HP:https://iairjapan.jp Facebook:https://www.facebook.com/iairjapan/ Instagram:https://www.instagram.com/iairjapan/ Twitter:https://www.instagram.com/iairjapan/ *****************************************************...

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