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足を組む

足を組む と腰痛になる?ならない?No169

「腰痛になるから足を組まないほうがいい」 ということを聞いたことはありませんか? ・ ・ 実際に、書籍などでも 書かれているのをみたこともありますし そのような話を聞いたこともあります。 果たして 足を組むと、腰痛になるのでしょうか? 足を組む習慣のある人は、腰痛になっているのか? 逆に 腰痛になっている方は、足を組んでいるのか? ・ ・ ◇腰痛の方が 足を組む ことの答えを探る   私が臨床で一番注意していることは、 足を組んでいるから     ↓    腰痛になる という解説をしないようにしています。 足を組んでいることが ・悪 とか ・善 とかではなく、 その結果、何が起こっているのか? その人の体や心の変化や影響を 丁寧に確認した上で、 ご本人の ・今の状態 ・価値観 ・要望 など と合わせて、 答えを一緒に探っていきます。 「腰に良くないので、足を組むのは止めましょう!」 という”アドバイス” これは、 一方的な価値観の押しつけに なってしまいますね。 まだ、信頼関係が得られていない場合、 その言葉のタイミングによっては、 お互いの心の距離は離れてしまう ことが多いでしょう。 ~私生活でもご注意を~ ◇足を組む 影響を確認してみました。 なぜ、足を組むのか。。 実際に確認してみたくなりましたので、 ILPTアドバンスコースの参加者に ご協力いただき確認してみました。 確認した事は、 1.習慣と腰痛の関係   2.足を組みやすい側   3.左右の坐骨での支えやすさ差 ・ ・ 身体状態の評価として   1.自動SLR(背臥位で片脚を20cmあげたときの自覚的な重さ)   2.ハムストリングスの柔軟性    他動SLRにて評価   3.腹臥位での自動股関節伸展 以上の項目。 対象者は、7名。 足を組んで5分座位で過ごしてもらった前後を評価しました。 評価は、私が全員担当しました。 ◇足を組んで過ごしてわかったこと。 その結果 1.習慣と腰痛の関係 足を組む習慣のある方は、3名でしたが、 腰痛がある方は、いませんでした。 2.足を組みやすい側 7名全員が右下肢が上を好みました。 3.左右の坐骨での支えやすさ差 7名全員、左坐骨の方が、 右坐骨より体重を支持しやすい ことがわかりました。 (*左優位の件は、また、いずれ…) そして、 身体評価としては、 1.自動SLR(背臥位で片脚を20cmあげたときの自覚的な重さ) 2.ハムストリングスの柔軟性 他動SLRにて評価 3.腹臥位での自動股関節伸展 の項目を評価しましたが、 細かい結果は、載せません。 ・より、望ましい方向に変化した方。 ・望ましくない方向に変化した方 ・ほぼ変化がなかった方 とばらつきました。 かってな予想としては、 特に、ASLRが自覚的に重くなるのかと 思っていましたが。。。 今回は、 時間が5分でしたので、 30分など、時間が長くなると 身体への影響も大きくなることは 予想されます。   ◇大切なことは“振り返る”こと 改めて、 あることをした後の 身体の変化を感じて 振り返ることが大切ですね。 ・感じる    ・振り返る ・・ 何が、腰に良い 何が、腰に悪い ・・ のでは、なく そのことは、 <自分にどんな影響があるのか>を 気づける こころ、体 が理想でしょう。 自分で 快(楽) 不快 を気づければ そのあとの、行動は、 自ずと変容するでしょう。 子どもが宿題をやるかやらないかも 同じことだと思いませんか? 腰痛という体からのメッセージを 人生に活かしていきたいですね。 そう考えると、 「腰痛になる」という表現ではなく、 「腰痛を感じる」という表現の方が いいのかなとも思いますね。 腰痛は、 単に解消させるのではなく、 腰痛改善法のプロセスから学べることは たくさんあります。 ・結果とともに ・プロセス も重視していきたいですね。 そんな情報もたくさんお伝えしています↓ https://iairjapan.jp/backpain すべての人々の“ハッピー”のために。   **** 複合的腰痛アプローチ IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰 赤羽秀徳 **** 追伸1 ▼【~“ひと”を丁寧にみる~ILPT腰痛治療セミナー】 「今までの常識がくつがえされました!」    「即効性に驚きました!!」    「今回の内容は目から鱗で感動ばかりでした」 などの感想をいただいております。 詳細・受付は、こちらから >>>https://iairjapan.jp/backpain   追伸2 時間や距離的な制約があり、ILPTセミナーに参加できない方は、 セミナー内容のポイント および 東大病院 特任教授の松平浩先生との特別対談を収録したILPT_DVD で学んでいただき、明日から臨床に活かしていただくこともできます。 ★IAIR会員の方はこちらから↓ https://iairjapan.jp/product/ilpt_dvd   ★IAIR非会員の方はこちらから↓ https://www.amazon.co.jp/dp/B07GDPJX65   追伸3   ILPTセミナー・コースの予習、復習となるとともに、 【温かなコミュニケーション】のコツなどもお届けしています。 【ILPT便り】の配信を希望される方は、 こちらをクリックすると簡単に登録できます。 >>>https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSrpbEvIRnM 【IAIR各地のセミナー情報】 からだの症状に対して短時間で解決できる方法を 学ぶコースが各地で開催されています! お近くの会場をご確認ください。 https://iairjapan.jp/calendar...

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ストレッチ

ハムストリングスのストレッチ。こんな間違った声かけをしていませんか?No166

ストレッチング(以下、ストレッチ)は、 筋の過緊張の改善目的や、 身体の柔軟性を取り戻したいときなどに 良く利用されるプログラムの一つかと思います。 臨床でも良く利用される ハムストリングスのストレッチ! ストレッチをするとき、 対象の方にどのような声かけをしていますか? ・・ ・・ ・・ 何かしら声かけをしながら行うと思いますが、 いかがでしょうか? ・・ ・・ ・・ 「では、腿の裏を一緒に伸ばしましょう!   「(手で触れて)ここをストレッチしましょう!」   「張りが感じるところまでゆっくり伸ばしましょう!」 など ・・ ・・ ・・ その結果、 可動域が上がったり、筋の緊張がゆるんだりと 効果がすぐに確認できた場合は、 いいのですが、 もし、効果がすぐに実感できなかったり、 結果が出ていない場合には、 あなたの声かけの仕方を変えることで より良い結果がでるかもしれません。 ◇ストレッチは無駄。もともと体が硬いです。   なかなか効果が出ないときに、 臨床で良く聞く言葉で 「私は、もともと体が硬いです」 という方がいらっしゃいます。 しかし、丁寧に確認してみると ストレッチの方法が適切ではなかったり、 継続的な努力をされていない方が殆どです。 生まれた時から 体が硬い人はいないはずです。 その後の 生活習慣、運動習慣などによって 今の体が出来上がっているのです。 継続的に正しい方法で努力されている方は、 体の柔軟性は、確実に向上しています。 ・・ ・・ では、 ストレッチを行う際の「声かけ」による差を 3種類の方法で実際に感じてみましょう! ◇1.頸部の側屈 まず、一つ目。 座位、または立位で正面を向いて 頸部を左に側屈します。 その時の(自分への)声かけ、 その1) 「首の右の筋をストレッチします ゆっくり首を左に倒しましょう! ・・ ・・ ありがとうございます。 このときの左への倒れ具合や 右首の張り感を覚えておいて下さい。 では、次です。 その2) 「首を左に倒しますが その時、左の首の横が縮まる イメージでお願いします。 では、首を左に倒しましょう! ・・ ・・ はい、ありがとうございます。 ・・ ・・ いかがでしょうか? その1) と その2) どちらが楽に感じましたか? どんな違いがありましたか? ・・ ・・ ◇2.立位での前屈 今度は、立位で前屈をしてみましょう。 その1) 「腿の裏をストレッチします」 「ここ(大腿後面)が伸びる感じで ゆっくり前屈しましょう」 ・・ ・・ はい、ありがとうございます。 このときの 床との距離を、 腿の張り感を覚えておいて下さい。 では、次です。 その2) 「鼠蹊部が縮んでいくのをイメージして 前屈してみましょう!」 ・・ ・・ では、お願いします。 ・・ ・・ はい、ありがとうございます。 ・・ ・・ いかがでしょうか? その1) と その2) どちらが楽に感じましたか? どちらが、床に届きやすくなりましたか? ・・ ・・ ◇3.ハムストリングスの受動的ストレッチ 次は、背臥位で受動的なストレッチの場面を 考えてみましょう その1) 「では、腿の裏をストレッチしますね」 という声かけでSLRをする。 ・・ ・・ 目測で角度を計測する。 ・・ ・・ その2) 「鼠蹊部が縮まるイメージで 一緒に動かしましょう」 という声かけでSLRをする ・・ ・・ 目測で角度を計測する。 ・・ ・・ いかがでしょうか? その1) と その2) どちらのSLRの角度が大きかったですか? ◇声かけによる違いは? 以上、 1.頸部の側屈 2.体幹の前屈 3.背臥位でのSLR において、 声かけの違いを感じていただきました。 3は、今すぐできなかったと思いますので、 次回機会がありましたら 確認していただければと思います。 先日、私がお会いした方からは、 「え!!こんなに違うんだ!!」 「人ってこんなことで変わるんだ!」 とかなり驚かれていました。 ◇どこにフォーカスするか? 前回のメルマガ 『 私が使っていた“慢性的な腰痛”を生む説明!! 』 で、 【痛い や カタいは、 意識した途端に増強してしまいます】 【変化にフォーカスしてみましょう】 とお伝えしました。 今回の内容も ハムストリンクグスを例にとると、 「ハムストリンクスをストレッチしましょう!」 という声かけをすると カタい  に、ファーカスすることになり、 硬さが増強することが考えられます。 その反対が「縮む」ことを 意識していただくことは、 動きを意識していることになります。 生理学的には、 相反抑制が関与していることも 考えられます。。。 ◇一つ一つ検証を 改めて、 ストレッチをする場面で、 ストレッチの対象となる部分を 意識していただく声かけをして いることはありませんか? 正直、私もそのような声かけを していたことがあります。 今回は、ハムストリングスのストレッチを例に 声かけによる違いについてお伝えしてきましたが、 我々が何気なく使っている 一言。 その一言の声かけによって 不必要な筋の緊張を 生んでいる可能性もあります。 そんな、不必要な結果を生まないためにも いつも、 謙虚  に、 そして、 好奇心 をもって 検証を重ねていきたいですね。 すべての人々の“ハッピー”のために。 https://iairjapan.jp/backpain **** 複合的腰痛アプローチ IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰 赤羽秀徳 **** 追伸1 時間や距離的な制約があり、ILPTセミナーに参加できない方は、 セミナー内容のポイント および 東大病院 特任教授の松平浩先生との特別対談を収録したILPT_DVD で学んでいただき、明日から臨床に活かしていただくこともできます。 ★IAIR会員の方はこちらから↓ https://iairjapan.jp/product/ilpt_dvd   ★IAIR非会員の方はこちらから↓ https://www.amazon.co.jp/dp/B07GDPJX65   追伸2   ILPTセミナー・コースの予習、復習となるとともに、 【温かなコミュニケーション】のコツなどもお届けしています。 【ILPT便り】の配信を希望される方は、 こちらをクリックすると簡単に登録できます。 >>>https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSrpbEvIRnM 【IAIR各地のセミナー情報】 からだの症状に対して短時間で解決できる方法を 学ぶコースが各地で開催されています! お近くの会場をご確認ください。 https://iairjapan.jp/calendar https://iairjapan.jp/calendar...

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慢性腰痛

私が使っていた “慢性的な腰痛” を生む説明とは!!

慢性的な腰痛を訴える方の対応で こんなお悩みはありませんか? ・動きは良くなっているのに、  痛みの訴えが続いている!   ・介入後に痛みは減っているけど  ご本人は満足していない!   ・痛みを完全になくしたい!といつも訴えている   ・痛みは治まっているけれど、再発することに過度の不安がある   ・会話するとはいつも痛みの話が多い。 など ・・ ・・ 同じように、痛みがあっても、あまり気になさらず、 自分のやりたいことをされて過ごされている方 もいらっしゃると思います。 長引く慢性的な腰痛 不必要な慢性的な腰痛 セラピストとしても 何とか支援していきたいですよね。 ◇慢性的な腰痛を生む、セラピストの一言 実は、この慢性的な腰痛を生んでるのは、 セラピストの一言かもしれません。 その一言は、 普通に考えれば、当然使うであろう シンプルな言葉ですが、 逆効果になっていることがあるようです。 ・ ・ その一言は、 私も、以前使っていました。 ・ ・・ ・・・ その一言とは、 ・ ・・ ・・・ 患者さん、利用者さんに動作を お伝えするときによく使う一言です。 ・ ・・ ・・・  【 腰に良い 】 ・ ・ ・ えっ なぜ?!! と思われると思います。 ・ ・ ・ 理由の一つは、 ・ ・ 痛みの特性にあります。 ・ ・ 【痛い や カタいは、    意識した途端に増強してしまいます。    変化にフォーカスしてみましょう】 とも言われています。 ・ ・ いかがでしょうか? ・ ・ 【 腰に良い 】という説明。 例えば、 「腰に良い物の持ち上げ方」    「腰に良い座り方」    「腰に良いカバンの持ち方」 など そのように説明されると、 腰に意識してしまいませんでしょうか? ・ ・ (結果的に、その方が改善していれば問題は ないかと思いますが…) ◇人は、選択的な知覚をします。 ではここで、ご紹介したい動画があります。 音声は消しておいても理解できると思います。 すでに、見たことがある方も いらっしゃると思いますが、 無知のつもりで素直にやってみると 改めて気づけることがあると思います。 是非。。。 動画は、 ・バスケットボールのパスの回数を 数えるものです。 白チームの回数をカウントして下さい。 では、こちらの動画をどうぞ!!!(you tubeにつながります) https://www.youtube.com/watch?v=Ahg6qcgoay4 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ いかがでしたか? カウントできましたか? ・ ・ そして、 後半の Moomwalking Bear の話 びっくりしませんでしたか? 私は、まったくMoomwalking Bearが視界に 入ってきませんでした。 あなたは、いかがでしたか? ・ ・ ◇慢性的な腰痛に悩む方への関わり方の基本 さて、ここで改めて先ほどの 【腰に良い】を考えてみましょう! ・ ・ 【腰に良い】という説明は、 本当は、見えなくてもよい Moomwalking Bearを見せてしまっている 説明になっているかもしれませんね。 ・ ・ 本当は、感じなくてもよい感覚 本当は、気にしなくてもより痛み など ・ ・ 【痛い や カタいは、 意識した途端に増強してしまいます。 変化にフォーカスしてみましょう】 ということから考えると、 腰 に 意識 ではなく ・楽に感じるか? ・快適に感じるか? に意識していただく。 そして・・・ ・変化にフォーカスしていただく と となると、   腰に良い持ち上げ方 ではなく  →実際の方法をカラダの使い方を 変えてやってみて、 「どちらが楽にできますか?」 →座り方を変えてみて 「どっちのやり方が快適に感じますか?」 →カバンの持ち方を変えてみて 「どのやり方が、軽く感じますか?」 など ご本人の感覚や感想を確認していく 関わり方が良いのかと思います。 いかがでしょうか? ◇言葉もくすり 誰もが利用者さん、患者さんには、 今よりもより楽に、快適に過ごしていただきたい そう思って関わっていることと思います。 でも、 良かれと思って、 一生懸命説明している その一言が ・不必要な慢性的な腰痛 ・長引く慢性的な腰痛を 生んでいるかもしれません。 そんな具体例も たくさん紹介しています。 https://iairjapan.jp/backpain すべての人々の“ハッピー”のために。 **** 複合的腰痛アプローチ IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰 赤羽秀徳 **** 追伸 ILPTセミナーやILPTメインコースの予習、復習となるとともに、 【温かなコミュニケーション】のコツなどもお届けしています。 もし、配信を希望される場合は、こちらをクリックすると簡単に登録できます。 >>>https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSrpbEvIRnM 【IAIR各地のセミナー情報】 からだの症状に対して短時間で解決できる方法を 学ぶコースが各地で開催されています! お近くの会場をご確認ください。 https://iairjapan.jp/calendar  ...

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立ち上がり

『シンプルで喜ばれる“立ち上がり”のコツ 』No164

患者さん、利用者さんにある動作のちょっとしたコツをお伝えしたとき、 次のような感想を頂けたとの情報を、ILPTプラクティショナーの方々よりいただきました! ・ ・ 「これだったら、できるね!」 ・ ・ 「あっ!楽だね、こうしよう」 ・ ・ 「こんなこと知らなかったわ!」 ・ ・ 「こんなの初めて!」 ・ ・ 「今度、試してみよう!」 など ・ ・ の感想をいただけたようです。 今まで、患者さん利用者さんは、 知らなかった知識、 でも、 お伝えして試していただくと その効果を【実感】され、 次から早速取り入れてみたい、 という感想ですね。 ・ ・ さて、これは どんな動作のことだと思いますか? ・ ・ この動作は、一日に数十回は、行う当たり前のように 無意識に行う動作です! ・ ・ 答えは、(タイトルに書いてありましたが) ・ ・ 【椅子からの 立ち上がり です】 ・ ・   ◇椅子からの立ち上がりでお伝えしたコツ   さて、 椅子からの立ち上がりで、 何をお伝えしたかというと 【腰椎の前彎】をつくることです。 それだけです。 実際に、指示する場面では、 骨盤を前傾させていき、軽く胸を張るように 意識していただくことが多いでしょう。 ・ ・ ご存じのように 脊柱には生理的な彎曲があります。 頸椎は、前彎 胸椎は、後彎 腰椎は、前彎 ですね。 特に、この腰椎の前彎を保持した状態で 椅子から立ち上がって頂いたということです。 情報としてはシンプルですが、 これを知っているか知らないかで 腰痛の発生状況や 腰痛に対する不安が 変わっていることは事実です。 …。 「こんなこと知らなかったわ!」 「こんなの初めて!」 という声がありますので。   ◇椅子からの立ち上がり時の不必要な痛み   椅子から立ち上がることは、生活の中で、 ほぼ【無意識】に行われる動作の一つです。 でも、 あることをきっかけに、 その「立ち上がり」で痛みを 感じでしまうと、 その痛みを感じないように、 その時できる何かしらの 戦略をとるようになるでしょう。 例えば、 1.膝に手をつく 2.椅子のひじ掛けや座面に手をつく 3.後ろに壁があるときは、   壁に手をつく など そのようなパターンを繰り返していると ある弊害が起こることが推測されます。 その一つが筋力の低下。 ご存じのように、 椅子から立ち上がる時には、 下肢、体幹を重力に抗して 伸展する力が要求されます。 それが一番要求されるのは、 臀部が座面から離れる瞬間です。 その時、 1.膝に手をつく 2.椅子のひじ掛けや座面に手をつく 3.後ろの壁があるときは、 壁に手をつく などの パターンを不必要に使うと、 下肢、体幹が重力に抗して働く役割が 少なくてすみます。 それを一日に何回も行うので、 筋活動に及ぼす影響の差は、 時間とともに大きくなって いくでしょう。   ◇腰椎前彎をつくる方法   この情報をもとに指導してみようとすると 腰椎の伸展可動域に制限があり望む結果が 出ないこともあるかと思います。 そこで、座位でできる腰椎の伸展を得る 方法を3つ紹介します。 1.ランバーロールを利用 2.骨盤の前傾後傾を繰り返す 3.両手を後頭部で組み背もたれに寄りかかる という方法です。 では、 それぞれについて 簡単に 解説します。 (詳細は、実際に工夫していただければと思います。) 【1.ランバーロールを利用】 この方法は、以前、 『 座っているだけで腰椎モビライゼ―ション!』でも紹介しました。 タオルを利用する時のポイントは、 ・丸めず ・折りたたむ でしたね。 座位時間が長くなる方には、是非!! ・ ・ 【2.骨盤の前傾後傾を繰り返す】 これも、すでにご存じの方法かと思いますが、 それが実際どれだけ行われているかが 問題だと思います。 何かやるための決まりを作りたいですね。 ・テレビを見ている時であれば、 コマーシャルになったら10回やる ・トイレから戻ってきたら10回やる など。 その方の生活の中に、うまく 取り入れられるといいですね。 ・ ・ 【3.両手を後頭部で組み背もたれに寄りかかる】 この運動は、 胸椎、胸郭の伸展をより 強調できる方法かと思います。 コツは、 肘の開き具合の調整です。 肘を開くと、胸部全面、大胸筋などの 緊張が強くなるので、胸椎への 伸展刺激は、やや減るでしょう。 肘を閉じ気味で行うと 腰椎と胸椎の伸展が得られ やすいいでしょう。   ◇運動指導でモチベーションを高めるコツ   以上のような運動を指導したとしても、 長続きしないこともあるかと思います。 「正しいことが伝わるのではなく  感動したことが伝わる」 とも言われます。 やることは、 シンプルです。 変化や違いを実感してもらうことです。 1.いつもの方法で 椅子から立ち上がって頂く 2.上記の3つのエクササイズなど ご本人の状態により、適した エクササイズを一つ行う 3.再度、 腰椎の前彎を意識して 椅子から立ち上がって頂く ここで、 多くの場合は、実感し、心が動くと思います。 ・ ・ 初めに紹介した 「これだったら、できるね!」 「あっ!楽だね、こうしよう」 「こんなこと知らなかったわ!」 「こんなの初めて!」 「今度、試してみよう!」 など、 心が動く声を聴けると思います。 その時、 前述のように 定期的に実行できるように 支援していただければと思います。 上記のような自動運動が出来ないケースへの 徒手介入による対応の方法は、   こちら↓↓↓↓ https://iairjapan.jp/events/category/exp でも、お伝えしております。   ◇まとめ   椅子からの立ち上がりという 日常の何気ない動作。 この動作に痛みを感じ 不必要にその痛みが長引き 恐怖を感じ苦しんでいらっしゃる方は、 少なくなと思います。 「こんなこと知らなかったわ!」 というケースを減らしていくために 我々が持っている知識、情報を 一緒に広めていきましょう。 すべての人々の“ハッピー”のために。 **** 複合的腰痛アプローチ IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰 赤羽秀徳 **** 追伸 ★シンプルだけど、役立つ情報発信! ILPTセミナーやILPTメインコースの予習、復習となるとともに、 【温かなコミュニケーション】のコツなどもお届けしています。 配信を希望される場合は、 こちらをクリックすると簡単に登録できます。 >>>https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSrpbEvIRnM **** 【IAIRセミナー紹介ページ】 >>>>https://iairjapan.jp/calendar...

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湿布

『その湿布は有効?それとも有害?』No162

  「湿布」 大変馴染みにある“くすり”ですね。 あなたも、一度は使ったことがあるかと思います。 使う理由は、多様だと思いますが… 今まで、あなたはどんな理由で使って来ましたか? ・・ ・・ ・打撲 ・捻挫 ・肩こり ・関節の痛み ・腰痛 など (不思議なことに、欧米ではあまり使われないようですね) … 使用期間はいかがですか? 数日から数週間、数か月とその時の状況により多様だとは思いますが。 ・ ・ では、あなたが、臨床で関わる方ではいかがですか? どんな理由で使っていますか? ・ ・ 使用してる方は、効果はありそうですか? ・ ・ 非常に効果があり、有効活用されていればいいのですが… … 「むしろり、湿布は、使用しないほうが調子が良くなりそうなのに…」 と思うことはありませんか? ・ ・ ということで、 今回は、湿布の使い方について、特に、慢性腰痛のケースに注目し 振り返っていきましょう! ◇湿布の利用は推奨されているのか? そもそも、慢性腰痛の方に湿布の利用は推奨されているのか… 改めて「腰痛診療ガイドライン2012」を調べてみました。 まずは、湿布の定義から   「経皮吸収型薬物送達システムと総称されるものには、 経皮吸収貼付剤(湿布) ローション クリーム 軟膏 などがある。 そのうち、湿布とは皮膚に粘着させて用いる局所作用型の剤形を示し、 皮膚から吸収される薬剤は多岐にわたる。 (中略) NSAIDsを配合したものでは、関節痛や捻挫でのRCTでは有効性が示されているが、 腰痛でのエビデンスの高い報告はない。温湿布(カプサイシン入り貼付剤)で短期間(3週間) では、2件のRCTで効果が認められた」 となっております。 となると、 短期間、温湿布を利用するのは、ガイドラインから 判断すると良さそうですね。 ◇湿布の使用期間とその効果 短期間として、3週間という数字が出来てきました。 実際は、いかがでしょうか? あなたが関わる方の使用期間はどのくらいですか? そして、それをきちんと記録してますか? ・ ・ 私の経験では、長期間利用されている方も 少なくありませんでした。 そして、問題は!! 「使っていて効果はいかがですか?」 と伺うと、 「あまり効果は感じない」 という方も少なくないこと。 不思議ではありませんか? 効果が無いのに長期間しようすること。 他のガイドラインでもよく取り上げられていますが、 慢性期の薬物療法は、<短期間に限る> あるいは、 <まずは薬物療法を用いない治療>を 推奨しているものあります。   ◇長期間利用する理由の一つ   長期間、湿布を利用している方に伺ってみて驚いたことがあります。 それは・・・・ 「湿布はくすりだということ知っていますか?」 と伺うと、 「えっ!そうなんですか?」 「知りませんでした」 という方が、いらっしゃいました。 その割合も、そこそこ少なくありませんでした。 ・ ・ 湿布が薬だと知っていたら、安易に長期間は使わなかったという感想もあります。 くすりであれば、 副作用があることは、多くの方は知っているでしょう。 冷湿布は、体をひやすもの 温湿布は、体を温めるもの というくらいの感覚で使われてのです。 くすりであるという当たり前のことを知っていただき、 その状況に適した使い方をし、 不必要な、多用・連用は、避けていきたいですね。 関連記事:「炎症反応を理解していない人はいませんよね?」   ◇予防として湿布を使用している方も 湿布を予防として活用されている方もいらっしゃいました。 「遠くに外出するから、朝から足(下肢)に沢山貼って出かけまいた」と。 で、 その効果を聞いてみると 「あまり効果はなかった」と そして、その次出かける時には、さらに使用枚数が増していきます。 … 湿布を貼ることで、血流は低下するとされています。 その情報を知っていれば、本人の選択も変わることが期待できます。   ◇効果・副作用の説明の大切さ   あまりに一般的に使われている湿布なので、 改めてその副作用の説明を聞くことも少ないかと思います。 (薬局で説明されているかもしれませんが) 我々は、患者さんに 医師や薬剤師から、副作用の説明を受けているか、そしてそれを普段意識して 使用しているかを確認する責任があると思います。 効果がないといいながら、長期間利用していて不調が続いている方、 あるいは、 前述のように症状の予防として、湿布を使っていて効果を感じていない方等を 減らしていきたいですね。 ◇有効か?有害か?を知れば選択が変わる   その方の今の身体の状況と使用による効果を適切に把握し、 今は、湿布が有効な時期なのか 今は、湿布が有害な時期なのか きちんと情報としてお伝えできれば、 患者さんの選択も変わってくるでしょう! すべての人々の“ハッピー”のために。 **** 複合的腰痛アプローチ IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰 赤羽秀徳 **** 追伸 シンプルな情報でも、知らないだけで、不必要な痛みに長期間苦しむこともあるでしょう。 ILPT腰痛治療セミナーでは、そんな苦しみを生まないために、明日の臨床から役立つ 情報をたくさんお伝えしております。   https://iairjapan.jp/backpain *ILPTセミナーやILPTメインコースの予習、復習となるとともに、 【温かなコミュニケーション】のコツなどもお届けしています。 もし、配信を希望される場合は、 こちらをクリックすると簡単に登録できます。 >>>https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSrpbEvIRnM 【IAIRセミナー紹介ページ】 https://iairjapan.jp/calendar...

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生活習慣病

がん・サルコペニア・糖尿病・… 予防法はシンプル!No154

From: ILPT主宰 赤羽秀徳 前回、2週間前コラムの 『 健康寿命の延伸に!“慢性炎症”という概念 』を お読みいただき、ご興味を持って頂いた方が 多くいらっしゃいましたので、 今回は、 前回のコラムでお伝えした 活動的な生活ではなく “座りっぱなし”の生活による 心身への影響について より詳細にみていきましょう!   ◆活動を維持する   ベッド上の安静による弊害など 安静にしすぎること、あるいは、 活動的ではなくなることが、 心身に及ぼす影響については、 すでにご存じかと思います。 ICFにも「活動」という 項目がありますね。 また、 非特異的腰痛治療の急性期には、 「運動療法よりも 出来る範囲でいつもの活動を維持すること」が、 ガイドラインで推奨されています。   ◆病気の発症率   前回、座りっぱなしの生活が 病気の発症に及ぼす影響の図を 紹介しました。 もう一度確認しておきましょう! 80歳でみてみると 2倍の差がありましたね。   ◆具体的にみていくと   ここで、質問です。 活動的ではない生活の一つとして 座りっぱなしの生活が心身に及ぼす 影響をより具体的にあげられますか? ・・ ・・ ・・ ヒントです。 … 前回は、 有酸素運動は、 鎮痛(疼痛管理)にも そして、 “慢性炎症”を抑え ・癌 ・アルツハイマー病 ・2型糖尿病 ・動脈硬化 などの 予防にも効果がある ことをお伝えしましたね。 ・・ ・・ ・・ ** ということは、 有酸素運動をせずに 活動的でなくなると ・・ ・・ 2型糖尿病 ・・ ・・ 動脈硬化 ・・ ・・ 他には、いかがでしょうか? ・・ ・・ では、 こちらの図をご覧ください。 実は、この論文 前回と同じ論文1)の中にある図です。 是非、この情報も臨床や私生活に 活かしてほしいと思い提示しています。 英語、 わかりますか? すぐわかるのもあれば、 ちょっとわかりにくのも あるかと思いますので、 詳細にみていきましょう!   ◆不活動による病態   代謝性疾患 肥満  二型糖尿病  脂質異常症  高脂血症  メタボリックシンドローム  胆石   循環器疾患 冠動脈疾患  狭心症  心筋梗塞  うっ血性心不全  脳梗塞  間欠性跛行  血小板接着  血小板凝集  アテローム性動脈硬化症  血栓症  高血圧   肺疾患 喘息  慢性閉塞性肺疾患   癌 乳癌  結腸癌  子宮癌  前立腺癌  膵臓癌  黒色腫   神経系疾患 認知機能障害  認知症  学習・記憶障害  うつ病  気分・不安障害  神経変性疾患   (アルツハイマー病    パーキンソン病    ハンチント病)   筋骨格系疾患 変形性関節症  関節リウマチ  骨粗しょう症   骨折 ...

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疼痛

有酸素運動は “〇〇” 管理にも有効! No152

From: ILPT主宰 赤羽秀徳 「有酸素運動」 一般の方にもよく知られている 運動方法だと思います。 代表的には、 屋外では、 ・自転車(サイクリング) ・ウォーキング ・ジョギング など 室内では、 ・エルゴメータ ・トレッドミル ・水中歩行 ・水泳 など があげられます。   ◆ 有酸素運動の目的は?   あなたが、利用さん 患者さんなに 有酸素運動をして頂くとき どんな目的でおすすめしていますか? ・・ ・・ ・・ いかがでしょうか? ・・ ・・ ・・ 一般的には、 ・体脂肪の燃焼 ・血中脂肪の減少 ・血糖値の減少  ・血流の改善 ・心肺機能の維持・向上 ・筋持久力の維持・向上 ・疲労回復 ・ストレス軽減 ・自律神経の調整 などが あげられるかと思います。   ◆疼痛管理の手段として   実は、 近年の研究により 有酸素運動には、 ・内因性の鎮痛の作動効果 が期待できることが 分かってきました1)。 英語でいうと 【 EIH 】 と言われています。 【 EIH 】は、 Execise-induced hypoalgesia の略です。 <induced>は、 「 ~によって引き起こされる」 という意味で、 <hypo>は、hyper の反対 「下へ、低いという意味の接頭語」 <algesia>は、 「痛覚」です。   ◆内因性の鎮痛機構とは…   先の内因性鎮痛機構を もう少し解説しましょう。 主には、二つあります。 * * ・内因性オピオイドの分泌 ・下降性疼痛抑制系の賦活 * * があります。 ・オピオイドは、 脳内の麻薬様物質ですね。 ・下降性疼痛抑制系は、 文字通り、脳から下降性に 疼痛を抑える機能のことで、 最近では、脳内の報酬系である ドパミン神経系(側坐核)の 活性化を介したものも 証明されているようです。   ◆慢性痛に対して   振り返ってみると 痛みが長引く方と 改善が早い方の違いに 有酸素運動を行っているか いないかの差があるかもしれません。 例えば、 サラリーマンの方で、 腰痛があるけれど、 大きな支障はないので 毎朝通勤時に 20分ほど歩くようにしている方 と 腰痛があるので、 大きな支障はないけれど 完全に痛みが無くなってから ウォーキングを開始しようとしている方 つまり、 ・痛みを治すために動くのか ・痛みが治ったら動くのか の違い。   ◆言葉による情報の大切さ   そのような違いを生むのは、 医療従事者からの 一言の情報が要因になっていることが 少なくありません。 医療従事者が ・「無理しないで下さいね」 ・「しばらく安静にしましょう」 というのか、 ・「無理しない範囲で動いていいですよ」 ・「できる活動は続けていきましょう」 の違い。 初めは少しの差かもしれませんが、 それが、積み重なっていくと 数日、数週間、数か月ごには、 大きな違いになっていきます。   ◆有酸素運動の強度   この情報をもとに、 実際導入しようとすると 強度のことが心配になるかと思います。 しかし、<低強度>であっても 疼痛管理の手段としては、 効果が示されているようです。   ◆嫌いな人には、ご注意を   とはいっても、 全員が有酸素運動を好む わけではないと思います。 そこは、本人の意見を聞きながら 本人が納得できる疼痛管理方法を 行っていただければと思います。 ・セラピストがやりたいこと  ではなく ・患者さん、利用者さんが望んでいることを 大切にして頂けらばと思います。 好みでは無いことを強要すると ストレスが増えていまいますので。 シンプルですが、大切な観点です。 ILPT腰痛治療セミナーでは、 効果的に痛みを鎮めるための 多くの情報をお伝えしております。 すべての人々の“ハッピー”のために。 https://iairjapan.jp/backpain 複合的腰痛アプローチ IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰 赤羽秀徳 文献: 1)松原貴子:運動による疼痛制御の神経メカニズム.ペインクリニック35:1655-1661,2014 追伸1 有酸素運動には、その他にも 様々な効果が報告されています。 次回、一緒に学んでいきましょう! 追伸2 多数の登録ありがとうございます! ILPT腰痛治療セミナー 参加予定者、および 参加者限定に【ILPT便り】というメールマガジンを 隔週で配信しています。 ILPTセミナーやILPTメインコースの予習、復習となるとともに、 【温かなコミュニケーション】のコツなども お届けしています。 もし、配信を希望される場合は、 こちらをクリックすると簡単に登録できます。 >>>https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSrpbEvIRnM 【IAIRセミナー紹介ページ】 https://iairjapan.jp/calendar...

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ぎっくり腰

くしゃみで “鼓膜損傷” や “ぎっくり腰” を発症しない為に!No151

From: ILPT主宰 赤羽秀徳 以前、東京のJR線に乗車中、 通路に立っている年配の男性が 思いっきりくしゃみをする場面を見かけました。 その男性のくしゃみの仕方が私にとっては、 「え!!」と驚く方法だったので 今でもその光景をよく覚えています。 その男性のくしゃみの仕方は、 手などで口を覆うことなく 大きな音を立て、 くしゃみと共に力強く前かがみに なる感じでした。 (手で覆うことなく、・・・) そして、 そのくしゃみは、1回では終わらず、 同様の方法で30秒間隔くらいで 3回されておりました。 …。   ◆くしゃみを我慢することの危険   さて、 今回は、くしゃみがカラダに 及ぼす影響についてふれて いきたいと思います。 くしゃみって、突然出そうになりますね。 自宅にいるときは、気楽に好きな方法で できるかと思いますが、 仕事中や外出先などでは、 タイミングによっては、 恥ずかしく感じる時もあり なるべく音が出ないように 鼻をつまんだり、口を閉じたりして、 音がしないようにすることも あるかもしれません。 … しかし、最近 くしゃみを我慢しようと 鼻をつまんだり口を閉じることで、 喉の奥が破裂し、話すことも 飲み込むことも困難な状況になって しまった男性の話題が報告されました。 さらに、 その報告では、 くしゃみを抑えることで、 喉の奥の破裂だけでなく、 両肺の間に空気が貯留する 「縦隔気腫」や 「鼓膜の損傷」 「脳動脈瘤の破裂」 など の危険もあると 報告しています。 ◆理想的なくしゃみの仕方は? この報告のような危険性を考えると 先のJR線内で見かけた男性の くしゃみの仕方にもメリットが ありそうですね。 しかし、 エチケットや飛沫感染のことを 考えると(当然ではありますが) 気になるので、 どんな方法があるのか SNS上で紹介されてのを少しあげてみると、 例えば、 1.ティッシュペーパーなどで、口と鼻をカバー 2.マスクを利用 3.肘でブロック (1.2を準備してないとき) などがあります。 これらの方法は、 今までもされていたことは あるかと思いますが、 今回紹介した報告が警笛を 鳴らしているように、 ・完全に鼻や、口を覆わない ことを意識されると 「喉の奥の破裂」 「縦隔気腫」 「鼓膜の損傷」 「脳動脈瘤の破裂」 を防ぐことがでるようなので、 意識されてみてはいかがでしょうか? ◆くしゃみで、腰痛を発症することも   ところで、・・・ 「くしゃみ」がきっかけで ぎっくり腰を発症したという方を 担当されたことはありますか? 実際に発症された方に お話しをお聞きしていると くしゃみをされた時の 急激な前屈負荷と同時に 痛みが出現していることが多くあります。 急激な前屈負荷により どの組織が痛みの原因になるかは、 人により差がありそうですが、 痛みを誘発する動きは、 急激な前屈動作が影響している ことが多いようです。 ◆ 腰痛を予防するくしゃみの仕方 となると、 腰痛を予防、あるいは悪化させないための くしゃみの仕方は、 「前屈しないで、直立か、後屈で」 が安全でしょう。 腰椎でみると、 屈曲させず、中間位からやや伸展位 でくしゃみをすることを おススメしています。 具体的には、 1.立位では、 片手、や片肘で口を多い 片手は、臀部に手を当て、 やや後屈位で。 2.壁が近くにあれば、 片手を壁に手を着き、 上体が急激に前屈することを 防ぐといいでしょう。 3.座っているときは、 片手を膝や机に着き 上体が急激に前屈することを 防ぐといいでしょう。 ◆ 寝ているときも注意 もう一つ、注意したいのが 臥床時のくしゃみです。 特に連続してくしゃみ(あるいは咳をすると) 腰椎の屈曲負荷が多くなります。 実際に、臥床時のくしゃみや咳が きっかけで発症された方も いらっしゃいました。 臥床時にくしゃみや咳をする時は、 支える壁や机がないので、 可能な範囲で、急激な屈曲を避け、 中間位からやや伸展位を保つよう 意識していただければと思います。 ◆不必要な痛みを鎮めるために くしゃみをするときは、 口や鼻を完全には覆わず、 腰は、中間位からやや伸展位を保つように 工夫していただければ、 不必要な痛みを経験せずに済むと思います。 ILPT腰痛治療セミナーでは、 不必要な痛みを鎮めるための 多くの情報をお伝えしております。 【~“ひと”を丁寧にみる~ILPT腰痛治療セミナー】 https://iairjapan.jp/backpain すべての人々の“ハッピー”のために。 * * 複合的腰痛アプローチ IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰 赤羽秀徳 * * 参考文献: Yang W, et al. BMJ Case Rep. 2018 Jan 15;2018. 追伸1 立位で自分の腰椎が生理的に前彎してい いるか否か知っていますか? きちんと棘突起を触診してみるとすぐわかります! 追伸2   多数の登録ありがとうございます! ILPT腰痛治療セミナー 参加予定者、および 参加者限定に【ILPT便り】というメールマガジンを 隔週で配信しています。 ILPTセミナーやILPTメインコースの予習、復習となるとともに、 【温かなコミュニケーション】のコツなども お届けしています。 もし、配信を希望される場合は、 こちらをクリックすると簡単に登録できます。 >>>https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSrpbEvIRnM...

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子供

子供のすこやかな成長を“口腔”から考える!No150

From: ILPT主宰 赤羽秀徳 2週間前の記事、 『 17年間難渋した頭痛・肩こりの根本原因からの学び!』で、 頬つえのような下顎に対する負荷が、 歯並びに影響を及ぼすこと、 そして、 その影響が、 口の中の問題を引き起こすだけではなく 頭痛 肩こり など   体調不良の原因になっていることもある ということをお伝えいたしました。 … いかがですか? 何か自分で思い当たること、 あるいは、 改めて気づかれたことは ありましたか? … よく見られる例としては、 ・パソコンをしているときの頬杖   ・顔を横に向けたうつ伏せで、下顎が枕や布団にあたっている   ・真下を向いたうつ伏せであごに手を当てている   (患者さんがプラットフォームに腹臥位になっているときなど)   ・うつ伏せで枕に顎をのせ読書   ・唇をかむ   (考えごとをする時や、何か緊張する作業をするとき) などがあるかと思います。 ◆分かっていっても… 正直、 私もすべてやってました。 大学時代は、 うつ伏せで寝るのが大好きで、 寝初めからうつ伏せになっていたのを 今でも鮮明に覚えています。 … 下顎への負荷が歯並びに与える 影響を知ってから、 止められたものもあれば、 まだ、気づくとやっているものもあります。 その方法がその時は、心地よいので。 ついつい。。。 * * さて、今回は、 前回の 『 17年間難渋した頭痛・肩こりの根本原因からの学び!』を 読んで頂いた読者のHさんより 体験談をお寄せ頂いたので、ご紹介しながら、 学びを深めていきたいと思います。 ◆子供の癖 Hさんからは、 Hさんの息子さん、娘さんの癖 について報告をいただきました。 前回は、子供のことにはふれませんでしたが、 子供の癖に気づいてあげられるのは、 一番身近にいる親ですよね。 大人でも 自分で気づきにくいのですから 子供は、自分で気づき修正していく ことはまずないでしょう。 子供の歯並びが悪くなり、 心身の不調につながらないように 早めに対応していきたいですね。 では、Hさんが気づかれた子供の癖を紹介します。 主には、以下の三つ。 まずは、 <頬杖>   1)テーブルの前に座りながらテレビを見るとき               * *   2)うつ伏せで本を読む時             (参考図書より引用)   そして、 <唇をかむ> 3)特に上唇をかむ ことが、観察されたようです。 ◆どう対応するか? さて、これらを観察したらどのように 対応していけばよいか?? やはり、 親としては、お子さんには、 健やかに育ってほしいので 下顎への負荷が 心身にも影響してくることを 知ってしまったら、 何とか癖を止めてほしいと 思うことでしょう。 しかし、・・・ ここで、いきなり、 「そんな姿勢でテレビを見てはだめ!」とか 「うつ伏せで本を読んではだめ!」と言われても、 子供も、困惑してしまうでしょう。 今までは、何も言われなかったわけですし、 何といってもその姿勢は、 その時の子供にとって 心地良いものなので。。。 止める理由が理解できませんね。 そんな姿勢でいると、 肩こり、や 頭痛で苦しむよ といわれてもピンと来ない ですよね。 ◆環境設定 そこで、大切なのは、 【代案】と【説明】 ではないでしょうか。 まずは、【代案】。 ・テレビを見る ・本を読む 事に関しては、 子供が今とは違った姿勢で 心地よく過ごせるような 環境を設定するもの一つの 方法だと思います。 テレビの高さ、距離、方向 そして、 本が読みやすくなる机や椅子 など… 子供と一緒に 子供自身がテレビを快適にみられる環境 本を集中して楽しく読める環境を 創造してみてはいかがでしょうか? * * 次に【説明】。 、 子供の年齢にもよると思いますが、 それをやる理由をわかりやすく やさしい口調で、寄り添いながら 愛情たっぷりと話していくと 理解してもらいやすく、 新たな方法も見つかりやすい のではないでしょうか? 大人になったときに   「もっと早く教えてくれたら  しなかったのに」 といわれないために。 ◆効果的ではない関わり方 あまり、効果が期待できない 関わり方としては、 上記のように 子供と共に創造していくのではなく 「頬つえしちぇだめ!」 「うつ伏せで本読んじゃだめ!」 「唇かんじゃダメ」 というように、 禁止事項を伝えるだけの 関わり方は望ましくないと 思っています。 全ての行動には、 目的があってその人にとっては、 その時最善の行動をしていると されています。 最善の行動を いきなり否定されては、 困ってしまいますし、 悲しくもなるでしょう。 その代案として、 何をしたらよいのか、 その代案でも 本人の目的が達成でいると 素敵ですね。 大切にしたいのは、 ・禁止事項 より    ・やること が、しっかり相手に伝わり 相手が行動できることではないでしょうか。 ◆臨床では 腰痛を訴えている方に、 「長時間座らないように」 という禁止事項のアドバイスより 本人の希望も確認した上て より具体的に 「30分座ったら2分くらい  立ってみるのはいかがですか?」など と「やること」を確認した方が きっと本人は行動しやすいでしょう。 そして、 実際にやってみたら、 心地良さを実感し こちらがうるさく言わなくても、 30分ごとに立ち上がることが 自然とできるようになったら 素敵だと思いませんか? … 頬つえに限らず、 体にとって好ましくない癖を本人が気づき、 その習慣を改善できるように支援していくことは 腰痛改善においても重要だと感じております。 ILPT腰痛治療セミナーでは、 生活習慣(思考習慣・行動習慣)改善の 支援法もお伝えしております。 https://iairjapan.jp/backpain すべての人々の“ハッピー”のために。 複合的腰痛アプローチ IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰 赤羽秀徳 * * * 参考図書 1)筒井照子 著.『顔・からだ・バランスケア』医歯薬出版 * * * 追伸1 頸椎牽引が、患者さんに 及ぼす影響が気になり始めました。 追伸2 多数の登録ありがとうございます! ILPT腰痛治療セミナー 参加予定者、および 参加者限定に【ILPT便り】というメールマガジンを隔週で配信しています。 ILPTセミナーやILPTメインコースの予習、復習となるとともに、 【大切な人】との関わり方を より良くするための内容などもお届けしています。 もし、配信を希望される場合は、 こちらをクリックすると簡単に登録できます。 >>>https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSrpbEvIRnM...

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肩こり

「17年間難渋した頭痛・肩こりの根本原因からの学び!」No149

From: ILPT主宰 赤羽秀徳 ◆長引く頭痛、しつこい肩こり 長引く頭痛、しつこい肩こりに対して 様々なアプローチをしているけど、 なかなか根本的に改善されない… どうしたらいいんだろ? と、悩まれることはありませんか? … 今回は、ある医院で17年間 治療に通い続けた Sさんのエピソードから 一緒に学びを深めていきましょう! ◆〇〇医院で、17年間 Sさんは、 ある治療を17年間続けていました。 続けていたというよりは、 17年間治療に難渋しておりました。 ・・ 通院していたのは、 ・・ ・・ 整形クリニックなどではなく、 ・・ ・・ 「歯科医院」です。 ・・ ・・ Sさんは、 入れ歯の治療のために 通院していました。 ◆繰り返された入れ歯の不具合 治療開始当時、Sさんは47歳。 治療は初めからかなり難渋しました。 入れ歯の具合が繰り返し悪くなったとのこと。 そのたびに調整をしても、 土台の歯がダメになってしまい 10年間に3回も入れ歯を作り 直し、 さらに、 歯の数も減っていき、 上の歯の歯ぐきが下がって 奥歯の根っがすっかり露出 してしまったようです。 主治医の筒井照子先生は、 「どうしてだろう」と思いながら その場しのぎの治療をしては つくろっていたようです。 それから、 7年後には、右上の歯は内側に倒れ込み、 それに合わせて下の入れ歯は、4度目の 作り直しをしたとのこと。 「おかしい、おかしい」 と思いながら17年ほどが経過。。 ◆ある論文との出逢いで 筒井照子先生が ある論文に出会いました! その論文の内容を半信半疑ながら 患者さんにたずねたところ、 特に、自覚はないとの返事。 ところが、 次回の来院時に、 患者さんから【答え】が 出てきました! では、ここで、問題です。 Sさんの入れ歯の治療を 17年間苦しめていた 根本原因は、次の3つのうち どれでだったしょうか?? * * ① よく歯ぎしりをしていた * * ② 右頬に右手を当てる癖があった * *   ③ 唇を引き締める癖があった * * さて、 いかがでしょうか?    歯ぎしり  頬つえ  口唇癖* * 正解は! ・ ・ ② です。 ・ ・ 正確には、 「右横向きでの睡眠中に右頬に右手を当てていた」 でした。   こんな感じです1)             ◆ちょっとした癖が根本原因だった! 「睡眠中に右頬に右手をあてる」 これだけのちょっとした癖が 17年間入れ歯の治療を 難渋させていた原因だったのです。 筒井先生も 「なぜこんな簡単なことに気づけなかったのだろう」 と悔やまれ、 「患者さんに申し訳ないことをした」 と思っているとのこと。   ◆生活習慣の改善 その後、 右手を右頬にあてて寝る癖を止めていただき、 筒井先生が、 狭くなった歯列をもとどおり拡げると、 長年苦しんでいた、 ・頭痛 や   ・しつこい肩こり から解放。。 頬に手をあてるという癖は、 口の中を破壊しただけではなく  全身の体調にも大きく影響を およぼしていたようです。 ◆歯並びを悪くする原因 さて、 あなたは、自分の歯並びを 気にされたことはありますか? きれいな歯並びは、 上の歯も、下の歯も U字型に配列され、 頭尾方向にまっすぐ伸びている 状態と言えるでしょう。 その歯並びを悪くするのは、 指をしゃぶったり、 舌の癖であることは よく知られているかと思います。 なぜ、そのような癖で歯が動くのか? その答えは、 ・持続的な力 にあるようです。 矯正治療では、その原理を応用して 歯を動かしているんですね。 で、今回のSさんの根本原因であった 【頬つえ】のような力では、 歯は、動かない、 もっと、長時間、持続的に力が 加わらないと歯は動かないと 考えられていたようですが、 実は、 1日1時間でも繰り返し 間欠的な力が加わる場合にも 歯が動くことがわかってきたようです!! ◆我々がすべき事   ILPT腰痛治療セミナーなどで お会いする皆んさも セミナー受講中に 頬つえをされている場面を 見かけることが少なくありません。 そして、 今回のことは、分かっていても 私自身が頬つえをしていることもあります。 自分の行動って、意外に 自分では気づきにくいものです。 Sさんのエピソードで紹介したように、 頬つえのように 歯に外から力を加えることは、 口の中の問題を引き起こすだけではなく    頭痛  肩こり など 体調不良の原因になることが 分かってきているようです。 下顎に対する負荷のかけ方には、 注意していきたいですね! すべての人々の“ハッピー”のために。 ↓ 複合的腰痛アプローチ IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰 赤羽秀徳 <参考文献> 1)筒井昌秀・筒井照子著:包括歯科臨床,クイテッセンス出版 2)筒井照子:態癖と生活習慣のアドバイス,筒井塾 追伸1   下顎など頭蓋骨の状態が全身に及ぼす影響を 詳しく解説し、そのアプローチ法を習得していただく セミナーは ↓ https://iairjapan.jp/acm   追伸2 頬つえのような癖を本人が気づき、 その習慣を改善できるように支援していくことは 腰痛改善においても重要だと感じております。 ILPT腰痛治療セミナーでは、 生活習慣(思考習慣・行動習慣)改善の 支援法もお伝えしております。 https://iairjapan.jp/backpain 追伸3 多数の登録ありがとうございます! ILPT腰痛治療セミナー 参加予定者、および 参加者限定に【ILPT便り】というメールマガジンを隔週で配信しています。 ILPTセミナーやILPTメインコースの予習、復習となるとともに、 【大切な人】との関わり方を より良くするための内容などもお届けしています。 もし、配信を希望される場合は、 こちらをクリックすると簡単に登録できます。 >>>https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSrpbEvIRnM 【IAIRセミナー紹介ページ】 https://iairjapan.jp/calendar...

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