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ストレッチ

ハムストリングスのストレッチ。こんな間違った声かけをしていませんか?No166

ストレッチング(以下、ストレッチ)は、 筋の過緊張の改善目的や、 身体の柔軟性を取り戻したいときなどに 良く利用されるプログラムの一つかと思います。 臨床でも良く利用される ハムストリングスのストレッチ! ストレッチをするとき、 対象の方にどのような声かけをしていますか? ・・ ・・ ・・ 何かしら声かけをしながら行うと思いますが、 いかがでしょうか? ・・ ・・ ・・ 「では、腿の裏を一緒に伸ばしましょう!   「(手で触れて)ここをストレッチしましょう!」   「張りが感じるところまでゆっくり伸ばしましょう!」 など ・・ ・・ ・・ その結果、 可動域が上がったり、筋の緊張がゆるんだりと 効果がすぐに確認できた場合は、 いいのですが、 もし、効果がすぐに実感できなかったり、 結果が出ていない場合には、 あなたの声かけの仕方を変えることで より良い結果がでるかもしれません。 ◇ストレッチは無駄。もともと体が硬いです。   なかなか効果が出ないときに、 臨床で良く聞く言葉で 「私は、もともと体が硬いです」 という方がいらっしゃいます。 しかし、丁寧に確認してみると ストレッチの方法が適切ではなかったり、 継続的な努力をされていない方が殆どです。 生まれた時から 体が硬い人はいないはずです。 その後の 生活習慣、運動習慣などによって 今の体が出来上がっているのです。 継続的に正しい方法で努力されている方は、 体の柔軟性は、確実に向上しています。 ・・ ・・ では、 ストレッチを行う際の「声かけ」による差を 3種類の方法で実際に感じてみましょう! ◇1.頸部の側屈 まず、一つ目。 座位、または立位で正面を向いて 頸部を左に側屈します。 その時の(自分への)声かけ、 その1) 「首の右の筋をストレッチします ゆっくり首を左に倒しましょう! ・・ ・・ ありがとうございます。 このときの左への倒れ具合や 右首の張り感を覚えておいて下さい。 では、次です。 その2) 「首を左に倒しますが その時、左の首の横が縮まる イメージでお願いします。 では、首を左に倒しましょう! ・・ ・・ はい、ありがとうございます。 ・・ ・・ いかがでしょうか? その1) と その2) どちらが楽に感じましたか? どんな違いがありましたか? ・・ ・・ ◇2.立位での前屈 今度は、立位で前屈をしてみましょう。 その1) 「腿の裏をストレッチします」 「ここ(大腿後面)が伸びる感じで ゆっくり前屈しましょう」 ・・ ・・ はい、ありがとうございます。 このときの 床との距離を、 腿の張り感を覚えておいて下さい。 では、次です。 その2) 「鼠蹊部が縮んでいくのをイメージして 前屈してみましょう!」 ・・ ・・ では、お願いします。 ・・ ・・ はい、ありがとうございます。 ・・ ・・ いかがでしょうか? その1) と その2) どちらが楽に感じましたか? どちらが、床に届きやすくなりましたか? ・・ ・・ ◇3.ハムストリングスの受動的ストレッチ 次は、背臥位で受動的なストレッチの場面を 考えてみましょう その1) 「では、腿の裏をストレッチしますね」 という声かけでSLRをする。 ・・ ・・ 目測で角度を計測する。 ・・ ・・ その2) 「鼠蹊部が縮まるイメージで 一緒に動かしましょう」 という声かけでSLRをする ・・ ・・ 目測で角度を計測する。 ・・ ・・ いかがでしょうか? その1) と その2) どちらのSLRの角度が大きかったですか? ◇声かけによる違いは? 以上、 1.頸部の側屈 2.体幹の前屈 3.背臥位でのSLR において、 声かけの違いを感じていただきました。 3は、今すぐできなかったと思いますので、 次回機会がありましたら 確認していただければと思います。 先日、私がお会いした方からは、 「え!!こんなに違うんだ!!」 「人ってこんなことで変わるんだ!」 とかなり驚かれていました。 ◇どこにフォーカスするか? 前回のメルマガ 『 私が使っていた“慢性的な腰痛”を生む説明!! 』 で、 【痛い や カタいは、 意識した途端に増強してしまいます】 【変化にフォーカスしてみましょう】 とお伝えしました。 今回の内容も ハムストリンクグスを例にとると、 「ハムストリンクスをストレッチしましょう!」 という声かけをすると カタい  に、ファーカスすることになり、 硬さが増強することが考えられます。 その反対が「縮む」ことを 意識していただくことは、 動きを意識していることになります。 生理学的には、 相反抑制が関与していることも 考えられます。。。 ◇一つ一つ検証を 改めて、 ストレッチをする場面で、 ストレッチの対象となる部分を 意識していただく声かけをして いることはありませんか? 正直、私もそのような声かけを していたことがあります。 今回は、ハムストリングスのストレッチを例に 声かけによる違いについてお伝えしてきましたが、 我々が何気なく使っている 一言。 その一言の声かけによって 不必要な筋の緊張を 生んでいる可能性もあります。 そんな、不必要な結果を生まないためにも いつも、 謙虚  に、 そして、 好奇心 をもって 検証を重ねていきたいですね。 すべての人々の“ハッピー”のために。 https://iairjapan.jp/backpain **** 複合的腰痛アプローチ IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰 赤羽秀徳 **** 追伸1 時間や距離的な制約があり、ILPTセミナーに参加できない方は、 セミナー内容のポイント および 東大病院 特任教授の松平浩先生との特別対談を収録したILPT_DVD で学んでいただき、明日から臨床に活かしていただくこともできます。 ★IAIR会員の方はこちらから↓ https://iairjapan.jp/product/ilpt_dvd   ★IAIR非会員の方はこちらから↓ https://www.amazon.co.jp/dp/B07GDPJX65   追伸2   ILPTセミナー・コースの予習、復習となるとともに、 【温かなコミュニケーション】のコツなどもお届けしています。 【ILPT便り】の配信を希望される方は、 こちらをクリックすると簡単に登録できます。 >>>https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSrpbEvIRnM 【IAIR各地のセミナー情報】 からだの症状に対して短時間で解決できる方法を 学ぶコースが各地で開催されています! お近くの会場をご確認ください。 https://iairjapan.jp/calendar https://iairjapan.jp/calendar...

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骨盤後傾の原因になる筋肉は腸腰筋?ハムストリングス?

◆骨盤後傾は症状の原因? 姿勢や動作の観察や分析を少し勉強すると、問題点の一つとして「骨盤後傾位」という評価結果があがってくることが多いですね。 骨盤後傾位(姿勢)が症状、機能制限の「原因」なのか「結果」なのか、見極めていかないことには方向性が立ちません。       例えば、成長期によくみられる膝の痛みは「オスグッド病」という診断がつくことが多いです。   軟骨が剥離していき、その炎症で痛みが出ているとされています。   運動を活発に行っているジュニア世代に多いですが、運動を激しく行っていなくても「成長痛」なんていう風に呼ばれる膝の痛みもこれです。       安静(休息)を取ると痛みが引くことが多く、運動を再開するとまた痛みが出る、というの繰り返すのがよくあるパターンだとか。。。   そんなオスグッド病のケースの多くは骨盤後傾位で運動しがちだそうです。 (小学生サッカー選手におけるOsgood-Schlatter病発症の身体的要因に関する研究)     子供だけでなく、 立ち上がり動作で膝の痛みが出る人 立位保持が安定しない人 変形性膝関節症(膝OA)などで歩行時に痛みが出る人 の立位姿勢や動作を観察すると骨盤後傾位だったりします。     さて骨盤後傾位は膝の痛み、機能制限の原因でしょうか?     ◆骨盤後傾とは? 一応定義上は、 矢状面上(横から見たとき)でASISよりもPSISの位置が2横指程度上にあれば、中間位(ニュートラル)であると言われます。 ASISに対してPSISが2横指以上高い位置にあれば前傾位、1横指よりも低い位置にあれば骨盤後傾位となります。   以上が骨盤の傾きを見る大体の目安になります。     ◆骨盤後傾位になる理由はハムストリング? 骨盤後傾の理由の筆頭に上がってくるのが「ハムストリングスの短縮」かと思います。 関連記事:「ハムストリングスが硬い人は、何故足腰が痛くなるのか?」     確かに、オスグッド病の子供達はSLRで40〜45°くらいだったりします。     ハムストリングスが短縮していれば、起始と停止が近づくことになります。   坐骨結節が膝窩の方に引っ張られるわけなので、空間的に骨盤後傾になります。     骨盤後傾位となると、相対的にASISの位置が高くなります。   大腿直筋の起始と停止の距離が離れていきます。 (脛骨粗面(膝蓋腱付着部)と下前腸骨棘の距離)     そうなれば、脛骨粗面部に伸張応力が加わり、軟骨が剥離していくのは想像できます。 ◆と、いうことは骨盤後傾は結果・・・? 骨盤後傾を生み出したハムストリングス短縮が膝の痛みの原因なのですね・・・?   ここで思考停止してしまうとハムストリングスのストレッチ以外の作戦が出てきません。     他に原因はありませんか???   ◆腸腰筋 ハムストリングスの短縮と同様、骨盤後傾の理由として考えられるのは腸腰筋筋力低下。     大腰筋と腸骨筋からなる腸腰筋は股関節の前方を通ります。   腸腰筋の働きによって骨盤は前傾方向に保たれます。       筋組織が機能的に働くためには「収縮・弛緩(つまり伸び縮み)して筋長が変化」できることが必要です。   習慣的な姿勢や運動は、筋組織をある「一定の状態」に向かわせてしまいます。 膜組織を繋ぐ結合組織で動きが乏しくなり、膜組織間の滑走が失われていきます。       骨盤後傾位は誰もがとりがちな姿勢です。   その姿勢だと、抗重力位で筋活動が少なくても靭帯や関節包のテンションで姿勢保持が可能なので、休息を取る姿勢として選択されたりします。   その姿勢が続いてしまうと、筋機能の低下が起きてきます。       ◆痛みとその姿勢の関係は? 私の臨床経験上、骨盤前傾位でも骨盤後傾位でも関係なく、腸腰筋とハムストリングスの機能不全が起きている時に膝の(下肢の)痛みにつながっている印象があります。     ある姿勢、あるポジションで動いていないことが問題としてあがります。 動かなくなってしまった原因は何なのでしょう?     骨盤前傾、骨盤後傾という姿勢だけに惑わされずに「筋が機能しているか」という視点で評価を進めてみると症状の原因にたどり着けることが多いです。     姿勢の観察自体はさほど難しくありません。 「その姿勢は結果か原因か?」 と考えていくところにちょっとした難しさがあります。     原因か結果かを検証するためには、体に変化を生み出せばいいですね。 つまり動かしてみる(自動でも他動でも)ことです。     体が動くことを意識してもらう取り組み(アプローチ)は、多くの場合「それ」が原因なのか結果なのかを示すので、リハビリの方向性を明らかにしてくれます。     ◆腸腰筋のチェックをするには 端座位で骨盤前傾を保ったまま片方ずつ股関節屈曲運動を試してみてください。腸腰筋機能低下があると股関節屈曲が起こりにくいです。   このとき、MMTのように抵抗を加える必要はありません。     運動を評価していき、「原因」として起きているのか、「結果」として起きているのかを見定めていかないと、「ただ行なっているだけ」のリハビリになってしまいますので、気をつけましょう。     運動は筋収縮によっておきます。 筋収縮によって、周辺組織がどのように動くのか? それを知ることがROM制限や痛みなどの解決にたどり着く近道です。 生きている人間の体で結合組織がどのように動いているのかを研究しているDr. Jean-Claude GUIMBERTEAU先生の講演が日本で初開催されます。 https://iairjapan.jp/dr-jean-claude-guimberteau 自分の行なったリハビリによって、人間の体内で何が起きているか知らないまま、アプローチはできませんよね? 詳細、お申し込みはこちらから →https://iairjapan.jp/dr-jean-claude-guimberteau     https://iairjapan.jp/pelvis     【福田陽介無料メールマガジン】 毎週月曜日11:30にこっそりとお届けしています。登録はこちらから。...

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