復習!臨床で使用したい精油とは!?
皆さん、こんにちは!生粋のジシュカー(自粛を極めし者の意味)、MART認定講師の山田佳世です!
緊急事態宣言の延長が決定し、臨床現場でのリアルな声が聞こえてくるようになりました。
皆さんの職場はいかがですか?
仕事だから、の一言では済まされない日常になってきましたが、ご自分そしてご家族を守るための行動をしていきたいですね。
そんな状態になったからこそ、癒しを求める方が増えてきている印象もあります。
MARTでお伝えするアロマテラピーも癒しの1つです。
しかし、私たちが臨床していきたいのはメディカルアロマ!
そこで今回は、初級・中級セミナーの復習も兼ねて、精油の選び方についてお話ししていきます!
本日の お品書き | 1:復習!精油の選び方 2:復習!精油の関連法規 3:MARTで使用している精油の紹介 |
1:復習!精油の選び方
今は一般的になってきているアロマテラピー…
精油を取り扱うメーカーやお店も増えています。
特に、東○ハンズや無○良品などは出掛けやすいですし、価格もお手頃、ディフューザーも売っています。
自宅などで芳香浴などをする方には、うってつけだったりしますね。
しかし、それがメディカルアロマの精油として使用できるかと問われれば、かなりNOに近いです。
自宅で、個人で楽しむ、であればそこまで気にしなくても良いかと思いますが、MARTで対象とする方々は基本的に患者様・利用者様です。
そこを踏まえた上で、復習をしていきましょう!!
初級、中級を受講された方は、思い出しながら読んでくださいね!
【復習!メディカルとしての精油の選び方】・学名、採油方法、採油部位が明らかなもの ・芳香成分、残留濃度、屈折率、比重、旋光度について問題がなく、結果を公開しているもの ・ECOCERTやABマークなどのマークやロット番号が付いているもの ・成分分析表を公開しているもの |
メディカルアロマとして使用する場合、これらのものが必須となります。
では、何故それらが必要なのか…
それは、精油の使用方法、成分が取り込まれるルート(4つありましたね!)などが関係してきます。
精油成分はヒトの身体の中に入っていきます。
その時、何が入っているか分からない精油を使うのは非常にリスキーです。
こんなとき、精油のことだけでなく、メディカルアロマを使用する上で生理学や脳科学、化学、心理学、薬物動態学などの知識も必要である、ということが再認識していただけるかなと思います。
特に、【精油】として販売しているのか【アロマ】として販売しているのかによっても違ってきます。
アロマというのは【香り】の事であり、精油とは別のもの(言葉)です。
よく見かけるのは、『よく眠れるアロマ』、『リラックスできるアロマ』などの名称で販売されているものです。
これらについては、しっかりと見極める必要があります。
【精油】は、エッセンシャルオイルと呼ばれ、炭素を骨格とした有機化合物であり、天然の化学物質が数十種類も集まってできています。
しかし、精油表記で販売されていないものや、精油として販売はされていても成分分析表や検査結果を公開していないものの中には、『水』や『界面活性剤』などが混ぜられているものもあります。
メディカルとして使用していく以上、その精油が患者様や利用者様の身体の中に入っても大丈夫なものか、しっかり判断していかなくてはいけませんね!
2:復習!精油の関連法規
さて、ここからは法律についてです。
実は、この辺りが抜けている、忘れてしまっている方は多い印象です。
これは、自分自身、職場を守るためにも必要な知識になってくるので、しっかり復習をしておきましょう!!
【復習!精油の関連法規】・医師法:医師でなければ医業をしてはならない →医師以外が診断してはならない・医療法:疾病の治療をなす場所であって、病院又は診療所でないものは、紛らわしい名称をつけてはならない →開業権との関連もあり・あはき法:医師以外の者で、あん摩、マッサージ若しくは指圧、はり又はきゅうを業としようとする者はそれぞれ免許を受けなければならない →マッサージという言葉の利用をしない・医薬品医療機器等法:厚生労働大臣の許可を受けた者でなければ、医薬品、医薬部外品、又は化粧品の製造販売をしてはならない。何人も医薬品…(略)…効能、効果、又は性能に関して、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない →化粧品(キャリアオイル)などの販売をしない、効果効能に対し言い方を工夫する必要性 |
マッサージという言葉の使用や、精油成分の効果効能の説明…
ちょっと注意しなければなりませんね。
そして、診断については最も陥りやすい部分です。この人この病気だな、というのを相手に伝えてしまったらアウトです。そうではなく、診察を促すなどの工夫をしていかなければですね!
特に、臨床でメディカルアロマを利用していきたい、利用している皆さんには、この辺りも把握し、実行できるというのを上司や医師など導入のプレゼンテーションでお伝えできるのが理想です。
3:MARTで使用している精油の紹介
さて、
次は、よく初級セミナーなどで聞かれる質問に多い部分です。
MARTで使用している精油は、プラナロム社の精油になります。
代替医療の本場であるフランスでも流通されています。
ここの精油を利用する理由としては、品質がよく、しっかりと安全確認がされているという点です。
成分分析表はもちろん、その他の検査もしっかりされており、安心して使用できる精油かと思います。
特に、プラナロム社の正規輸入代理店である日本の健草医学舎では、念には念を入れて日本国内で再検査を行い、より正確に安全な商品を取り扱っているとのことです。
精油を取り扱うメーカーは多くありますが、
・メディカルとして使用できるものか
・分析規定や安全性があるか
は、しっかりとご自分で確認をすることをお勧めします!
今回も最後までお読みいただき有難うございました。
MART認定講師
理学療法士 山田佳世
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