【エピソード】キャッチボールを断っていた患者さんが、笑顔でボールを投げた日

こんにちは。
作業療法士の齋藤信です。

 

レクリエーションでキャッチボールをしていると、

「私はいいです」

と見学される患者さんがいました。

 

最初は、
人付き合いが苦手なのかな。
意欲が低いのかな。

そう考えていました。

 

しかし、
実際に身体を確認してみると、
肩が十分に上がっていませんでした。

 

ボールを投げたくないのではなく、

「投げられない」

それが本当の理由だったのです。

 

身体への介入を行い、
肩の動きが改善すると、
その患者さんは自然と輪の中へ入ってきました。

 

久しぶりに笑顔でキャッチボールをしている姿を見た時、
改めて感じたことがあります。

 

私たちが支援しているのは、
肩ではありません。

ボールでもありません。

その人が、

「やってみよう」

と思える生活そのものです。

 

身体介入は、
関節を動かす技術ではありません。

作業へ戻るための橋をかける技術です。

 

精神科OTだからこそ、
身体の変化を、
生活の変化へつなげられる。

 

私はそう考えています。

 

次回は、
「身体介入は個別だけのものではない」
というテーマでお届けします。

作業療法士 齋藤信
OT 齋藤 信

 

作業療法士向けセミナー紹介

精神科作業療法士向け身体介入講座

講座名: 精神科作業療法士のためのアプローチ実技セミナー

日時: 10:00〜16:00
(1日目:2026年7月12日 / 2日目:2026年8月16日 / 3日目:2026年9月20日)

会場: WIJスタジオ(東京都港区南青山3-5-2 南青山第一韮澤ビル2F / 表参道駅から徒歩7分)

持ち物: 筆記用具、施術がしやすい服装

申込期限: 各開催日の2日前まで

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