最近食べて感動したものは、アイスバインでした!
こんにちは、MARTインストラクター・理学療法士の小長谷佳世です!
皆さん、アイスバインってご存知ですか?
私は、つい最近食べたのですが、非常においしい!(笑)ドイツの家庭料理の一つで、塩漬け豚のすね肉を香味野菜や香辛料と数時間煮込んだものみたいです。
そのアイスバインをレストランで食べたのですが、そこのレストランは土曜・日曜は全席禁煙でした。私が食事している時に来たお客様の中には、全席禁煙と聞き、受付をせずに帰られる方も…
土日はお子さん連れも多いですし、そういう対策もあるのかもしれません。
もちろん、煙草の香りが苦手…食事中に嗅ぎたくない…そんな事もありそうです。
さて、ここで皆さんに質問です。
『香害』という言葉、ご存知ですか?
今回は香りを扱う療法士として、MARTセミナーを振り返りつつ、気にかけておいていただきたいことをお話していきます。
本日の
お品書き |
1、香害とは
2、香りの感じ方は人それぞれ! 3、復習!精油の選び方! |
1、香害とは
最近では一般的になってきた『香害』という言葉…
きっと、皆さんにも経験があるかと思います。
香害とは、『香水・香りつき洗濯洗剤・柔軟剤などの人工的な香料に含まれる香り成分に起因し、頭痛やアレルギーなどの症状が誘発され、健康に害を受けることである』といわれています。
普段から何気なく使っている洗剤や柔軟剤、トイレの芳香剤…
煙草や香水の香り…
そういった香りに不快感を抱き、身体症状まででる方は少なくないようです。
- 柔軟剤の香り成分の含有量、使用量の変化に伴うタオルへの香り成分残存量と香りの強さに関する商品テストが実施され、柔軟剤の香り成分には海外の化粧品に関する法令でアレルギー物質として表示が義務付けられている成分や、揮発性有機化合物(VOC)である成分が使用されていることが判明(静岡県環境衛生科学研究所、2014)
- 市販の高残香性衣料用柔軟仕上げ剤20製品を対象として、それぞれの製品から抽出した揮発性の成分を評価したところ、うち18製品が侵害受容器であるTRPイオンチャネルの一種TRPA1の活性化を対照群の2倍以上引き起こすことが明らかとなり、柔軟仕上げ剤中の香料成分がTRPイオンチャネルの活性化を介して気道過敏性の亢進を引き起こす可能性が示唆された(香川聡子・2014・家庭用品中の香料成分によるヒト侵害受容器TRPA1の活性化・日本毒性学会学術年会)
- TRPA1の活性化が、炎症や疼痛の発生、呼吸器症状や循環器症状および神経毒性に関与(米国毒性学術年会、2016)
- 「人工的な香料のにおいで頭痛、吐き気、関節痛など体調不良になったことがありますか」という質問には、59%が「ある」、41%が「ない」と回答(無添加石けんメーカー・シャボン玉石けん、2016)
上記のような研究、調査もされているようです。
日常生活で使用するもの、選ばなければ…と思いますね(;゚Д゚)
化学は発達し、香料を芳香分子で合成して作るものが増えました。
なぜ、香りづけが必要なのか…
シャンプーや石けんには、香りがついているものが殆どですよね。
それは、もともとシャンプーや石けんの基材となるものの臭いを消す為に、香り付けをするのです。
臭いを匂いで誤魔化す…不思議な感じですね。
2、香りの感じ方は人それぞれ!
さあ!!ここから、MARTセミナーの復習をしていきましょう!(笑)
4つのルート、覚えていますか?
その中から、大脳反応を思い出してみましょう。
香りは、脳へダイレクトに反応しますよね。
その速さ、0.2秒といわれています。
大脳辺縁系には、偏桃体があります。
偏桃体で快・不快(好き嫌い)を判断します。
香りを嗅いで、これは好き!これは嫌い!と即座に反応できるのは、こういった脳の働きがあるからです。
柔軟剤や芳香剤などの香りの好き嫌いも、この偏桃体が関係しています。
好き嫌いだけなら別にいいじゃん!!と思われるかもしれませんが…
ここで考えなければなれないことは、その柔軟剤に含まれている『香料』の成分が何か、です。
香りの分子は、容易に身体の中へ入ってきます。
それについては、こちらのコラムをご参照ください。
( http://iairjapan.jp/mart/2018/03/22/1542/ )
3、復習!精油の選び方!
日本では、精油は雑貨扱いというのは皆さんご存知かと思います。
雑貨扱いの為、100円均一にも売っている事があります。
しかし、そういったものには天然成分以外にも人工的なものが使用されていることがあります。
メディカルアロマでは、そういったものは使用しません。
身体に入る、と思うと100均のものは躊躇しますよね…
さて、初級や中級では、精油の選び方を知ったかと思います。
思い出していきましょう!!
・学名、採油方法、採油部位が明らかなもの
→これは鉄板ですね!遮光瓶にも記載されています。(記載がないものはマズイです)
・成分分析結果を公開しているもの(成分分析表)
→公開していないものが多いです。(ということは…)
その他にも、ECOCERTやABマークがついているものもあります。
メディカルアロマで使用するものは、これらが明記されているものが良いとされます。
精油の中には、抽出時に溶剤を使用しているものがあります。
そういったものを、アブソリュートと言い、ローズやジャスミンなどがありますが、メディカルアロマでは使用しません。
それは、抽出時に使用した溶剤が100%完全に取り除かれていない可能性があるからです。
メディカルでローズを使用する場合には、ローズ・アブソリュートではなく、ローズ・オットー(水蒸気蒸留法)を使用するのが良いです。
いわゆるアロマと呼ばれて販売されているものには、上記のようなものが適応されていないものもあります。
セミナー内でも、嗅ぎ比べをしましたが、精油のグレードによって香りはまったく違ってきます。
より洗練された精油は、良い香りがしましたね!
柔軟剤と精油を嗅ぎ比べても面白いです。
香害と呼ばれてしまうほど、人は良いものとそうでないものを嗅ぎ分けます。
それは、その成分が身体に入り、身体が反応しているからです。
身体に入れるならば(香りは選択の余地なく身体に入ってしまいますが)、良いものを使っていきたいですね。
それは、食べ物も香りも同じです。
普段何気なく使っているもの…
手に取ってじっくり見てみると、新たな発見があるかもしれません(^^♪
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
MARTインストラクター
理学療法士 小長谷佳世
追伸:
良ければMARTの事務局、aroma@iairjapan.jpにコラム内容の希望をご連絡ください^^
皆さんの知りたいことを、ここで伝えられる範囲でお話ししていこうと思います。
【アロマが気になるけどちょっと知ってみたい!】
という方にはMART初心者用無料メール講座(7日間)がオススメです!
ご登録はお気軽にどうぞ^^!
→ 無料メール講座を受け取る
また、MARTのHPには実際の講座の様子やインストラクターのコラムが見れます!
→ コラムをブログで読む
→ コラムをFacebookで読む
新年のスタートダッシュに、脳から心身に介入する、メディカルアロマ × リハビリ《MART》 で学んでみませんか!?
MART4期の受付は以下に開始しておりますので、どうぞご参考にしてください。
・初級編:『メディカルアロマに触れる・実感する』
名古屋:2/4(日)、東京:2/25(日) 、大阪:3/4(日)
北海道:3/25(日) 、九州:4/29(日)
今期は終了いたしました。
>> 詳細を見る
・中級編:『メディカルアロマをより深く知る・生理学を学ぶ』
北海道:5/26-27(土日)、大阪:6/16-17(土日)
時間:10時〜16時(開場:9時45分)
今期は終了いたしました。
>> 詳細を見る
・上級編: 『メディカルアロマをより応用的・実践的に学ぶ』
名古屋のみ開催:前半8/18-19(土日) 、後半9/22-23(土日)
時間:1日目 10時〜16時30分
2日目 9時30分〜15時 (前後半同様)
初級、及び中級の修了者のみ受講が可能です。
>> 詳細を見る
お友達や同僚など、メディカルアロマに興味を持っていらっしゃる方はおりませんか?
もしそんなお知り合いがおりましたら、ぜひこちらの無料メール講座をご紹介ください♪
初心者の方でもお気軽に読める内容となっております^^
”医療やリハビリに 信頼できるアロマテラピーを”
Copyright(C)2011 国際統合リハビリテーショ ン協会 Allrights reserved