スタッフコラム

体幹コントロールといえば、噂の【丹田】知ってますか?

体幹コントロールといえば、噂の【丹田】知ってますか?

みなさんこんにちは! 

IBW女性部門の比嘉菜津美です。

今回は、筋肉の少ない女性も、はたまた、筋肉はあるけど更に身体を上手くコントロールしたい方の為に、実際のエクササイズ方法をお伝えします(*^^*)

 

私は大学では合唱部に所属していました。

その時声楽家の先生が、意識する場所は【丹田】であると教えてくれました。

 

丹田とは、臍下三寸(ヘソから拳一個分くらい下)の、丁度体の中心部に位置する場所で、東洋医学的には下丹田といいます。

実はこれ、この時は気づいていなかったのですが、丹田は武術や書道・茶道など、所作の洗練されたものには必ずついて回る考え方でした。

西洋医学的に考えると、アナトミートレインなどでは筋筋膜経線の重なる場所が上前腸骨棘と言われていますが、
臍下3寸はまさに上前腸骨棘のライン上にあり、下肢の動きをコントロールする大腰筋と腸骨筋もおおよそこのラインの高さで重なりあっています。
ついでに言うと、この高さは体幹の安定性を高める腹横筋も外部から触れる位置になりますね。
 
 
つまり、この丹田に下半身の筋の張力が集約され、また体幹のコントロールもしていることがわかります。
 
 
 
前置きはこれくらいにして、本日はこの丹田を意識する方法をお伝えします。
  
①足を肩幅程度に開き、高めの椅子に浅く腰掛けます。
 
②腰椎が前弯しないように要背部に触れ、同時に丹田に手を当てます。
 
③この姿勢のまま尾骨を巻き込むイメージで下腹部を引き上げていきます。
 
④姿勢が作れたら、両手で丹田を触り、円を描いていきます。
 
 
①〜④で丹田の周りが安定している感じがすれば、OKです。
これだけでいいの?と思うかもしれませんが、姿勢保持は微細なバランスを保って筋が協調的に働いているため、主動作筋のような大きい収縮が起きるわけではありません。
 
そのため、内観力がとても重要になってきます。
 
 
①〜③は内観が首となりますが、④は上肢の動きが入るため、少しわかりやすいかと思います。
 
 
まだ慣れておらず分かりにくいという場合は、上前腸骨棘の高さでゴムベルトをしてみてください。
 
 
これは、実は昔の日本人はしっかり使い込んでいた方法です。
武士の方々が履いていた袴、これを締めるのがこの位置でした。
また、女性の着物も帯を結ぶ前に留める帯紐でしっかり同じ部分を締めています。
 
このように、古き慣わしは西洋的な新しい知見によって理にかなっていたことが分かるようになってきました。
 
 
このようなことが私自身はとても興味深いですし、古人たちの知恵でありエッセンスであると思います。
 
 
 
さて、本日は筋肉の量ではなく、使い方の質の一部をお伝えしました。
ぜひ試してみてもらえればと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。

IAIR東海副代表
作業療法士 比嘉 菜津美

 

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