国際事業部

『空気を読め!』その難しさと危険性【国際事業部 Step.45】

IAIR(国際統合リハビリテーション協会) 国際事業部より   ハロー! IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。 私のコラムでは、 「海外のリハビリ事情」をテーマに 海外でも療法士として 活躍したいと思っている方、 海外から来られた患者さんとの対応に 困っている方へ お届けして参ります。   【自己紹介】 初めてお会いする方も いらっしゃると思いますので 簡単に自己紹介をさせていただきます。 私は2012年に 作業療法士免許を取得し、 同年6月にカナダへ留学いたしました。 2012年11月より、 カナダのクリニックへ 1年間勤務したのちに帰国、 その後は急性期〜生活期の方々を対象に 整形外科の病院・クリニックで 働いております。 現在は、 IAIR関東支部で インストラクターを務める傍で 国際事業部を担当しており、 IAIRの国際化を推進しています。   【本日のテーマは?】 本日のテーマは、「空気」です。 日本では特に「空気を読め!」と言われることがありますが、 いまの臨床現場で、これを行うことって 実はけっこう難しいものがあるんです。 本日は、空気を読むことを客観的に分析してみます。   【そもそも『空気を読む』の意味は?】 「空気を読む」とは、どういうことでしょうか? 文化人類学者のエドワード.T.ホールによれば、 言語的コミュニケーションは 「コンテクスト(文脈)」の高低によって 分類される、と考えられています。 文脈とは、 「言語・価値観・論理的思考・好み・共通の知識・体験/経験」 に基づいて表現される言葉のことを言います。 そして言語を用いずに相手の分脈を考慮したコミュニケーションの割合が 各地域で異なる、と言われています。 具体例を写真に挙げていますので、 ご参照ください。 日本は特にハイコンテキスト文化であり、 つまり、極力少ない言葉で、かつ相手の文脈を理解しながら コミュニケーションを取ることが求められる文化である ということです。   【現場に存在する文脈??】 リハビリ現場で求められる 「文脈」について考えてみます。 病院を例に挙げると、 まず部署内で勉強していることが各自で異なりますので どんな知識や経験があるのかを知る必要があります。 看護部や薬剤部、医局、ケアマネージャーなど、 各専門性が強い部署が どんなことを行なっているのかを 正確に把握することが必要です。 そして、患者さんとそのご家族が どんな生活をされてきたのかを 深く汲み取ることが求められます。 もっと言えば、 経営陣はリハビリ科をどう見ているのか… 病院が地域でどんな立ち位置にあるのか… などなど、いろんなことが考えられますが、 一旦置いておきましょう。 こうして見ていくと、 「空気を読んで行動しろ!」ということは 非常にハイレベルな要求であることが 伺えますね。 また、相手の行なっていることを正確に理解するには 自分自身がもともと持っている思い込みと 相手との認識のギャップに気づくことも重要です。 PTさんのイメージに関して 面白い報告がいくつかありましたので、 例としてご紹介します。 「PTだから、精神のことは求められないでしょ」 と思っていたら、 オーストラリア西部にあるPTが所属する75施設のうち 31施設は毎日、57施設は毎週、 精神領域のリハビリをPTが担当していたり、(2 PT・OTの学生さんが、お互いの特徴を表すと 「PTさんは、誇り高く(悪く言えば自分を過大評価し)て、 情熱的(悪く言えば負けず嫌い)で、 緻密(悪く言えば厳しい)イメージがある」 「OTさんは、柔軟(悪く言えば弱々しくて、消極的)で、 意図をもって行動できる(悪く言えば面倒くさい) イメージがある」と回答していたり、(3 イギリスのリハビリテーション部に所属する 経験豊富な看護師さんから見て、PTさんは 「動作に関する専門知識や技術が豊富で、とても頼りになるけど 看護部が、『最終決定を下さなければならない重圧の中で 働いている』ということを十分理解してくれていない」 と感じていたり。(4 同職種同士がそれぞれ持つイメージについて 研究したものはありませんでしたが、 『まさかそんな風に思っていたなんて!』 と思う部分はあったんじゃないかと思います。 それだけに、相手の背景を知る努力は とても重要になってきます。 言い方を変えれば、 空気を読む行動ばかりだと 非常にリスキーである、とも言えます。 そのため、自分の考えや行動を 言葉で言い表すことが重要であり、 かつ相手の考えを言葉で確認することも 重要になってきます。 患者さんが相手になると、 ますます言葉での確認は重要となります。   【患者さんの主訴を把握してますか?】 リハビリを続けていると、 いつの間にか、患者さんのDemandではなく 「アライメントを整えること」など、 セラピストのneedに沿って リハビリが進んでいることって、 ありませんか? needも大切ですが、Demandにつながるが前提にあって needは活きてきます。 最終的に、患者さんと目指すゴールはどこなのかを 明確にしていくためには、 常に患者さんの主訴を把握することは大切です。 なので、まずは相手の話を「傾聴」することが 重要になります。 評価は、患者さんの主訴をベースに 行なっていきます。 そして評価したポイントを抽出し、 相手に伝わるように即座に変換できることが 次に重要になってきます。 そのため、自分の話したいことを 瞬時に短くまとめる力が必要になってきます。     もし、臨床現場で 『目的の振り返り方がわからない…』 『いつの間にか、脱線しちゃう…』 『自分がどんな考えをしているのかが、わからない…』 『患者さんに、肝心なことをいつも聞きそびれてしまう…』 と、思われることがありましたら 「相手の話を傾聴すること」と 「自分の意見をまとめること」 の2つをまず意識してみてはいかがでしょうか?     もし、それでも難しい…と感じられたときは 英会話のエッセンスを取り入れて、 話す練習をしてみませんか? 実は、英語は 「要点をまとめて、簡潔に話すこと」 に特化した言語なので、 自分が何を考えているのかを意識でき、 話の要点をシンプルにまとめながら話したり、 相手の話を聴くことができます。 私自身、カナダで英語で患者さんと話しているときは、 自分自身の態度や考え方を 冷静に観察できていたことを覚えています。 そのエッセンスを 普段の生活場面でも活かせるように 3つのポイントに落とし込んだものが、 療法士のための英会話講座【YES! プレセミナー】となっています。 この講座では、英語を活用いたしますが、 英会話が苦手な方でも 楽しく学べる内容となっておりますので、 ぜひ、ご検討ください。 *********************************************** 療法士のための英会話講座【YES!】 》》》https://iairjapan.jp/yes (本講座は、対面式オンラインセミナーです。) 《 プログラム一覧 》 YES!プレセミナー 【 内 容 】 ・英会話をマスターするための《3つのルール》 ・勉強のための英語を、話すための英語に変える方法 ・高速でリスニング↔︎翻訳できるマインド養成法 ・考えたことを、英語でシンプルに伝える 【 開 催 日 時 】 《第12回目》 日時:2018年7月20日(金)20:00 ~ 21:00 《第13回目》 日時:2018年8月3日(金)20:00 ~ 21:00 《第14回目》 日時:2018年8月17日(金)20:00 ~ 21:00 《第15回目》 日時:2018年9月7日(金)20:00 ~ 21:00 《第16回目》 日時:2018年9月21日(金)20:00 ~ 21:00 【YES!プレセミナーへのお申し込みは、こちら】 ************************************************ *参照資料 ( 1 )  エドワード.T.ホール.文化を超えて. 1993. ( 2 )  Joanne Connaughton et al.Do Physiotherapists Have the Skill to Engage in the “Psychological” in the Bio-Psychosocial Approach?.Physiother Can. Fall 2016. 68(4). 377–382 ( 3 )  Streed CP et al.Stereotyping between...

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患者さんを、どんな視点で見ていますか?【国際事業部 Step.44】

IAIR(国際統合リハビリテーション協会) 国際事業部より   ハロー! IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。 私のコラムでは、 「海外のリハビリ事情」をテーマに 海外でも療法士として 活躍したいと思っている方、 海外から来られた患者さんとの対応に 困っている方へ お届けして参ります。   【自己紹介】 初めてお会いする方も いらっしゃると思いますので 簡単に自己紹介をさせていただきます。 私は2012年に 作業療法士免許を取得し、 同年6月にカナダへ留学いたしました。 2012年11月より、 カナダのクリニックへ 1年間勤務したのちに帰国、 その後は急性期〜生活期の方々を対象に 整形外科の病院・クリニックで 働いております。 現在は、 IAIR関東支部で インストラクターを務める傍で 国際事業部を担当しており、 IAIRの国際化を推進しています。   【本日のテーマは?】 本日のテーマは、「認識」です。 先日、ある患者さんから 「たまたま隣に座った全然知らない人に、 『なんでリハビリ頑張んないの?もっとやんなきゃ!』 って待合室で言われて…もうアッタマきちゃって!」 との体験を教えていただきました。 この患者さんにアドバイスをされた方も リハビリを受けるために来院されている方で、 いつも待合室で、いろんな方へアドバイスをされる様子を 何度も見てきました。 特に悪気があるわけではないんですが、 歯に衣着せぬストレートな物言いでアドバイスされるため たまにイラっとされる方もいらっしゃるようでした。 そういえば、私も以前 「あなたの言葉は冷たい!キライ!」 と、利用者さんから言われ、 自分は何も悪いことをしたつもりがないので 何も言えなかった経験があります。 なぜ知らないうちに、患者さんや利用者さんに 嫌われたり、拒否されるようになるのか? 改めて過去の自分を客観的に考察してみました。   【嫌い/拒否が発生する理由?】 そもそも、嫌い/拒否といった気持ちが起こるのは ナゼなんでしょうか? 「対人魅力」をキーワードに、 まずは嫌いだと思う気持ちが発生する心理的背景を考察します。 ある研究では、 現在あるいは過去において嫌いだと感じた 自分と同性の特定の人を1人思い浮かべ、 項8カテゴリー・74項目に及ぶ評価シートにて 自分に生じた嫌いだという気持ちについて、 その人をイメージして最も当てはまると思うものに チェックを入れてもらったところ、 嫌い→嫉妬や自分との違い、 または傲慢と感じる話し方や 接し方が受け入れられない場合に発生することが多い、 という結果が得られたそうです。(1 では、拒否についてはどうでしょうか? 臨床現場でよく出くわすのは、 「患者さんから必要な情報が聞き出せない」 「なぜかプライベートなところを教えてくれない」 といった拒否だと思います。 個人が自分自身に関する情報を開示する条件を調査した 研究報告では、 「信頼感」や「自分と共通したもの」が相手にあった上で 趣味や好きなことはもちろん、 生活状況や現在の悩みなど、よりデリケートな情報を 共有できるようになる、と報告されています。(2 まとめると、 →「この人、自分を見下してるんじゃないか?」 →「この人は、自由に身体を動かせるし、なんかカッコいいから羨ましい…」 →「私とこの人は、まるで違う生き物みたい…自分が惨め」 のように、 患者さんの自尊心が損なわれるような応対だと受け止められると、 『あなたなんか、キライ!』となる傾向が強まり、 共通点や信頼感を感じられなければ、 「私のことについて、とやかく聞かないで!」 と、拒否される傾向が強まることが考えられます。   【患者さんに嫌われることと、拒否されることの違い】 医療分野や訪問分野のリハビリ現場では特に、 疾患や病気によって、これまでの自己イメージが 強制的に変えさせられる状況が発生しやすいです。 「障害の受容過程」に代表されるように、 疾患や病気を持つ自分自身を受け入れられず、 自暴自棄になる時期はあります。 その時に、いくら機能的に必要だからといって 歩行訓練を促そうと なんの信頼関係もなく 共通点もない(と感じられる)療法士に、 「〇〇さん、歩くのを頑張んないと、 いつまでもお家に帰れませんよ」 と言われても、 『なんであなたにそんなこと言われなきゃいけないの??』 『なんかムカつくから、もうリハビリなんかやりたくない!』 と、心を閉ざされることになる可能性は十分にあります。 この療法士の発言には、 「疾患・病気を持つ人」というイメージが先に立っており 「〇〇さん」という個人を見ていないところがあるため、 そもそも療法士と〇〇さんの間に 共通点や親近感が非常に少ない状況にあります。 先ほどの拒否のお話を考えると、 雑談や傾聴による 「わかってくれていると感じられる安心感」 を、患者さんが持てることが 非常に重要になってくると考えられます。 過去の私は、 ココができていなかったのかもしれません。 療法士自身の解釈を入れず、 患者さん自身の言葉を受け容れること。 全くその通りですが、 なかなかうまくいかないことでもありますよね。   【患者さんの主訴を把握してますか?】 リハビリを続けていると、 いつの間にか、患者さんのDemandではなく 「アライメントを整えること」 という、セラピストのneedに沿って 目標がすり替わっていること、 ありませんか? needも大切ですが、Demandにつながるが前提にあって needは活きてきます。 最終的に、患者さんと目指すゴールはどこなのかを 明確にしていくためには、 常に患者さんの主訴を把握することは大切です。 なので、まずは相手の話を「傾聴」することが 重要になります。 評価は、患者さんの主訴をベースに 行なっていきます。 そして評価したポイントを抽出し、 相手に伝わるように即座に変換できることが 次に重要になってきます。 そのため、自分の話したいことを 瞬時に短くまとめる力が必要になってきます。     もし、臨床現場で 『目的の振り返り方がわからない…』 『いつの間にか、脱線しちゃう…』 『自分がどんな考えをしているのかが、わからない…』 『患者さんに、肝心なことをいつも聞きそびれてしまう…』 と、思われることがありましたら 「相手の話を傾聴すること」と 「自分の意見をまとめること」 の2つをまず意識してみてはいかがでしょうか?     もし、それでも難しい…と感じられたときは 英会話のエッセンスを取り入れて、 話す練習をしてみませんか? 実は、英語は 「要点をまとめて、簡潔に話すこと」 に特化した言語なので、 自分が何を考えているのかを意識でき、 話の要点をシンプルにまとめながら話したり、 相手の話を聴くことができます。 私自身、カナダで英語で患者さんと話しているときは、 自分自身の態度や考え方を 冷静に観察できていたことを覚えています。 そのエッセンスを 普段の生活場面でも活かせるように 3つのポイントに落とし込んだものが、 療法士のための英会話講座【YES! プレセミナー】となっています。 この講座では、英語を活用いたしますが、 英会話が苦手な方でも 楽しく学べる内容となっておりますので、 ぜひ、ご検討ください。 *********************************************** 療法士のための英会話講座【YES!】 》》》https://iairjapan.jp/yes (本講座は、対面式オンラインセミナーです。) 《 プログラム一覧 》 YES!プレセミナー 【 内 容 】 ・英会話をマスターするための《3つのルール》 ・勉強のための英語を、話すための英語に変える方法 ・高速でリスニング↔︎翻訳できるマインド養成法 ・考えたことを、英語でシンプルに伝える 【 開 催 日 時 】 《第12回目》 日時:2018年7月20日(金)20:00 ~ 21:00 《第13回目》 日時:2018年8月3日(金)20:00 ~ 21:00 《第14回目》 日時:2018年8月17日(金)20:00 ~ 21:00 《第15回目》 日時:2018年9月7日(金)20:00 ~ 21:00 《第16回目》 日時:2018年9月21日(金)20:00 ~ 21:00 【YES!プレセミナーへのお申し込みは、こちら】 ************************************************ *参照資料 ( 1 )  斎藤 明子.対人的嫌悪感情に対する社会心理学的研究.九州大学心理学研究.2003.4. 187-194. ( 2 )  田中 健史朗 他.類似性が自己開示へ与える影響―類似面の差異に着目して―.Japanese Journal of Counseling Science. 2013.46.197―206.   今後、IAIR国際事業部が発信するコラムでは 海外の療法士や患者さんと 交流できるようになるために 「海外のリハビリ事情」をテーマに 皆様にお届けできればと思います。 リハビリ分野に関わりながら海外へ出てみたい! と思われている方は、 ぜひ「IAIR国際事業部」をチェックしてください! 最後までお読みいただき、ありがとうございます。 IAIR国際事業部 吉田頌平   【P.S.】 【ミニコーナー「本日の英単語」】 旅先でも英語が使えるようになるための 「本日の英単語」コーナー! まとめチャンネルを作成してます。 こちらから、ぜひご覧ください!   》》https://youtu.be/XsfR3TpJhg8    ...

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体幹の機能評価スケールの盲点【国際事業部 Step.43】

IAIR(国際統合リハビリテーション協会) 国際事業部より   ハロー! IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。 私のコラムでは、 「海外のリハビリ事情」をテーマに 海外でも療法士として 活躍したいと思っている方、 海外から来られた患者さんとの対応に 困っている方へ お届けして参ります。   【自己紹介】 初めてお会いする方も いらっしゃると思いますので 簡単に自己紹介をさせていただきます。 私は2012年に 作業療法士免許を取得し、 同年6月にカナダへ留学いたしました。 2012年11月より、 カナダのクリニックへ 1年間勤務したのちに帰国、 その後は急性期〜生活期の方々を対象に 整形外科の病院・クリニックで 働いております。 現在は、 IAIR関東支部で インストラクターを務める傍で 国際事業部を担当しており、 IAIRの国際化を推進しています。   【本日のテーマは?】 本日のテーマは、「体幹」です。 体幹機能評価スケールとADLの関連について、 様々な文献で取り上げられているのですが   その評価スケールの特徴をまとめてみますと ADLにつなげるためには そのまま結果をカルテに書いても 意味はなく、 必ず解釈が必要になるのだと感じました。   ADLと体幹機能のつながりを考える上で 改めて療法士の考察が重要だと思う部分でしたので その記録をシェアいたします。   【体幹機能を評価するもの】 よく取り上げられていたのは、 「脳卒中後の方のADL」と「体幹機能」についてでした。 疾患による影響も関連しているとは思いますが、 下記のような評価スケールが ADLと関連していると報告されていました。 評価項目: (脳卒中に関連するもの) 名称;Trunk Impairment Scale(TIS)A (1 目的;体幹機能の障害尺度で、脳卒中後の体幹機能障害を評価する 方法;座位姿勢にて、上肢運動・股関節外転運動・下肢プレーシング・上部/下部体幹の回旋動作を評価 名称;Trunk Impairment Scale(TIS)B (1 目的;体幹機能の障害尺度で、脳卒中後の体幹機能障害を評価する 方法;背もたれなしの座位姿勢にて、下肢を床から浮かせて体幹垂直位の知覚。 同座位にて立ち直り反射。仰臥位での麻痺側/非麻痺側への寝返り動作での体幹機能。 主に腹部筋力と体幹垂直位の知覚。 名称;Trunk Control Test (2 目的;臥位で行う体幹機能・能力の評価法 方法;麻痺側/非麻痺側への寝返り、座位保持時の動作の努力性を観察する 名称;Stroke Impairment Assessment Set(SIAS) (3 目的;脳卒中機能障害の評価 方法;主に座位での上下肢近位・遠位の運動機能・筋緊張・感覚(触覚・位置覚) ・ROM・疼痛、体幹の垂直性の知覚と保持、 腹筋群MMT、高次脳機能(視空間認知、言語)、 健側の握力・大腿四頭筋MMT 名称;頚・体幹・骨盤帯運動機能検査(NTP)(4 目的;脳卒中機能障害の評価 方法;主に背臥位、座位での上部体幹回旋・頸部回旋・骨盤回旋・ブリッジ動作、 背臥位から長座位/膝立て位への移行 (歩行機能に関するもの) 名称;Time up and go test(TUG)(5 目的;主に高齢者の歩行機能を評価する 方法;ひじ掛け椅子から立ち上がったところから3m先まで歩き、 方向転換をして再び同じルートを戻って座るまでの時間を計測する どの評価も座位・立位で行われているものが多く、 TUGテストを除いて、体幹機能は あまり立位では評価されていない、という点は なかなか驚きでした。   【立位でのADL遂行状況を、どう分析するか?】 座位と立位における体幹機能で大きく異なるのは 「股関節への荷重の有無」との関係です。 体幹を右回旋する際に、 立位・座位とも寛骨・仙骨・恥骨からなる骨盤帯が右回旋し 大腿骨が相対的に内旋位を取り、 左股関節では相対的に外旋位を取ることが報告されていますが 主に骨盤帯の動きと 股関節単体でのROMとの関係は認められなかったそうです。(6,7 関節ひとつひとつの動きを評価する視点とともに、 立位などで荷重がかかった状態で 股関節がどのように動くのかを 評価していく視点も重要となりそうです。 つまり、今回の股関節に焦点を絞って考えれば 股関節にどのように荷重しているのかを把握しつつ 今の生活を実現しているのか? といった機能面と同時に、 余暇活動を含めた 生活の特徴を評価・分析する視点は これからどんどん求められていく、と言えます。 そのため、主訴から患者さんのDemandを抽出し より具体的なゴール設定を行えるかが とても重要になります。   【患者さんの主訴を把握してますか?】 リハビリを続けていると、 いつの間にか、患者さんのDemandではなく 「アライメントを整えること」 という、セラピストのneedに沿って 目標がすり替わっていること、 ありませんか? needも大切ですが、Demandにつながるが前提にあって needは活きてきます。 最終的に、患者さんと目指すゴールはどこなのかを 明確にしていくためには、 常に患者さんの主訴を把握することは大切です。 なので、まずは相手の話を「傾聴」することが 重要になります。 評価は、患者さんの主訴をベースに 行なっていきます。 そして評価したポイントを抽出し、 相手に伝わるように即座に変換できることが 次に重要になってきます。 そのため、自分の話したいことを 瞬時に短くまとめる力が必要になってきます。     もし、臨床現場で 『目的の振り返り方がわからない…』 『いつの間にか、脱線しちゃう…』 『自分がどんな考えをしているのかが、わからない…』 『患者さんに、肝心なことをいつも聞きそびれてしまう…』 と、思われることがありましたら 「相手の話を傾聴すること」と 「自分の意見をまとめること」 の2つをまず意識してみてはいかがでしょうか?     もし、それでも難しい…と感じられたときは 英会話のエッセンスを取り入れて、 話す練習をしてみませんか? 実は、英語は 「要点をまとめて、簡潔に話すこと」 に特化した言語なので、 自分が何を考えているのかを意識でき、 話の要点をシンプルにまとめながら話したり、 相手の話を聴くことができます。 私自身、カナダで英語で患者さんと話しているときは、 自分自身の態度や考え方を 冷静に観察できていたことを覚えています。 そのエッセンスを 普段の生活場面でも活かせるように 3つのポイントに落とし込んだものが、 療法士のための英会話講座【YES! プレセミナー】となっています。 この講座では、英語を活用いたしますが、 英会話が苦手な方でも 楽しく学べる内容となっておりますので、 ぜひ、ご検討ください。 *********************************************** 療法士のための英会話講座【YES!】 》》》https://iairjapan.jp/yes (本講座は、対面式オンラインセミナーです。) 《 プログラム一覧 》 YES!プレセミナー 【 内 容 】 ・英会話をマスターするための《3つのルール》 ・勉強のための英語を、話すための英語に変える方法 ・高速でリスニング↔︎翻訳できるマインド養成法 ・考えたことを、英語でシンプルに伝える 【 開 催 日 時 】 《第11回目》 日時:2018年7月6日(金)20:00 ~ 21:00 《第12回目》 日時:2018年7月20日(金)20:00 ~ 21:00 《第13回目》 日時:2018年8月3日(金)20:00 ~ 21:00 《第14回目》 日時:2018年8月17日(金)20:00 ~ 21:00 《第15回目》 日時:2018年9月7日(金)20:00 ~ 21:00 《第16回目》 日時:2018年9月21日(金)20:00 ~ 21:00 【YES!プレセミナーへのお申し込みは、こちら】 ************************************************ *参照資料 ( 1 )  Geert Verheyden et al.The Trunk Impairment Scale: A new tool to measure motor impairment...

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患者さんの睡眠サイクルから問診を考える【国際事業部 Step.42】

IAIR(国際統合リハビリテーション協会) 国際事業部より   ハロー! IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。 私のコラムでは、 「海外のリハビリ事情」をテーマに 海外でも療法士として 活躍したいと思っている方、 海外から来られた患者さんとの対応に 困っている方へ お届けして参ります。   【自己紹介】 初めてお会いする方も いらっしゃると思いますので 簡単に自己紹介をさせていただきます。 私は2012年に 作業療法士免許を取得し、 同年6月にカナダへ留学いたしました。 2012年11月より、 カナダのクリニックへ 1年間勤務したのちに帰国、 その後は急性期〜生活期の方々を対象に 整形外科の病院・クリニックで 働いております。 現在は、 IAIR関東支部で インストラクターを務める傍で 国際事業部を担当しており、 IAIRの国際化を推進しています。   【本日のテーマは?】 本日のテーマは、「睡眠」です。 患者さんの生活を知る…と言っても 何から聞いたらいいか迷うことって、ありませんか? 食生活や運動習慣を聞いてはみるものの、 生活全体で解釈しようと思うと難しいですよね。 実は、睡眠は1日の生活の集大成で成り立つものであり 特に個性が表れやすい部分でもあります。 そこで今回は、睡眠における覚醒のバランスという視点から 生活を考え、リハビリでの介入の糸口を考えてみます。   【そもそも睡眠ってどうやって起こるの?】 普段の生活で何気なく行なっている「睡眠」ですが 果たしてどんなメカニズムで発生しているのか ざっくり概要を整理していきましょう。 睡眠のメカニズムのポイントは、 『体温が0.5~1.5℃の範囲内で、1日の中で変化を行うことで  発生する』ということです。 この体温変化の波を引き起こす要因として ・視床下部、視交叉上核への刺激 ・生体が持つリズムの駆動 ・自律神経系の調整 ・運動行動 ・熱放散(汗をかく、呼吸など) これらが噛み合って、睡眠が発生します。 (視床下部:自律神経の高位中枢 視交叉上核:視神経の先にある、視交叉の後部に存在。) 運動によって筋肉を活用すると熱が出ます。 その熱を汗をかいたり呼吸を早めたり、排泄することで 調整することでも睡眠を促すことができます。 また、光刺激によって網膜から視神経が刺激され 睡眠の中枢である視交叉上核を介して、松果体が刺激されます。 松果体では、生体リズムを調整する『メラトニン』を日中に分泌するため 日中に光刺激が目に届くことがまず重要となります。 (ちなみに夜間に光刺激を受けると、メラトニン分泌は抑制されます。) 一方、視床下部では筋骨格系の活動だけでなく 食事からの影響を受けます。   【食事が睡眠に影響する??】  視床下部が睡眠に影響を及ぼす上で重要なのは、 「バソプレシン」と「オレキシン」という物質です。 (オレキシン:覚醒を促すホルモン等の中枢に当たる前駆物質 視床下部外側野より分泌されます。) まず、行動をコントロールする要素として 1.体内の水分量 2.空腹感 この2つが関わってきます。 1.体内の水分量 体内の浸透圧は、バソプレシンによる 腎臓での水分の再吸収によって調整されています。 生理学の教科書でもありましたね。 (私は大の苦手でしたが…) 水分〈  カリウム・カルシウム濃度 となると…バソプレシン分泌↑ となります。 すると、水分を得るために覚醒↑ につながります。 反対に、 水分   〉カリウム・カルシウム濃度 となると…バソプレシン分泌↓ となります。 すると、余分な水分はいらないので覚醒↓ となります。 このように、水分摂取によって 行動にも影響が現れます。 この行動を調整する中枢にあるのが、 「オレキシン」という物質です。 2.空腹感 水分を欲したり空腹を感じると、オレキシンが分泌されます。 すると、水分や食べ物を得ようと覚醒↑ させ、 身体中の筋活動を高めるように各部位へ働きかけ 身体を動かすために体温を上げます。 上記のポイントを踏まえると、 『夜間に眠れているかどうか?』という視点から 日中の覚醒度を ・空腹を感じるかどうか? ・水分摂取量はどうか? ・体温の変化はどうか? という観点から評価することができます。 そのためには日中の様子を伺うことが必要ですよね。 プライベートなことを伺うわけなので… そもそも患者さんとラポールを形成できていることが 必須になります。 【患者さんの主訴を把握してますか?】 「あ…この人、私の話を聞いてくれてないな…」 と思う人に対して、 自分のことを話したくなりませんよね。 『自分のことを理解しようと聴いてくれてる!』 と思えて、それから深い話ができるわけですから まずは相手の話を「傾聴」することが 重要になります。 相手の話の内容を理解しながら、 具体的に質問できることが 次に重要になってきます。 そのため、相手に聞きたいことを 瞬時に短くまとめる力が必要になってきます。 言い換えれば、 何を聞きたいのか自分の考えを簡潔にまとめる力 とも言えますね。     もし、臨床現場で 『目的の振り返り方がわからない…』 『いつの間にか、脱線しちゃう…』 『自分がどんな考えをしているのかが、わからない…』 『患者さんに、肝心なことをいつも聞きそびれてしまう…』 と、思われることがありましたら 「相手の話を傾聴すること」と 「自分の意見をまとめること」 の2つをまず意識してみてはいかがでしょうか?     それでも難しい…と感じられたときは 英会話のエッセンスを取り入れて、 話す練習をしてみませんか? 実は、英語は 「要点をまとめて、簡潔に話すこと」 に特化した言語なので、 自分が何を考えているのかを意識でき、 話の要点をシンプルにまとめながら話したり、 相手の話を聴くことができます。 私自身、カナダで英語で患者さんと話しているときは、 自分自身の態度や考え方を 冷静に観察できていたことを覚えています。 そのエッセンスを 普段の生活場面でも活かせるように 3つのポイントに落とし込んだものが、 療法士のための英会話講座【YES! プレセミナー】となっています。 この講座では、英語を活用いたしますが、 英会話が苦手な方でも 楽しく学べる内容となっておりますので、 ぜひ、ご検討ください。 *********************************************** 療法士のための英会話講座【YES!】 》》》https://iairjapan.jp/yes (本講座は、対面式オンラインセミナーです。) 《 プログラム一覧 》 YES!プレセミナー 【 内 容 】 ・英会話をマスターするための《3つのルール》 ・勉強のための英語を、話すための英語に変える方法 ・高速でリスニング↔︎翻訳できるマインド養成法 ・考えたことを、英語でシンプルに伝える 【 開 催 日 時 】 《第10回目》 日時:2018年6月22日(金)20:00 ~ 21:00 《第11回目》 日時:2018年7月6日(金)20:00 ~ 21:00 《第12回目》 日時:2018年7月20日(金)20:00 ~ 21:00 《第13回目》 日時:2018年8月3日(金)20:00 ~ 21:00 《第14回目》 日時:2018年8月17日(金)20:00 ~ 21:00 《第15回目》 日時:2018年9月7日(金)20:00 ~ 21:00 《第16回目》 日時:2018年9月21日(金)20:00 ~ 21:00 【YES!プレセミナーへのお申し込みは、こちら】 ************************************************ *参照資料 (1) 白川 修一郎  監修. 基礎講座 睡眠改善学.2008.ゆまに書房. (2) 桜井 武. オレキシンの生理機能の解明.http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/pharmacology/orexin.pdf (3) 桜井 武.オレキシンによる睡眠と覚醒の制御.蛋白質 核酸 酵素.2007.52(14).1840-1848.   今後、IAIR国際事業部が発信するコラムでは 海外の療法士や患者さんと 交流できるようになるために 「海外のリハビリ事情」をテーマに 皆様にお届けできればと思います。 リハビリ分野に関わりながら海外へ出てみたい! と思われている方は、 ぜひ「IAIR国際事業部」をチェックしてください! 最後までお読みいただき、ありがとうございます。 IAIR国際事業部 吉田頌平   【P.S.】 【ミニコーナー「本日の英単語」】 旅先でも英語が使えるようになるための 「本日の英単語」コーナー! まとめチャンネルを作成してます。 こちらから、ぜひご覧ください!   》》https://youtu.be/XsfR3TpJhg8    ...

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評価から考察・介入につなげられてますか?【国際事業部 Step.41】

IAIR(国際統合リハビリテーション協会) 国際事業部より   ハロー! IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。 私のコラムでは、 「海外のリハビリ事情」をテーマに 海外でも療法士として 活躍したいと思っている方、 海外から来られた患者さんとの対応に 困っている方へ お届けして参ります。   【自己紹介】 初めてお会いする方も いらっしゃると思いますので 簡単に自己紹介をさせていただきます。 私は2012年に 作業療法士免許を取得し、 同年6月にカナダへ留学いたしました。 2012年11月より、 カナダのクリニックへ 1年間勤務したのちに帰国、 その後は急性期〜生活期の方々を対象に 整形外科の病院・クリニックで 働いております。 現在は、 IAIR関東支部で インストラクターを務める傍で 国際事業部を担当しており、 IAIRの国際化を推進しています。   【本日のテーマは?】 本日のテーマは、「評価」です。 新人の頃、私はこんな体験をしたことがあります。 『人工股関節置換術を受けられた方にスクワットをやってもらったら、 次の日にとても痛がられた…』 『円背の方に、座位で棒体操をしてもらったら腰が痛いと言われた…』 『腰椎後方固定術を受けられた方にSLRを行なってもらったら、 腰が痛いと言われた…』 事前にストレッチやマッサージなどをして 身体の調子を整えていたはずなのに、 教科書通りの内容で行なってもらったのに、 どうしてこのようなことを言われるのか戸惑いました。 もし、あなたが私の立場だったら 痛みが出て、患者さんが不快な思いをされた事実を どのように評価し、解釈しますか?   【事実を分析する】 まず事実を分析するにあたり、 重要な点を押さえておきましょう。 『療法士自身の感情的な判断がないかを意識する』 嫌な結果だった時には、それを避けようとするのは 自然なことです。 分析するときは あくまで第3者目線で、冷静に分析してみましょう。 《 Case 1 》 人工股関節置換術を受けられた方にスクワットをやってもらったら、 次の日にとても痛がられた… なぜ、スクワットを行ってもらったのでしょうか? なぜ、痛みが出たのでしょうか? 《 Case 2 》 円背の方に、座位で棒体操をしてもらったら 腰が痛いと言われた… なぜ、棒体操を行なってもらったのか? なぜ、腰が痛くなったのでしょうか? 《 Case 3 》 腰椎後方固定術を受けられた方にSLRを行なってもらったら、 腰が痛いと言われた… なぜ、SLRを行なってもらったのか? なぜ、腰が痛くなったのか? 考えてみると、教科書やプロトコールなどに よく載っている内容ですが、 なぜその運動を行なってもらったのかが はっきりしない…と思いませんか?   【客観的に、多角的に分析する】 当時の私は、こんな風に考察しました。 《 Case 1 》 人工股関節置換術を受けられた方に スクワットをやってもらったら、 次の日にとても痛がられた… →スクワットの目的:大臀筋など臀筋群の強化 →梨状筋は、人工大腿骨頭を後方で支持する機能を持つ。 →荷重下での股関節屈曲位では、 収縮した梨状筋に人工大腿骨頭が押し当てられる状態になる。 →短縮した梨状筋がダイレクトストレッチされる形となり、 スパズムが発生した? 《 Case 2 》 円背の方に、座位で棒体操をしてもらったら腰が痛いと言われた… →肩運動の目的:肩甲骨の可動域改善、姿勢支持の改善。 →円背の方の胸椎は、腰椎を代償して変形した椎体より 上位の胸椎が伸展位となっている場合がある。 →上肢挙上に伴って、胸椎伸展が発生する。 →胸椎伸展を、腰椎伸展で代償していたのかも? 《 Case 3 》 腰椎後方固定術を受けられた方にSLRを行なってもらったら、腰が痛いと言われた… →SLRの目的:腰椎を安定させる作用のある大腰筋の活性化、 神経根を滑走させ軟部組織との癒着を予防するため →SLRの主動作筋:大腰筋(T12-L4~小転子) →術後、独力で腰椎が安定させられていないと、 筋長を短くして筋出力を容易に得られるように、腰椎を伸展させる場合がある →腰椎を安定させられる状況になかったのかも? 身体機能面からの分析が多いですね。 皆さんは、どう思いますか? もしかしたら、 時間に追われて、療法士自身に 余裕がない状況だったため 患者さんに運動をしてもらう理由を 理解してもらえるように説明できていなかったことが 背景にあったかもしれません。 振り返ってみると、もっと別の部分から 改善ポイントを考えられそうですね。 さてここで、事実を分析する上で 大切なポイントを整理します。 P-mSHELL分析(1 という 医療事故の分析ツールでは P:患者さん m:マネジメント S:ソフトウェア H:ハードウェア E:環境 L:当事者 L:当事者以外の人 の7側面から分析します。 これを応用して分析してみると、例えば P:患者さんが運動を行う目的を理解できていなかった m:患者さんの主訴を把握できていなかった S:行う運動が適切ではなかった H:患者さんの心身状況が、運動についていけない状況だった E:運動を補助できるものがなかった L:療法士自身に心理的余裕が十分になかった L:他の療法士からアドバイスをもらえなかった このように、自分自身と患者さんの状況を 客観的に分析できます。 大切なのは、 ・自分が何かを行うことで、どんな変化が出たのかを確認する ・良くない方向へ変化したこと、変化しなかったことも大切な情報 ・なぜ変化したかを考えられればok ・どんな目的で何かを行なったのか? ・どんな状況で、何かを行なったのか? (患者さんの身体的・心理的状態、自分自身の状態、周辺環境) ・相談できる人はいたのか? もっともマズイのは、 何かを行なった状況・判断・目的、 行なったことによる影響を検証できないことです。 何かが起こるときには、 その結果に続く過程があるはずですから 勇気を出して、結果と向き合ってみましょう。 もし、不安な場合は 先輩などにリハビリに入ってもらい、 どんな評価をしたのか、どんな変化があったのか 聞いてみましょう。 もちろん、患者さん自身の主訴を 改めて伺うことも大切です。 結果を振り返る時には、 いろんな角度から分析できるように しておきたいですね。   【患者さんの主訴を把握してますか?】 リハビリを続けていると、 いつの間にか、患者さんのHopeではなく セラピストの「アライメントを整えること」 に目標がすり替わっていること、 ありませんか? 目標を忘れると、行動の目的がずれていきますから 常に患者さんの主訴を把握することは大切です。 なので、まずは相手の話を「傾聴」することが 重要になります。 評価は、患者さんの主訴をベースに 行なっていきます。 そして評価したポイントを抽出し、 相手に伝わるように即座に変換できることが 次に重要になってきます。 そのため、自分の話したいことを 瞬時に短くまとめる力が必要になってきます。     もし、臨床現場で 『目的の振り返り方がわからない…』 『いつの間にか、脱線しちゃう…』 『自分がどんな考えをしているのかが、わからない…』 『患者さんに、肝心なことをいつも聞きそびれてしまう…』 と、思われることがありましたら 「相手の話を傾聴すること」と 「自分の意見をまとめること」 の2つをまず意識してみてはいかがでしょうか?     もし、それでも難しい…と感じられたときは 英会話のエッセンスを取り入れて、 話す練習をしてみませんか? 実は、英語は 「要点をまとめて、簡潔に話すこと」 に特化した言語なので、 自分が何を考えているのかを意識でき、 話の要点をシンプルにまとめながら話したり、 相手の話を聴くことができます。 私自身、カナダで英語で患者さんと話しているときは、 自分自身の態度や考え方を 冷静に観察できていたことを覚えています。 そのエッセンスを 普段の生活場面でも活かせるように 3つのポイントに落とし込んだものが、 療法士のための英会話講座【YES! プレセミナー】となっています。 この講座では、英語を活用いたしますが、 英会話が苦手な方でも 楽しく学べる内容となっておりますので、 ぜひ、ご検討ください。 *********************************************** 療法士のための英会話講座【YES!】 》》》https://iairjapan.jp/yes (本講座は、対面式オンラインセミナーです。) 《 プログラム一覧 》 YES!プレセミナー 【 内 容 】 ・英会話をマスターするための《3つのルール》 ・勉強のための英語を、話すための英語に変える方法 ・高速でリスニング↔︎翻訳できるマインド養成法 ・考えたことを、英語でシンプルに伝える 【 開 催 日 時 】 《第10回目》 日時:2018年6月22日(金)20:00 ~ 21:00 《第11回目》 日時:2018年7月6日(金)20:00 ~ 21:00 《第12回目》 日時:2018年7月20日(金)20:00 ~ 21:00 《第13回目》 日時:2018年8月3日(金)20:00 ~ 21:00 《第14回目》 日時:2018年8月17日(金)20:00 ~ 21:00 《第15回目》 日時:2018年9月7日(金)20:00 ~ 21:00 《第16回目》 日時:2018年9月21日(金)20:00 ~ 21:00 【YES!プレセミナーへのお申し込みは、こちら】 ************************************************ *参照資料 ( 1 ) 河野龍太郎.ImSAFER によるヒューマンエラー事例分析.2010.http://www.jichi.ac.jp/msc/wordpress/wp-content/uploads/2010/08/ImSAFER-PPT5.pdf   今後、IAIR国際事業部が発信するコラムでは 海外の療法士や患者さんと 交流できるようになるために 「海外のリハビリ事情」をテーマに 皆様にお届けできればと思います。 リハビリ分野に関わりながら海外へ出てみたい! と思われている方は、 ぜひ「IAIR国際事業部」をチェックしてください! 最後までお読みいただき、ありがとうございます。 IAIR国際事業部 吉田頌平   【P.S.】 【ミニコーナー「本日の英単語」】 旅先でも英語が使えるようになるための 「本日の英単語」コーナー! まとめチャンネルを作成してます。 こちらから、ぜひご覧ください!   》》https://youtu.be/XsfR3TpJhg8    ...

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