こんにちは、吉田ひとみです。
今日は、朝からこのコラムを書く(ためだけに)なんとか工面していたのですが・・・

・娘は足元に来る。下手するとコードをかじる
・息子は遊びたがる。放置するとテレビか動画になるので困る・・

 

ラチがあかないので、実家の母にお世話してもらって現在執筆中です。

今日の大阪は雨なので、ベランダで息子とシャボン玉遊びをしましたよ^^

 

さて、タイトルが今日のテーマですが
作業療法士の皆様に質問です。

 

作業療法は、患者様の「何」を変えているのですか??

 

わたしは、今日のコラムを書くにあたってこの問いかけを投げていたのですが・・・

ふと
「作業療法は、クライアントの”思い込み“を、作業・活動で書き換えていくのが仕事」
と、降ってきました。

 

そして出た結論は
「作業療法は、患者様が『住む世界』を変えている」

さて、どういうことなのか、見ていきましょう。

 

わたし自身や、周りの作業療法士(以下OT)が関わってきた人たちの事例を振り返ってみると

例えば、
・肩の腱板損傷の手術が必要と言われていた方にOTが介入することで手術を回避し、趣味のゴルフに復帰された実例

・脳血管障害の発症後、やりたいことも目標も見失っていた女性が、自ら紙にやりたいこと、目標を書き出すようになった実例

・家族や医療職からもこれ以上のADLアップは無理だと思われていたくも膜下出血後遺症の患者様がADLに参加するようになった実例   過去コラム参照

・生理の時の痛みが怖くてピルをやめられなかった女性が、セルフケアと習慣を変えて5ヶ月後、ピルを止めることができた実例
「ピルを飲むのをやめました」参照

・「痛いからムリ!」腰痛でリハビリ拒否だった80代女性が、ADL自立し歩いて家に帰った実例。

こういったことを頭に思い浮かべながら、考えていたんです。

 

少し前、作業療法士で吉備国際大学准教授の京極真先生のブログに、こんなことが書かれていました。

“行動が思考・感情を変え、さらには行動そのものも変えてしまう”

 

落ち込んでいるときに、「元気を出せ!」って言われてもムリですよね。
自分で「元気を出そう!」って思っても、、、ムリですよね?

でも、そんなときでも「顔を笑い顔に変える」と、気分まで変わって来る。

”楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる“(ウィリアム・ジェームズ)

“人の行動と脳の働きは連動しています。ふつうは何か面白い・楽しいことがあると笑うというプロセスですが、顔の筋肉などを笑顔の形にするとその信号が脳にフィードバックされ、面白い・楽しいと感じてしまう。脳も笑ってしまうんです。”(築山節・脳科学者)

このあたりのことは、脳科学的にも証明されているのでご存知の方も多いでしょう。
難しいというかOTの専門に入っていくと「作業興奮」(クレペリン)などが出て来るのですが
今日は置いておきます。(いや今後も書かないかも。笑)

 

「顔」というのは、身体の一部です。
身体の一部と捉えたとき、身体へ触れる「治療的介入」も一つの
「行動」を変える手段と捉えられるでしょう。

 

作業というのは、身体を動かすこと。
目を動かす、手を動かす、耳を使う、全身を使う・・・

 

自分で動かすのが自動、他者が動かすのが他動。
ただその違いがあるだけで、広義にはどちらも「行動」です。

 

行動すると、脳にフィードバックがかかります。
そうすると、感情→思考に影響が及ぼされます。(わたしは感情→思考の順だと今は捉えています)
そして、思考が変わると、行動そのものが変わっていきますよね。

 

まとめますと
1.作業療法は、思い込みを「行動」で書き換える
2.思考や感情は、それ自体に働きかけて変えるのは難しい
3.作業療法とは、妄想(思い込み)を現実に引き戻すこと

ここで、「思い込み」を「妄想」という言葉に置き換えてみました。

「思い込み」を「作業・活動」で書き換えるというのは、すなわち
「妄想を、現実に引き戻す」ということだということがわかります。

つまり、作業療法は、妄想を現実に近づけ、その現実も変えていく

作業療法は、
”人の思い込み=妄想の世界から、現実の世界へ連れ戻し、感情を変え、思考を変え、そして現実そのものをも変えていくセラピー“

だから、
身体障害の作業療法とか、精神科作業療法とか、発達の作業療法とか分野はありますが、
その本質は、同じだと言えます。

 

だって、思い浮かんだ事例は全部身体に関する介入ばかりだったのに
こうやって突き詰めていくと、まるで精神科作業療法のような答えに行きつきましたよね。

 

作業療法は、患者様が「住む世界」を変えていく。

あなたなら、どんな手段を提供しますか?
作業療法のアイデンティティを見失っているかも・・・と思っている方に、
今日の話が少しでも心に残ってくださると幸いです。

それでは!

 

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