From.IAIR 福留良尚

 

 

膝の痛みを抱えている患者に対して「大腿四頭筋の筋力増強」では良くならない経験を嫌ほどしてきました。

 

10年程前のまだセラピストとして駆け出しの頃です。

 

「教科書には大腿四頭筋を鍛えましょうと書いてあるのに、、」

 

そんな苦悩を糧に、少しずつ膝の痛みに対応出来るようになってきました。

 

本日は膝の痛みを抱える患者の緩めておきたい筋について。

 

 

腸腰筋

 

起始:腸骨内面、TH12~L4

停止:大腿骨小転子

作用:股関節屈曲、骨盤前傾

 

 

特に緩めておきたい部分は、腸骨筋と大腰筋の間隙(かんげき)です。

 

腸腰筋は、股関節が柔らかく動くために非常に大事な筋ですが、筋間で癒着を起こして固まっている患者が非常に多いです。股関節を柔らかく使えない分、膝に掛かる負担は倍増します。結果、膝に痛みを抱えてしまうのです。

 

触診:患者を背臥位、股関節屈曲位とします。ASIS(上前腸骨棘)から1横指内側に指をあて後内側へと指を沈めていきます。腸骨方向(後方)には腸骨筋、身体の中心方向には大腰筋が位置しますが、腹筋群や内臓の更に深層に位置するため、直接は触れません。位置が分かりにくい時は、患者に「足を持ち上げてください」と指示しましょう。筋の収縮が感じられます。当たり前ですが、患者の痛みには注意しましょう。

 

 

ハムストリングス

 

起始:坐骨結節

停止:腓骨頭、脛骨粗面、脛骨内側顆

作用:膝関節屈曲、股関節伸展

 

 

膝の痛みある方の多くは、ハムストリングスの緊張が高くなっていますが、それ自体よりもハムストリングスと隣接する筋間との癒着が非常に厄介になります。

 

それが「外側広筋」「下腿三頭筋」です。

 

ダイレクトに筋に触れるのではなく、それぞれの筋間を丁寧にリリースすることで、膝のコントロールが改善されます。

 

 

触診:膝窩を中心に触れます。腓骨頭に付着しているのは大腿二頭筋ですので、その筋腹の外側は外側広筋と隣接しています。筋と筋の間に指をあて、筋間を広げるように縦にリリースしていきましょう。

 

大腿二頭筋の内側、及び半腱様筋の内側は下腿三頭筋と隣接しています。それぞれの間に指をあてたまま膝の屈伸を操作しましょう。それによって筋間がリリースされてきます。

 

 

後脛骨筋

 

起始:脛骨、腓骨の上後面

停止:足根骨

作用:足の底屈・内転・打ち返し

 

 

何故膝痛患者の足部の筋を緩めるのか?

 

人が姿勢をコントロールする時、足関節・股関節・ステップの3つが機能すると言われています。そして足関節は最も先行して働く部分ですが、後脛骨筋が固くなっているとその機能が上手く働かなくなり、その代償を他の部分に求められてしまいます。足の内側縦アーチを機能させるためにも後脛骨筋の働きは重要です。

 

そしてもう一つ、後脛骨筋は深部の筋膜によって大腰筋と繋がっています。ここの固さは時として大腰筋の機能を阻害する因子となる場合もあるのです。

 

 

触診:かなり深層にあるので、筋腹の触診は難しいですが、腓骨頭下方後面から下腿中央に向かって圧を加えると触知できます。筋収縮(底屈・内反)させると、内果の後方でも腱を触知出来ます。そのラインに沿ってゆっくり圧を加えるように緩めましょう。

 

 

上手く出来ない方へ

筋の触察で大切なのは、解剖学的なイメージと触れた時の感覚を覚えておくことです。

触り方については、触診のセミナーでもお伝えしています。

 

 

 

それでは最後まで読んでいただけて感謝致します。

 

追伸:他のセミナーは↓↓↓

>>>セミナースケジュール

 

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国際統合リハビリテーション協会【IAIR】

理事 九州支部代表 理学療法士

福留 良尚

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HP:https://iairjapan.jp/

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