股関節の重要性を伝えたい。
みなさん、こんにちは!
IAIRの渡邉哲です。
先週も股関節の重要性について、
お伝えさせていただきました。
→ 股関節の可動域改善には、この解剖学的知識が必要。
https://iairjapan.jp/archives/9412
改めて、解剖の教科書などを読んだりすると、
やっぱり、股関節って大切だなって思いますし、
その中でも、
腸腰筋の存在、影響って、
とても大きいと実感したのでシェアしますね。
腸腰筋は、遅筋(赤筋線維)でできている。
こちらは、みなさんご存知の通り。
腸腰筋=インナーマッスル=姿勢保持筋
です。
そもそも、遅筋・速筋って覚えていますか?
(引用:http://www.shapeupgogo.com/entry/31817589)
遅筋は、持久力に優れているので陸上でいうと長距離選手。
魚で言えば、カツオやマグロなど回遊魚。
速筋は、瞬発力に優れているので、短距離先取。
魚で言えば、ヒラメや鯛など素早い動きをする魚。
多くの方が、そのような覚え方をしているんじゃないでしょうか?
と、ボク自身はそのように認識していました。
それで、これが臨床でどのように繋がるのかってのが、
大事ですよね。
腸腰筋に着目している、
遅筋の特徴について、振り返っていきます。
ちょっと生理学的な視点を交えて。
遅筋(赤筋)、速筋(白筋)というくらいですから、
血管分布の量が違いますね。
遅筋の方が、血管の分布が豊富であり、
酸素をより多く取り込むことに長けています。
そのために、
筋肉を動かすエネルギーを作り出す器官である、
ミトコンドリアの量の多く含まれています。
そして、
安静時の筋緊張が増加し易い傾向もあるので、
遅筋は短縮しやすいのです。
だから、定期的な伸張、ストレッチが必要ですよね。
とはいえど、、、
ストレッチだけでは、効果的ではない。
のです。
なんでか?
それは、上にも書いたように、
筋肉を動かすエネルギーを、
酸素を多く取り込むこと。
有酸素代謝によって作り出しているから。
患者さんは、有酸素運動できているだろうか?
解剖学的位置関係を意識しての、
ストレッチはもちろん大事です。
その上で、
腸腰筋(遅筋線維)本来の筋活動、機能を発揮できるような、
環境を作っていくことも、
股関節へのアプローチにもつながるということですよね。
シンプルなんですけど、
見るべきポイントの一つになると思います。
もしかしたら、
柔軟性が上がらない理由の一つにも、なっているかもしれませんね。
腸腰筋のリリーステクニックは、
IAIRの筋膜セミナーでお伝えしていますので^^。
ぜひ、この解剖学的、運動学的知識をもって、
普段の臨床に活かして頂ければと思います。
IAIRでは、このような視点での介入や評価の
ポイントなども、お伝えしています。
それでは、
最後まで読んでいただきありがとうございました。
→【IAIRセミナーページ】
https://iairjapan.jp/calendar
write by 渡邉 哲
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一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会
常任理事 理学療法士 渡邉 哲
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