海外でも活躍したい療法士をサポートする
IAIR(国際統合リハビリテーション協会)国際事業部より

 

ハロー!
IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。

私のコラムでは、
「海外のリハビリ事情」をテーマに

海外でも療法士として活躍したいと思っている方、
海外から来られた患者さんとの対応に困っている方へ
お届けして参ります。

 

初執筆となる今回のコラムでは、
私自身がカナダで留学・就業中に
日本人ではない方とのコミュニケーションで悩んだ体験をもとに

療法士として国際的に活動していく上で欠かせない
コミュニケーションのポイントを
お伝えして参ります。

 

【自己紹介】

私は2012年に作業療法士免許を取得し、同年にカナダへ留学いたしました。

2012年11月より、カナダのクリニックへ1年間勤務したのちに帰国、
その後は急性期〜生活期の方々を対象に
整形外科の病院・クリニックで働いております。

現在は、IAIR関東支部でインストラクターを務める傍らで
国際事業部を担当しており、IAIRの国際化を推進しています。

 

【くじけかけた留学初期】

さて、今回のコラムでは
私自身の留学中の体験談をお伝えして参ります。

 

OTの養成校を卒業したのち、
すぐにカナダへ留学した私。

ろくに英語も喋れないまま留学したので
ホームステイ先のカナディアン・フィリピン人夫妻と
どうやってコミュニケーションを取ったらいいのか
本当に戸惑いました。

語学学校のクラスメートは
韓国の人たちが多く

なかなか他のアジア圏の人たちや
ヨーロッパ、北米、南米の人たちと
関わることができませんでした。

 

なんとなく、肌の色が違う人と話すのが怖い感覚があったこと
今でも覚えています。

 

【多国籍国家・カナダで働き始めたけれど…】

貯金が底を尽き始め
自分の生活に危機感を覚え始めた頃、
いろんな方に仕事を紹介していただきました。

イタリアンレストランでの皿洗い…
引っ越しの手伝い…
ドッグトレーナー…
ラーメン屋のウェイター…
そして、クリニックでのセラピスト業務です。

 

ご存知の通り、現地の大学院を出ていない私は
OTとして働けないので
カナダのマッサージセラピストの資格を取得して働いていました。

 

いよいよ大学で学んできたことを生かして
バリバリ働くぞ!っと意気込んでいたのですが…

いざ対応させてもらう時になると、

「肌の色が違う人と話すのが怖い…」という感覚が
再び蘇ってきます。

特に、肌が白いカナディアンの方や
肌が黒い南米の方。

必要以上にガチガチになってしまい、
自分の身体もうまく動かず、
不調となっている部分を説明したくても
口がうまく動かない有様でした。

毎日が本当にストレスでした。

 

どうしても悔しくて、
これまで住んでいたお宅から
カナディアン・台湾人夫妻のお宅へ移り住み

どっぷりと、ガッツリと
日々お宅を訪れる様々な国の方々とお話し、
自分の怖さと向き合うことにしました。

 

【肌の色が違う人と話すのが怖かった理由】

生活スタイル、考え方を
カナダスタイルに習っていきました。

そこで気づいたのが、

「ビールを飲みながら
アイスホッケーを観戦する文化があったのか!」

「そうか、僕の声が小さいんじゃなくて、
大きいと思っていた皆の声のボリュームが
普通なのか!」

「よくよく聞いてみると、
批判してるんじゃなくてストレートに質問されてるだけだったんだ!」

などなど…
自分が知らずに損していたことが沢山あったことに気がつきました。

 

カナダという国の文化を肌身でリアルに感じた経験をもとに
職場で出会う様々な国の人たちと接すると、

不思議と恐怖心はなくなり、
むしろフレンドリーさを感じるようになりました。

 

「この人は、メキシコの出身なのか…
もしかしたら、ダンスに興味があったりするのかな?」
(友人のメキシコ人から、「メキシコ人はダンス好きよ!」と教わったので。)

 

「この子は、ずっとサッカーをやってきたんだな…
カナダでは珍しいな。もしかして、ヨーロッパや南米から来たのかな?」
(当時の北米では、サッカーはそれほどメジャーではありませんでした。)

など、「患者さん」ではなく
「来てくれた人」として接する楽しさを感じるようになりました。

 

留学から1年が経過して、
これまで感じていた「肌の色が違う人と話すのが怖い」理由が

人は、人種が違っても人なんだってことが
 分かってなかったからなんだ!

ということに私は気づきました。

当たり前のことなんですが、
人は人でした。

 

海外へ出ていく、最も楽しいイベント。
それはきっと、人と関わることだと思います。

共通点や同じ話題があったならば、
楽しさが倍増することでしょう。

 

日本へ訪れる方も年々多くなっており、
今後、関わる機会はさらに増えてきています。

今後、IAIR国際事業部が発信するコラムでは
海外の療法士や患者さんと交流できるようになるために

「海外のリハビリ事情」をテーマに
皆様にお届けできればと思います。

リハビリ分野に関わりながら海外へ出てみたい!と思われている方は、
ぜひ「IAIR国際事業部」をチェックしてください!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

IAIR国際事業部
吉田頌平

お問い合わせ

国際統合リハビリテーション協会へのお問い合わせフォーム

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