「知らない」はダメ、「知っている」はヨシ
・学校の試験でもなんでも、間違い(不正解)はダメ
・情報の伝わるスピードが上がった現在は「知らない」ことが許されない
・他人が知らないことを「知っている」と評価される
そんな世の中になってきたと感じませんか。
そんな世の中だから「知らない」でいることに耐えられない人もいるんじゃないでしょうか?
- 知っているフリをする(知らないということをバレないように)
- 調べまくる
- 人とのコンタクトを減らす
そんな風に過ごしている人も多いんじゃないでしょうか?
「知らない」自分を隠すために
特に「知らないことをバレないようにする」という時に、有効なのはどういう方法かご存知でしょうか?
これは、とても有効なので覚えておいてください。
その方法とは
「発言しない(質問しない)」
です。
これ、めちゃめちゃ有効です。
話しかけた相手が、「ウンウン」って頷いていたら、「あぁ、この人わかってるなあ」って思いますよね。
その相手は何も発言しないけど、ただ頷いているだけなのかもしれないのに・・・
知ったかぶりの相槌はできるだけ大きくすることがポイントですね。
知ったかぶりのメリットは・・・
さて、ここで質問です。
Q:そんなことして、何になるのですか?
この問いの回答は、、、
・「こいつ、わかってねえなあ」って思われなくて済む
・恥ずかしい思いをしないで済む
・自分が知らなかった(次の段階の)ことを教えてもらえる(ただし意味はわからない)
といったところでしょうか?
では、正解の発表です。
正解は、、、
何の意味もない
です。
質問することのメリット
わからないことがあったら、ガンガン質問したほうがいいのです。
あなたが知らないことを、先生(というか話相手?)は教えてくれます。
あなたがわかるように。
もしも、そうでなかったら、相手も「わかっていない」んですよ。
大したことないんですよ。その先生(相手)。
あなたと同じくらいの理解力な訳です。
だとしたら聞く相手が違いますね。
質問することで、相手の力量もわかって来るんです。
(なんというメリット!)
「知っていること」は謙虚に、「知らないこと」には貪欲に
私もIAIRの講習会で前に立って説明する役割を担ったりしますが、質問には知りうる情報、知識を駆使してお答えしています。
私の中の序列は
知識や情報を豊富に持っている人<よくわからないから質問する人<その人にわかりやすく説明できる人(←この人がキング)
です。
「自分が知っていること」と「自分が知らないこと」を明確に区別できていて、「知らないこと」に対しては貪欲に「知っていること」に対しては謙虚に振舞える人はどんな立場の人でも尊敬しています。
私はそのように考えていますので、IAIRの講習会では、堂々と「わからない」と口にしてください。
勇気が伴うことであるのは認識しています。
「わからない」と口にするデメリット
「わからない」と口にすることは恥ずかしくプライドを傷つけることかもしれません。
場合によっては「先生の怒りに触れる」ことになるかもしれません。
「(今の私では)わかりません」という発言が
「(あなたの説明では)わかりません」という風に受け取られたら怒られるかもしれませんよね?
後者で受け取る先生は「謙虚さ」が欠如しているでしょうから、聞く相手を変えたほうがいいですね。
デメリットは大したことないみたいです。
「わからない」の最大のメリット
私の場合、勇気を出して「わからない」と言ってくれたら、私の頭をフル回転させて搾り出します!!
ただ、私の頭も万能ではありませんので上手くお答えできない時もあります。
でも、次会う時には上手く説明できるようになってみせます。
お気付きですね。
あなたが勇気を振り絞って「わからない」と言ってくれることで、言われた人間もレベルアップできるんです。
相互に学習できる魔法の呪文なんですよ、「わからない」は。
さあ、今のあなたが「わかること」と「わからないこと」を整理してみましょう。
整理するには「誰かとの会話」がおすすめですよ。
Facebook、TwitterとかWEBサービスは色々ありますけど、眺めてるだけでなく「問いかけ」てみるといいですよ。
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