起き上がりの動作分析 〜on elbowに必要な肩甲骨の動き〜

前回までは起き上がりの第2相を肩甲骨・脊柱に注目して整理していきました。

起き上がりの動作分析 〜肩甲帯の評価ポイント②〜

起き上がりの動作分析 〜上部胸椎の注目ポイント〜

起き上がりの動作分析 〜上部胸椎の注目ポイント②〜

今回から第3相に注目していきましょう。
第3相はよく言われている、on elbowの動きです。
このon elbowの動作訓練をしようとすると
”体幹の回旋が戻されてしまい、起き上がれない・・・”
という場面を臨床上よく見かけます。

本日はon elbowに必要な機能を肩甲帯の動きに注目して整理していきましょう

 

1 起き上がりの第3相の動き

まず第3相とは

体軸内回旋が進み、前方突出された上側の方が下側の方を超える時期から、on elbowが完成される区間を指します
(引用:バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践より)

つまり、肩甲骨と上腕・前腕の動きが重要であると考えられます。

 

2 肩甲骨はどう動くのか?

下側になっている肩甲骨は第3層では、回転軸が肩甲骨から肘関節に切り替えが起きます。

この時の肩甲骨は第2相での前方突出の動きを止め、慣性を肘関節に伝えていきます。
つまり、肩甲骨が安定してブレーキをかけられることがポイントとなります。

3 安定した肩甲骨の動きに必要なのは?

安定した肩甲骨の動きを出すためにポイントとなるのが
・前鋸筋
・菱形筋
・僧帽筋
です。それぞれがバランスを取り合うことで肩甲帯を安定させます。

4 まとめ

on elbowになるためには、肩関節を中心としていた慣性を肘関節に切り替える必要があります。
そのためには、肩甲帯においてブレーキがかけられることがポイントです。

ぜひ臨床で意識していただき、動作分析から評価へつなげていきましょう。

最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

作業療法士 加藤淳

 

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