目的から考えるリハ科経営

目的からリハ科経営を考える【目考!リハ科経営塾2020】(201)

みなさんこんにちは。

IAIRオンラインTEAM 齋藤信です。

まずは皆さん、この回数表記がおかしい事にお気づきでしょうか?

201回……実は2016年に「目考!リハ科経営塾」シリーズとして100程コラムを連載しておりました。

その焼き直しではなく、2020年版。

強制的に物事が動いた今だからこそ「目的から考えるリハ科経営」がカギになると思い至りました。

と、いうことで……

「目的からリハ科経営を考える」について改めてお話ししようと思います。

 

目的から考え始めるとこうなる!

目的

現在、IAIR会員限定LIVE放送で何度か触れましたが、「目的」から始まることが何より大事です。

組織の向かうべき方向は、毎日の臨床に忙殺されて、手段や行為中心へとすり替わってしまいます。

そうではなく、目的から考え始めるとこれらが実現します。

  • 組織が何を実現したいのか?
  • どんな未来を創りたい組織に所属しているのか?
  • それを実現するためにリハ科としてどんな目標をたてるのか?
  • どう毎日の行動に落とし込んでいくのか?

これらを、考えられるようになります。

もちろんリーダーに言われる事なく、自ら考え行動できる「自律した療法士」として、です。

 

目的から考えるにも経験は大事!

経験

リハ科経営……と聞くと「管理職ではない」、「リーダーではない」と言いたくなる人もいるでしょう。

そして、自分の能力に疑いを持つ人もいるでしょう。

難しく考える必要はありません。あなたの能力やスキルでできる事から始めればいいんです。

それに、能力やスキルの獲得というものは、これまでのあなたの経験がベースになっていて、自分や周囲の仲間が良い評価をしたから獲得してきたものとも言えます。つまり未経験な事のなかにもあなたがやってみたらパフォーマンスの上がる事だってあるかもしれません。

それこそ、「管理職」や「リーダー」も含めてです。

能力が低いのではありません。未経験なだけです。

スキルを持っていないのではありません。体験のチャンスがなかっただけです。

色々経験してみる事で、見える未来も変わってきますよ。

 

 

組織も人も一緒。療法士も患者さんも一緒

共同作業

とはいえ、組織経営を考えるの前に、あなたの人生を経営する事が先です。

組織に所属している以上、その組織が実現したい事に協力していく……それが一緒に仕事をするということです。

ですが、その組織の方向性とあなたの人生の目的が、あまりに違った方向に進もうとしているのなら不幸になるだけです。

 

組織も人も一緒。療法士も患者さんも一緒です。

 

あなたが目標を細かく設定してもリハビリに真剣になってくれない患者さんっていますよね。

あなたの方向性と患者さんの方向性……それぞれの物語が違っているから不幸になっていると言えます。

もちろん、主役が患者さんになっていたら起きない事です。

ただ問題は、組織が方向性を明確に示すように、患者さんが明確なゴールを見つけられずにいる場合が多いということ。

そんな時、あなたは患者さんにどうアプローチしますか?

患者さん自身のなかから目的を見出せるように援助しますよね?

対話を重ね、目的を一緒に見つけ出そうとしますよね?

 

 

リハビリ職の真骨頂とは、生活にあり!

ICF

再び組織に置き換えれば、組織はあなたの目的の為に方向性を変えるという事はしません。主は組織ですから。

ですが、「目的に立ち返れ」と言われても、目的を見出せない療法士さんたちが気を落としてしまうという現実も見てきました。

そんな時、そんな療法士さんなら、組織のなかで働く間に目的を見つければいいんです。

今持っていないという事は、経験や体験をしていないだけかもしれません。持っていない事を嘆くより、行動して動き続ける事のなかから活路が生まれます。

「生活」は「生」と「活」です。

色々解釈はあるでしょうが、「人の生命を全うするための活動のすべて」です。

今、あなたが生きるなかで毎日体験する全てを統合していった先に、ようやく目的が見えてくるでしょう。

一生かかるかもしれません、見つけたと思っても違うかもしれません。

それでも、僕らはリハビリに携わるお仕事をしています。

大いに悩んで、目的を見つける人生の旅をしてみるのもいいでしょう。

結果として、組織の目的に通じる事もあれば、患者さんの目的を発見する助けになる事もあります。

ぜひ、目の前で起きている事を観察し、今の生活を大切にしていきましょう。

 

 

あなたのリハ科って何だろう?

リハビリチーム

ここまで、目的から考える大切さについて少しばかりお話しをしてきました。

ですが、一つ質問をし忘れていました。

「あなたのリハ科とは何ですか?」

もちろん、今所属している組織の「リハ科」も答えの一つです。

ですが、組織の目的を知っている人には、違った意味を持ちます。

あなたのリハ科とは、あなたが生活する場全てです。

あなたが生活する場全てなわけですから、そこに関わってくる全ての人があなたのリハ科の一員です。

あなたはあなたの人生の主人公であり、あなたの生活=リハ科を経営するリーダーです。

今、この瞬間、あなたのなかに目的があろうと無かろうと関係ありません。

今を生きていきましょう。

一歩でも、1cmでも、1mmでもいい。

進み続ければ、人生の目的を見つける段階に至ります。

同時に「目的からリハ科経営を考えられる」ようになりますよ。

 

 

まとめ

目的からリハ科経営を考える

  • できないのではない。経験してないだけ。
  • 組織も人も一緒。療法士も患者さんも一緒。
  • 生活は目的に通じる。

IAIRオンラインTEAM 齋藤 信

 

追伸というか質問

みなさん「リハ科経営」に関心はありますか?

関心のある人がいるなら、どんなところで困っているのかなどを教えていただけませんか?

IAIRの公式LINEで「リハ科経営」と話しかけてくれた方に色々質問させてもらっています。

今後、限定講義を開始したら優先してお伝えしますね。

 

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目的から考えるリハ科経営について動画連載中

第1回〜47回はこちら


Saito Makoto

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精神科作業療法に従事する。そのなか、臨床実習指導と院内改善指導に携わり、統合的な視点で医療の質向上をマネジメントする取組みを10年にわたり行ってきた。 IAIRに参加することで、病ではなく人をみる視点を手に入れ、同時に組織も人と同じく、病を抱えていることに気づく。共に育む「共育」をテーマに、療法士一人一人が組織に関わるための多角的な視点を持てるよう、人財育成とマネジメントに関する発信を行っている。
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