突然ですが、質問です。
「最近急に〇〇が気になってきた!」
と感じることはありませんか?
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あるいは、過去に、
「そういえば、ある時から急に〇〇が気になってきた!」
ということはありませんか?
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例えば、
「車を購入してから、自分と同じ車種の車の多さに驚いた!」
とか
「子供が生まれてベビーカーを使うようになって・・・」
など
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世の中の現実は、同じなのに、
自分が「意識」することが変わると、
同じ現実でも見え方、感じ方が
変わってくるといわれています。
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・
この特性を知っていると
慢性腰痛の改善に役立つことが
多くあります!!
是非、この特性を知っていただき、
臨床に活かしていただけえばと思います。
では、この特性は、
脳のどのような機能と
関係しているのでしょうか?
そして、
その機能を有効に活かすために
療法士は、どのような【関わり方】を
するのがより良いのでしょう?
今回は、そんなことを
一緒に確認していきませんか?
◇脳幹網様体賦活系の特性とは?
さて、
今回のコラムのタイトルにもありますが、
「脳幹網様体賦活系」は聞いたことが
ありますか?
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もし、あれば、その働きの特性を
臨床に活かせていますか?
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・
脳幹網様体賦活系は、
シンプルに言うと
脳への情報フィルターの
役割があるとされています。
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私たちは、主として
視覚
聴覚
嗅覚
味覚
触覚
という五感を通して
現実の世界で起きている情報を
インプットしていますが、
その情報がすべて脳に
到達しているわけではないようです。
シンプルに言うと、その時一番興味があり、
「意識」している情報をキャッチしやすくなる
ということです。
例えば、
大勢の集まりの場で
周りから沢山の話し声が聞こえてきても、
自分と会話している人の声が
一番聞き取れるのも脳幹網様体賦活系
が関与しているといえるでしょう。
全ての情報が脳にインプットされると
情報過多になり混乱してしまいますので
非常に有り難い機能だと思いませんか?
◇慢性腰痛を訴える方に興味をもってほしいこと
さて、
慢性腰痛を訴える方に
一番興味もってほしいことは
どのようなことでしょうか?
シンプルに分けると
・「痛み」のことか?
・健康につながる「行動」のことか?
どちらが改善につながりそうですか?
・
・
・
「痛み」に注目している人は、
痛みを理由に、本当はできる
はずの運動や活動
そして、
社会参加もしなくなってしまう傾向が
多くなるでしょう
このような方は、
「痛い、今日も痛くてしょうがない」
「自分にできることは何もない」
「ベッドで寝ていた」
などの発言が多いかもしれません。
一方、
健康につながる「行動」に
注目している人は、
「痛みはあるけれど、これならできる」
「少しずつできることが増えている!」
「自分でも体操してみる」
などと、発言も変わってくるでしょう。
・
・
・
ここで、注意してほしいのは、
その人が悪いのではないこと。
そもそも、患者さん、利用者さんが
何に注目し、興味を持つようになるかは
【医療従事者の説明の仕方】
によるものが大きいと指摘されています。
(*ニュージーランド事故補償公団 編 「急性腰痛と危険因子ガイド」 2010)
◇医療従事者の関わりで一番大切なこと
患者さん、利用さんとの関わりの中で、
注意すべきこと、大切にすべきことは
多々あると思います。
その中で、私が一番大切にしていることは、
・相手の関心に関心をもつこと
(自分がやりたいことではなくで)
言葉にすると、シンプルですが、
忙しいとついついその時間が
短縮されて「アドバイス」の量が
増えてしまうかもしれません。
関わりのなかで、相手がからだやこころの
の変化に「気づき」「感動」し
「痛み」そのものよりも、運動することや
健康につながる「行動」に関心がわいてくると
アドバイスの量は必然的に減り
「自立」もうながされやすくなるでしょう。
◇まとめ
医療従事者の説明の仕方一つで、
患者さん、利用者さんの
脳幹網様体賦活の情報の取捨選択が
大きく変わるでしょう!
その結果、
ご本人の行動様式、そして、腰痛の改善度にも
大きな影響を及ぼしていくと感じています。
日々の臨床の中で、より一層
1つ1つの言葉を吟味して
使用していくとの重要性を
いつも感じています。
あなたは、どんなことに気をつけて
【関わって】いますか?
****
対話的腰痛アプローチ
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主宰 赤羽秀徳
****
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