【脊柱圧迫骨折の好発部位〜脊柱の解剖学的特徴〜】  

脊柱圧迫骨折の好発部位として主にあげられるのが、
胸腰椎移行部とTh7〜Th8。

 

 

圧迫骨折の背景には骨粗鬆症があるので、
どの椎骨も骨折リスクは同じ様に感じますが、
実は好発部位には解剖学的特徴があります。

 

 

まずは一番多い胸腰椎移行部。

 

 

ここは、胸椎から腰椎にかけて椎間関節
の形が変わっていく部位。

 

 

胸椎の椎間関節の角度では、
側屈・回旋が主な可動域。

 

 

腰椎の椎間関節の角度では、
屈曲・伸展が主な可動域。

 

 

つまり、胸腰椎移行部は運動方向が切り替わる
境目になります。

 

 

受傷転機の多くは尻もちなどの脊柱への過度の
屈曲ストレスによる椎体の圧壊がほとんどなので、
椎間関節の運動方向が切り替わる胸腰椎移行部に
屈曲ストレスがかかりやすくなります。

 

 

もう1つの好発部位はT7〜T8。

 

 

ここは、胸椎の中でも生理的後弯が強い部位。
後弯しているため、屈曲ストレスには強い様に
見えます

 

 

しかし、胸椎の椎体関節の関節面は
側屈・回旋方向に動きやすい形をしており、
屈曲方向の可動性はあまり持っていません。

 

 

つまり、胸椎全体の構造としては後弯がありますが、
胸椎1つ1つに屈曲の可動性が多くあるわけでは
ないので、屈曲ストレスを受けた時に圧壊しやすい
構造にあります。

 

 

この様に好発部位もただ頻回に起こる場所
という認識だけでなく、解剖学的構造の
問題があるということを知っているだけでも、
今後の運動療法につなげていくことができます。

 

 

あとは脊柱の構造に合わせてどこの可動性をあげて、
どこに安定が必要か?を考えて運動を処方できる
といいですね。

 

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

理学療法士 中嶋 光秀

 

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