医療人として、日々の勉強は必要。
私達セラピストも院内勉強会や、士会、各団体の講習会に参加しています。
医療は日進月歩を続けており、数年前の常識が覆ったり、新たな知見やデータの基準値が変わったりと常日頃アップデートできるよう、情報に触れられる環境に身を置かなければなりません。
医療人である以上「勉強しない」という選択肢はありません。
最近若いセラピストから聞かれる声の中に「何を勉強したらいいかわかりません」という声が少なからずあります。
勉強会の数も多いですし、そもそもセラピスト自体に求められる医療職としての知見が多岐に渡ることがその原因になっていると思います。
セラピストの専門性だけでも、解剖学、生理学、運動学などの基礎がありますし、その他にも、病態、薬、画像読み等、加えて保険制度なんかも入るともう何が何だか・・・。
また、職場の先輩にアドバイスを貰おうにも、聞く先輩それぞれで学んでることが違うなんてのも、職場あるある。
結局何から手をつけていいかわからなくなってしまうのが現状です。
そこで、考えるべき事は、「今必要な事はなんですか?」ということ。
例えば、目の前の患者さんのリハビリで今解決できなくて困っていること。
これは目先の問題解決に繋がるので取り掛かりやすい事だと思います。
もう一つは、「自分の職場の専門性に合った勉強」です。
脳血管疾患の回復期に勤めているなら、脳血管疾患にまつわる勉強が主になるはず。
職場の専門性に合わせた学習を主にする事で、自身の勉強にもなりますし、職場自体の専門性を担保したり、高めたりすることができます。
間違っても脳血管疾患の回復期に勤めながら、運動器の勉強に時間を割かない事。
それは単なる独りよがりです。周りとちょっと違うんですって見せたいだけだったりします。
今回はあくまで3年目ぐらいまでのセラピスト向けの内容です。
3〜5年ぐらい職場の専門性に沿った勉強を続けていけば、かなりの専門知識が身につくはず。
そこに辿り着けば、より職場にとって必要な情報はなんだろうと考え、一定数腰痛患者がいるなら、そちらの勉強をしても良いですし、脳血管疾患に付随する疾患について知識を深めていっても良いでしょう。
そうする事でセラピストとしての個性が作られていきますし、病院内でのポジションを確立することも可能になります。(一つの専門分野に特化するのもあり)
まとめると、3年目までのセラピストで勉強方法に迷ったら優先順位をつけること。
優先順位は、
1、目の前の患者さんの治療で困っていること
2、職場の専門性に沿った内容
この2つをメインに、自分にとっての優先順位を見つけていきましょう!!
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オンラインで学ぶことも選択肢の一つなので、隙間時間を上手く使っていきましょう!
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最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
理学療法士 中嶋 光秀
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