【正しさにこだわると自由を奪う?〜】  

医療人にとって「正しさ」とは、切っても切れない感情。医療としての正しさは時に自由を奪います。

 

私達セラピストも例に漏れず、「正常動作」が大好き。

 

 

正常な歩行

正常な立ち上がり

正常な寝返り

正常な起き上がり

 

 

 

教科書でも、文献でも学んだと思います。

 

 

 

そして、患者さんにも指導していると思います。

 

で、

 

 

 

その結果、患者さんは「正常な動き」を
再現できるようになったでしょうか??

 

 

 

そしてその「正常な動作」で日常生活を
送っているでしょうか?

 

 

 

特にPTのみなさんが「正常」としている
「正常」って一体なんなのか?
考えたことがありますでしょうか?

 

 

 

私たちが取り扱う「正常」の中身は、
統計学と、力学的観点です。

 

 

 

例えば正常歩行であれば、
健常成人の歩行データを大量に集めて分析し、
平均化したもの。

 

 

多くの歩行データから共通して起こっている
現象を力学的に解析し、運動、エネルギー効率が
良い動きを一つのモデルとしています。

 

 

 

何が言いたいかというと、
正常歩行は「歩行という動作」を効率よく再現する
ためのフレームでしかない。ということ。

 

 

 

正常な立ち上がりも、「立ち上がり動作」を
効率よく再現するための方法。

 

 

 

寝返りも起き上がりも同様です。

 

 

 

あなたや、患者さんが動きやすくなる
方法ではありません。
力学的に効率がいい方法です。

 

 

 

そして条件設定が限られています。
その条件とは「すべての関節可動域、筋力、
感覚等々が正常である」

 

「平らな床で安定している環境」という前提です。

 

 

 

私たちや患者さんが生活する中で、
こんなに整った条件って皆無ですよね?

 

 

 

なのに、「正常動作」を指導していませんか?

 

 

 

「正常動作」は一つのパターンに過ぎません。
「自由度」はありません。

 

 

正常動作は力学的に効率の良いパターンでしか無いの
で、環境に合わせたり、身体条件が変わると、再現できません。

 

 

 

私たちが患者さんに提供したいことは
「正常動作」なのか?

 

 

 

環境に合わせてある程度変化させることができる、
「適応可能な動作」なのか?

 

 

 

「正常動作にこだわる事」と、「代償動作オンリーでとにかく目先の自立を目指す事」

 

 

 

どちらも患者さんの自由度を奪うことに
変わりはありません。

 

 

 

今よりも自由に動くには、最低限どんな代償動作やサポートが必要で、身体にはどんな機能が必要なのか?

 

 

 

それを動作分析を通して、患者さんと一緒にやり取りすることが動作分析と治療を繋げていくと思います。

 

 

 

IAIRコンセプトの根幹である「動ける身体を作る」

 

 

 

構造として動く身体を作ることが環境に合わせた動きを作る前提になります。

 

 

 

正しい動作を押し付けるのではなく、自由に動ける身体、環境をサポートする。

 

 

 

それがセラピストが関わるメリットです。

 

 

 

今日はここまで。

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最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

理学療法士 中嶋 光秀

 

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