腰椎骨盤リズムから見る体への影響

体幹前屈時の腰椎骨盤リズムから見る体への影響【IAIR関東情報9月号】(1)

IAIR関東情報

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【1】体幹前屈時の腰椎骨盤リズムから見る体への影響

 

皆さん、こんにちは!

今回は身体の土台ともいえる骨盤運動による影響についてです!

骨盤

 

骨盤って?

まず骨盤がどのような構造になっているか改めて確認していきましょう!

骨盤は左右一対の寛骨、仙骨、尾骨で構成されています。
寛骨は腸骨、坐骨、恥骨が一体化したものであり、17歳前後に一体化するといわれております。
仙骨は5つの仙椎が癒合してなるものであり、重要な役割として脊柱にかかる荷重を骨盤に伝えることです。
尾骨は3~6個の癒合した椎骨からなり、数は個人差があります。

 

腰椎骨盤リズムとは?

さて、本題ですが皆さんご存知でしょうが腰椎骨盤リズムとは
矢状面での運動の際の腰椎と股関節との運動学的関係を指します。
この運動は腰椎屈曲40°、股関節屈曲70°の組み合わせで通常評価されます。

正常であれば、体幹屈曲の全可動域を通じて股関節と腰椎が同時に屈曲しますが、通常腰椎から運動が開始されます。
ですが、股関節、腰椎に問題がある場合腰椎骨盤リズムは異常な運動となってしまいます。

 

1股関節に問題がある場合

股関節の屈曲制限を伴う場合は、体幹前傾の際、腰椎及び下位胸椎の過度な屈曲を強いられます。
それにより椎間靭帯や胸腰筋膜などの脊柱後方の結合組織が過伸張されたり、椎間板や椎間関節への応力が増大します。
これらの結果として腰部への痛みが生じる可能性が考えられますね。

 

2腰椎に問題がある場合

一方で腰椎の可動域が制限されている場合は股関節の過度な屈曲を必要とします。
それに伴い股関節伸展筋力も必要となり、結果として股関節にかかる圧迫力が増大します。
それでも健常な股関節であればこの圧迫力の増大は軽微なものであるため問題は少ないのですが、
変形性股関節症や関節変形などの股関節疾患を呈した方ではその変形速度を加速させてしまいます。

 

改善へのアプローチ方法は?

では実際にどのようにアプローチすればよいのでしょうか?
結論から言うとどちらの問題も連結部、つまり骨盤からアプローチするべき問題です。

腰椎の可動域制限に関しては骨盤に含まれる仙骨、仙椎の問題による可能性もありますし、
また股関節の可動域制限に関しては骨盤のアライメント不良によりハムストリングスに過度な緊張が生じていることで
制限を生んでいる可能性も考えられます。

 

今回のまとめ

・体幹前屈で腰椎、股関節の問題がわかる
・アプローチするべき点は骨盤から!

以上のことでもし興味がわいたという方がいらっしゃれば以下の内容もご覧下さい。
骨盤へのアプローチが上肢のリーチ全身の筋緊張の軽減に繋がる点など様々な効果を実感することが出来ます!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 


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Saito Makoto

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精神科作業療法に従事する。そのなか、臨床実習指導と院内改善指導に携わり、統合的な視点で医療の質向上をマネジメントする取組みを10年にわたり行ってきた。 IAIRに参加することで、病ではなく人をみる視点を手に入れ、同時に組織も人と同じく、病を抱えていることに気づく。共に育む「共育」をテーマに、療法士一人一人が組織に関わるための多角的な視点を持てるよう、人財育成とマネジメントに関する発信を行っている。
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