ここ数年、フレイル、サルコペニアといった新しい概念に
より、高齢者のADL低下に対し、筋力トレーニング等
が推奨されています。
また運動器不安定症という診断名もあり、明確な受傷が
なくても、加齢による筋力低下、転倒、ADLの低下が
問題視される社会になっています。
ガイドラインでも推奨されていますが、
http://www.japanpt.or.jp/upload/jspt/obj/files/guideline/19_physical_vulnerability.pdf
いずれも、「筋力トレーニング」に対する報告になっており、
ADLに変化をもたらすかについては明記されていません。
ADLまでは飛躍しすぎかも知れませんが、せめて、
基本動作の改善ぐらいは目指したいものです。
実際のところ、皆さんも高齢者に対して筋トレを
処方することは多いと思いますが、継続した結果、
動作に変化を感じていますでしょうか?
私たちが、高齢者に対して筋力低下だと判断する
場合、多くは基本動作やADL能力の低下から、
問題点として筋力低下を抽出し、MMTで確定させます。
そのため、動作ができない=筋力低下と結びつけて
筋トレを処方します。
しかし、この筋力低下、本当に「筋力」の問題
だけでしょうか?
私たちが数値としてみている「筋力」。
ここには多くの要素が隠れていて、
「筋力を発揮するための要素」が足りないと、
数字として筋力に現れないことも多くあります。
筋力を発揮するにあたり、筋は収縮をします。
筋収縮時に起こっていることは、皆さん学生の時に習った
「アクチン」「ミオシン」の滑走。
つまり、この滑走性が悪いと筋収縮がうまくいかない
ので「筋力」は発揮できません。
ただ、筋繊維のみ滑走性が悪くなるというのはあまり
想像しにくいので、当然周囲の結合組織の滑走性の低下は
みられるはずです。
ここからは経験則の域を脱しませんが、私達が高齢者の
筋肉に触れた時に感じる硬さ(スジっぽさ?)が組織の
滑走性の低下を示していて、
何らかの介入によってその硬さが和らいだ時、
患者さんの筋力発揮が良くなり、パフォーマンスの向上に
つながることが臨床経験として良くあります。
その介入方法が、IAIRコンセプトの組織滑走法
(TGA)です。
筋力発揮をするためには、組織の滑走性が良くなければ
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最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
IAIR 理事
理学療法士 中嶋 光秀
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