思考法

研究がしたいワケじゃない!は大きな勘違い。考察をスムーズにする思考法【5年目を過ぎた療法士の君へ】(37)

新人「う~ん……なんだかごちゃごちゃしてきました」
後輩「だよね~」
新人「この方の問題点ってココだと思うんですよね」
後輩「なるほど。それで?」
新人「でも、本人は偉そうと言うか、取り合ってくれないと言うか」
後輩「でも、やらなきゃならない?」
新人「そうなんです。奥さんにも厳しい感じで……」
後輩「何してた人なの?」
新人「えっと……」

 

新人さんと後輩君は何をやりとりしているのでしょう?

情報が集まりすぎて整理できていないなか、ご本人の拒否的な態度で思考停止気味……なのかな?
それを後輩君が質問をしながら整理を促しているようですね。

 

ですが、このままだと新人さんには何も残らないです!

理由は「可視化していない」から。

今回はリハビリアプローチを補足し、クライエントさんの気づきにつながる思考法を紹介します。

 

思考法ってどんなもの?

フレームワーク

一言で思考法と言っても様々な方法があります。

その方法ごとに目的も異なりますので、何の為にそれをするのか? はリハビリと同じですね。

一部を紹介すると……

  • 因数分解(5回なぜを繰り返し根本的な原因に至る)
  • KJ法(言語情報をグループ化して整理する)
  • マトリクス法(情報を複数の要素に共通する領域に置いて整理する)
  • 系統図法(階層的に情報のつながりを整理する)
  • MECE(漏れなく、ダブりなく情報を整理する)
  • SWOT分析(強みと弱みで物事を分析する)
  • 8つの質問(自分と相手とのやりとりを振り返る)

などなど、たくさんありますね。

 

でも、研究がしたいワケじゃないです!

KJ法

研究法の本などでKJ法が紹介されていますね。

それもあってか、研究法だと勘違いされる方がいますね。

でも、壮大な勘違いです。

あくまで最適解を見つけ出すためのツール、道具です。

どこでどう使うかは、使う人次第ですよ。

 

じゃあ、どう使っていけばいいの?

問題と課題

色々道具があって、どれを何につかっていけばいいのか?

という「道具がありすぎて手が付けられない」状態に陥っていることでしょう。

そんな時に最初に考えるべきことを教えちゃいます。

「課題はなにか?」です。

 

課題を発見する3つの問い

ヒトを見る

「課題はなに?」といきなり言われても出てきませんよね。

そこで今すぐ考えて欲しいことをいくつか挙げます。

  • 1、あるべき姿はどんな状態ですか?
  • 2、現在はどんな姿ですか?
  • 3、1と2のギャップは何ですか?

この3つの質問に回答することができれば、自ずと課題が見えてきます。

  • 1が具体的ではないなら、その為の情報を仕入れましょう。
  • 2が具体的ではないなら、現状把握に努めましょう。
  • 3が具体的ではないなら、1と2を表にして比較してみましょう。

これで課題が見えてきますね。

 

課題は見つかった、でも……

さあ、とはいえ課題が見つかっても次にどうすればいいのかわかりませんよね。

実際にそれらの思考フレームワークを使ってみないことにはピンとこないでしょう。

そこで、まずは以前紹介した記事を読み返してください。

使い方を紹介しています。

以前紹介した思考フレームワーク

 

いや、実際どうにか使い方を学んでみたいんです!

そんな方には……OK。時間を作ります。

なぜなら……IAIR認定A-class「Hand’s Offアプローチ」に関わってきますからね!

座学で行える内容ですから、テーマ毎にオンラインでワークショップをしましょうか!

 

まずは会員の皆さんとオンラインサロンでやっていきましょう!

 

*会員の方がログインすると、以下にオンラインサロンのリンクが表示されます。

 

まだ会員じゃないと言う方はこの機会に会員登録することをお勧めします!

 

ということで、Hand’s Onアプローチと両輪の関係にあるHand’s Offアプローチを補足する思考フレームワークについて紹介しました。

徒手的なテクニックだけではなく、統合と解釈を深める学びもIAIRと共にしていきましょう!

齋藤
IAIR 齋藤 信

 

追伸

クライエントさんの背景に迫り、真の目的を発見する方法があります。

多因子(マルチファクター)を分析し、リハビリに活かしてみませんか?

https://iairjapan.jp/iair-hands-off

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    • イベント無し

Saito Makoto

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精神科作業療法に従事する。そのなか、臨床実習指導と院内改善指導に携わり、統合的な視点で医療の質向上をマネジメントする取組みを10年にわたり行ってきた。 IAIRに参加することで、病ではなく人をみる視点を手に入れ、同時に組織も人と同じく、病を抱えていることに気づく。共に育む「共育」をテーマに、療法士一人一人が組織に関わるための多角的な視点を持てるよう、人財育成とマネジメントに関する発信を行っている。
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