片麻痺の歩行訓練をはじめとして、

歩行を語る上で欠かせない、力学的要素。

 

歩行周期、ロッカー機能に関節モーメント。

 

いわゆる下肢に対する視点が多いのも特徴です。

 

足りない機能に対して、装具で補ったり、

筋トレしたり、TENSで電気刺激をしたり。

 

最近では医療機器メーカーから歩行補助具として

歩行(もしくはその機能の一部)をモーターで

アシストする機器も出てきています。

 

これらはいずれも、歩行中の「下肢の機能」について

フォーカスしています。

 

当然、歩行のためには、立位保持できるだけの筋力と、

歩行するために関節可動域が必要です。

 

それらが協調して働くことでロコモーターの役割を

果たします。

 

だだ、「効率的な歩行」を考えた場合、

下肢の筋力や可動域、ロッカー機能に終始していても、

「効率的な歩行」にはたどり着きません。

 

「効率的な歩行」というフレーズで考えた場合、

何が効率的なのか?というと「エネルギー」です。

 

エネルギー効率の良い歩行は結果的に

フォームも良いですし、スピードの変化もつけられ、

疲れにくい。

 

良いことづくめです(笑)

 

では、私たちが歩行の中で使っている

「エネルギー」

とは何でしょう?

 

それは位置エネルギー運動エネルギーです。

その元となるのは重力です。

 

力学的には「倒立振子モデル」というもので、

歩行のエネルギーを簡素化して見ることができます。

*進行方向は→です

 

歩行のエネルギーが位置エネルギー(運動エネルギー)

によるものであれば、

 

重視する点は、いかに高い位置に重心があるか

(位置エネルギーが高い)になります。

 

つまり、開始肢位である「立位」の時点で、

重心を高い位置でキープできているか?

が「効率の良い歩行」の肝になります。

 

膝が伸びて、腰や背中もすらっと伸びて、

頭も前かがみではない、直立姿勢。

 

究極はここから歩き出すのがベストですが、

患者さんによって、体の機能はまちまちです。

 

効率的な歩行を目指すなら、

「可能な限り重心を高くした立位」

の獲得を目指した方が早いかもしれませんね?

 

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最後まで読んでいただき

ありがとうございます。

 

 

IAIR 理事

理学療法士 中嶋 光秀

 

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