肩や膝の痛みを有する人の共通点

臨床良く相対する肩や膝の痛みを有する患者さん。

  • 肩関節周囲炎
  • 変形性膝関節症

等が、良く指示が出る診断名だと思います。

 

これらの診断名を有する人には、いくつかの共通点があります。

 

炎症を有する

肩関節周囲炎にしろ、変形性膝関節症にしろ、組織が炎症を起こしていることがほとんどです。

沈静化するまでに時間を要しますし、酷い場合は変形や拘縮によって可動域制限を起こします。

何故炎症が起こるのか?を考えてみると、理由はシンプルです。

 

過剰な負荷

通常掛からない負荷が、肩や膝に掛かったことで炎症は起こります。

例えば、肩関節の動きは肩甲胸郭関節や肩鎖関節、胸鎖関節の複合運動によって起こります。

しかし、いずれかの関節が可動性を失ってしまうと、肩関節はその動きを代償して周囲筋を過剰に緊張させてしまうことがあるのです。

 

その結果として肩甲上腕リズムは崩れ、肩の運動に異常が起こります。

 

膝に関しても同様、普段は股関節と足関節の柔軟性によって支えられている体重が、それらの可動性が失われることで、膝への負荷量が増加してしまいます。

筋力低下が原因でないのは、痩せた高齢者でも、膝の痛みを有する人とそうでない人がいることから明白でしょう。

 

筋力低下だけでは説明できません

 


 

痛みの関節とは違う部分の異常

上の説明でもある通り、肩や膝だけに問題があるわけではありません。

隣接する関節や、より体幹部に近い関節の異常が、結果として肩や膝の痛みを作ってしまうのです。

 

アプローチの実際

筋力トレーニングでは、なかなか症状が改善しない経験はないでしょうか?

ROM訓練では可動域が変わらない経験はないでしょうか?

 

大切な視点は、異常がある部位だけでなく全身を包括的に視れるかどうか。

 

全身状態を変える非常にシンプルな方法を一つお伝えします。

  1. 出来るだけリラックスした姿勢を患者さんには取ってもらいます(臥位でも立位でもOK)
  2. お腹を膨らますように深呼吸(複式呼吸)をして頂きます
  3. 5~10回程繰り返します

 

リハに入る前に、たったこれだけするだけで、痛みが軽くなったり、可動域に変化が見られることがあります。

これをもう少し理論的かつ実践的に会場ではお伝えしています。

 

IAIRの研修では、運動療法や筋力トレーニングを行う前に必要な徒手的アプローチを学ぶことが出来ます。

IAIRのアプローチは、TGAという概念が軸になったことで、解剖学・生理学の根拠に基づいたものに変化しています。

膝や肩の痛み、可動域制限の問題が上手く解消できない方に是非聞いていただきたい内容です。

 

今年度の全国研修会のスケジュールは以下より

北海道  東北  関東  関西  四国・中国  九州

 

それでは、最後まで読んでいただけて感謝です。

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一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会

理事 理学療法士 福留良尚

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福留 良尚

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国際統合リハビリテーション協会常任理事 IAIR九州専任講師 理学療法士 コンディショニングサロン仁愛クリニカルルーム代表 3児の父 
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