認知行動療法

徒手療法や運動療法をしても改善しない慢性腰痛に〇〇療法も!No183

 

徒手療法や運動療法を行って
その時は痛みが大分改善するのに
その次にお会いすると
  
 「痛みが変わりません!」
 
 「あまり調子よくないです!」
 
  などといわれ
 
悩むことはありませんか?

やはり、理想としては、
私たちが関わるごとに
改善傾向となり、
次にお会いした時には、

「痛みが大分減ってきました!」

「随分調子よくなりました!」

「以前がうそのように体が軽くなってきました!」

と言ってもらえると嬉しいですよね。

実は、
(すでに、ご存じの方も多いとは思いますが、改めて)

運動療法や徒手療法などで
筋骨格系を主体にアプローチしても
改善しない腰痛があるとされています。

それは、心理社会的要因による腰痛です。

その心理社会的要因に対するアプローチとして
推奨されているのが

「認知行動療法」です。

この認知行動療法を意識しながら
臨床を実践できるのと出来ないのでは、
結果に大きな差が生まれるでしょう。

あなたは、

自信もって実践されていますか?

認知行動療法。

今回は、
認知行動療法を実践する上で
知っておきたい

シンプルなポイント

その「歴史」から簡単に紹介していきます。

◇認知行動療法の推奨度

まずは、
その歴史を見る前に、
本当に認知行動療法が
有効なのか、

どの程度、
推奨されているのかを
紹介しておきます。

2012年に発行された
本邦の「腰痛診療ガイドライン2012」は、
ご覧になったことありますか?

(2019年5月13日には、『腰痛診療ガイドライン2019』が発刊されています)

その中の54ページに
「腰痛に患者教育と心理行動的アプローチ(認知行動療法)は有効か」
ということがまとめられています。

その要約として

「認知行動療法は、亜急性または慢性腰痛の治療に有用である」
ということが、

推奨度Grade A(行うように強く推奨する。強い根拠に基づいている)で

紹介されています。

ちなみに、運動療法もGrade Aで、
「慢性腰痛(3か月以上)に対する有効性は、高いエビデンスがある」
とされています。
ということで、

運動療法を加味した、
認知行動的なアプロ―チを
習得しておくことは、
 
慢性腰痛の対応として肝要と言えますね。
 

◇認知行動療法とは

では、改めて認知行動療法とは
どのようなものかを確認していきましょう。

「認知行動療法とは、

人間の気分や行動が認知のあり方(ものの考え方や受け取り方)の影響を
受けることから、認知の偏りを修正し、問題解決を手助けすることによって
精神疾患を治療することを目的とした構造化された精神療法である。

行動療法(学習理論に基づく行動変容・理論の総称)と

認知療法(認知や感情に焦点を当てる心理療法)とを

併せたものが認知行動療法と解釈されており、
パニック障害、脅迫性障害、摂食障害、不安障害などに
効果があるといわれている」*

というが、認知行動療法の説明です。

いつも気分がすぐれない

なかなかエクササイズを自分では
行う意欲が出てこない

そのようなことが、
認知のあり方

つまり、

ものの考え方や受け取り方の
影響を受けているので、

そこを、偏りなく、効果的な
考え方や受け取り方に修正していく
支援をしていくということです。

◇現在の認知行動療法は第3世代に入っている

ところで、
認知行動療法は、第3世代に入っているといわれています。

第1世代が、行動療法

第2世代が、認知療法

そして、

第3世代が、

痛みや腰、思考から注意を逸らすというコンセプトで
ACT(アクセプタント&コミットメント・セラピー)などがあります。

★第1世代の行動療法の例としては、

不安や恐怖があり、
なかなか一歩を踏み出せない時
小さなステップを設け、出来ることから
少しずつ取り入れることなども
あてはまります。

★第2世代の認知療法の例としては、

「痛いから何もできない」

「2年間ずっと痛いです。いつも痛いです」

という考えから、

「痛くても、できることはある!」

「ずっと痛いわけではなく、
痛みがなく動けている時間もある」

いうように、
出来ている部分に注目していくことを
手助けすることがあてはまるでしょう。
★第3世代の認知行動療法の一つとして

前回のコラムで紹介した
マインドフルネスも該当します。

シンプルに言うと、

・今、ここの現実に
 
 ・客観的に
 
 ・気づいている 

ことでしたね。

前回は、食事の例で説明しました。

◇臨床での活用

以上のように、
運動療法の中にも、
知らず知らずのうちに、
認知行動療法の要素が入っている
ことはあると思います。

従って、

運動療法と認知行動療法は
別々に考えるのではなく
運動療法を加味した認知行動療法を
意識していただくだけでも、

アプローチの考え方が変わって
効果的な慢性腰痛の対応ができると
思っております。

つまり、

運動療法をしながら、

どんな不安や恐怖を抱えているのだろうか?
(第1世代)

腰が痛くてもできることはある、というように
前向きで、合理的な思考になっているだろうか?
(第2世代)

運動しながら、今の体の症状や変化や身体感覚の変化
に注意を向けて、客観的に捉えられているだろうか?
(第3世代)

このようなことを
できることから
確認しておくことで、

認知行動療法の

第1世代

第2世代

第3世代を

活用にしていることになるでしょう。

◇まとめ

慢性腰痛のアプローチとして

・運動療法と

・認知行動療法は、

推奨度が最も高いGradeAとされています。

認知行動療法の要素は

運動療法を行いながらでも
取り入れられるものです。

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*引用文献 「腰痛診療ガイドライン 2012」南江堂

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複合的腰痛アプローチ
IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰

赤羽秀徳

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