OTにも必要な体幹の評価方法と動作への応用【トイレ動作】

皆さん、こんにちは!

突然ですが、皆さんは体幹の評価をどのように行ってらっしゃいますか?
まずは頭の中で思い浮かべてみてください!

悩む

いくつか浮かんできましたか?

例えば、既存の機能検査で挙げるのであれば

  • トランクコントロールテスト(Trunk Control Test)
  • SIASの体幹項目

などが挙げられますし、その他にも

  • MMT
  • バランス検査
  • 立ち直り反応

などもありますね。

この他にも評価方法はありますが、ある程度ぱっと思いつくのであれば機能的な評価は概ね行えていると思います。

では、実際にこの体幹の機能が動作においてどのように必要なのか考えて見ましょう。

 

トイレ動作に必要な体幹の機能

 

車椅子で移動している方のトイレ動作を例にして挙げるのであれば以下のような項目が挙がってきます。

①車椅子や便座からの離殿の際の骨盤前傾
②起立中の体幹屈曲伸展
③起立後の体幹正中位保持(矢状面上)
④便座上での座位バランス

この①~④までの項目において全て体幹が関わります。
勿論、他の部位も関わってはきますが、体幹へ適切なアプローチが行えればこの①~④の項目へ対処する事が可能です。

重要なのはこれら体幹へどのようにアプローチするかということです。

 

 

アプローチ方法例

 

私が行っているアプローチは腹部ポンピングです。

腹部の血流を改善する事で内臓の緊張を緩和し、その結果脊柱の可動性の拡大、
インナーマッスルの活性化が得られます。(腹膜と脊柱の関係、神経支配の関係により)

方法としましては、

①背臥位で両膝を立てていただく
②患者様に深呼吸(可能であれば腹式呼吸)をしていただく
③呼気に合わせて腹部を床方向に垂直に押していく。(この時力は絶対に入れないように)
④この動作を上腹部(鳩尾付近)、中腹部(へそ上)、下腹部(へそ下)で1回ずつ行う。

となります。

これを行うだけでも余計な筋緊張も取れますし、インナーも使いやすくなるのでトレーニング前に是非試してみてください。

 

まとめ

今回の記事をまとめると

・体幹は多くの動作に関わる重要な部位である
・体幹へのアプローチの1つとして腹部ポンピングが挙げられる。

体幹は上記の通り様々な動作に関わってきます。
ですのでどこをみればいいのか、どのようにアプローチすればよいのか迷ってしまう方も多いと思います。

6月15日に開催されるセミナーでは、翌日の臨床にすぐに活かすことが出来るような、体幹の評価方法やアプローチ方法を紹介しいたしますので、気になる方は下部もご参照ください。

トイレ動作に必要な評価・アプローチ法

基礎講座トイレ動作分析
【日 時】2019年6月15日 10時〜16時
【講義内容】

  • 立ち上がりに必要な体幹機能
  • 体幹機能の評価と解釈(Finger floor distance (FFD) 検査)
  • 体幹に影響を及ぼす3つの原因(上肢・下肢・体幹深層筋)
  • 問題点に対するアプローチ法
  • 上肢・下肢・体幹深層筋に対するアプローチ

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

IAIR認定インストラクター 作業療法士
道岡 健祐(みちおか けんすけ)

追伸

アプローチの一例として紹介した腹部ポンピングはこちらのセミナーでも学ぶことが出来ます。
詳細な方法が知りたい方、そのほかの筋膜へのアプローチが知りたいという方は以下もご参照ください。


齋藤 信

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精神科作業療法に従事する。そのなか、臨床実習指導と院内改善指導に携わり、統合的な視点で医療の質向上をマネジメントする取組みを10年にわたり行ってきた。 IAIRに参加することで、病ではなく人をみる視点を手に入れ、同時に組織も人と同じく、病を抱えていることに気づく。共に育む「共育」をテーマに、療法士一人一人が組織に関わるための多角的な視点を持てるよう、人財育成とマネジメントに関する発信を行っている。
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