【肩甲骨へのアプローチ〜可動性を引き出すだけで大丈夫?〜】

40肩や50肩と言われる肩関節周囲炎、

脳卒中片麻痺による、亜脱臼など。

 

 

よく出会う症状にも関わらず、介入に難渋するのが「肩」。

 

 

その中でも、肩甲上腕リズムに関係する「肩甲骨」

よく介入対象になる箇所です。

 

IAIRコンセプトであるTGAでも肩甲骨周囲に対する

アプローチがいくつかあります。

 

 

メジャーな箇所のため、他の手技でもアプローチする

方法が紹介されていますが、どの方法においても

目的は「肩甲骨に動きを出す」事。

 

 

「肩甲骨を動かす事で、肩甲上腕リズムが整い、

肩の正常な動きを引き出す事で、症状が減ります」

 

 

というのが大雑把な説明になります。が、

いっけんもっともらしく聞こえる上記の説明。

本当に肩甲骨を動かす事で症状が減るのでしょうか?

 

 

肩甲骨には運動性と安定性の2つの要素が絡んでいます。

 

 

肩甲上腕リズムに代表される、「肩関節の動き」

そのものに関与する運動性と、

上肢帯として、中枢部の安定と末梢部の運動性という

関係性からみる、「身体活動として必要」な安定性

 

 

肩関節の動きそのものに、肩甲骨の動きの悪さが関与

していれば、「肩甲骨を動かす」という選択はアリです。

しかし、肩甲骨の動きが悪くなった原因が何かによって、

動かす事で逆に悪影響を与える場合もあります。

 

 

例えば、脳卒中片麻痺患者の肩を考えてみましょう。

 

 

よっぽどの弛緩性麻痺でなければ、大なり小なり

麻痺とウェルニッケ肢位が原因で、肩周囲の不動が

作られます。

 

 

大胸筋や小胸筋、上腕二頭筋なども短縮し、肩が前に出る

事で肩甲骨も挙上外転位に引かれ、一塊りの完成です。

 

 

当然、第一選択としては「硬さをとる」事です。

 

 

でも、せっかく硬さを取ったのに、活動すると

「すぐ」元のパターンに戻りませんか?

 

 

着目するのは「なぜ」ウェルニッケ肢位のような

肩周囲の緊張状態を作り出す必要があるのか?です。

 

 

上肢のウェルニッケ肢位は肩甲帯の安定を作るために

「意図的に」行なっているものです。

 

 

肩甲帯の不安定性を解消するために作り出した

硬さなので、「硬さをとる」ことだけを目的に

肩甲骨を動かすと、「不安定」になります。

 

 

その不安定になった肩甲帯のまま活動すれば、

身体は安定性を求めてウェルニッケ肢位の

パターンに戻ります。

 

 

では安定を与えるにはどうすれば良いでしょうか?

答えは「関節面上で動かす」事。

 

肩甲胸郭関節、つまり胸郭に沿ってゆっくり

動かす事で、身体に「安定した動き」の

感覚入力をしていきます。

 

 

感覚入力が上手くいけば、安定性を確保するために

緊張を高めていた筋は緩んできます。

 

 

結果的に肩周囲の可動性が上がり、安定性も増えます

のでその後のADLや歩行にも良い影響が出てきます。

 

 

身につけた介入方法も使い方を考えなければ

患者さんに還元できません。

 

 

IAIRで、仮説検証をしながら手技をどう活かしていくのか

を学び、かつ「動ける身体を作る」ための手技を身につけて

みませんか?

 

 

[PR]

脳卒中に対する治療を体系的に学びたい方は

コチラ→CCRA

 

 

IAIRでは5〜8月までの間、「ROM-exと触診セミナー」、

「動作分析セミナー」「肩、膝の介入方法が学べるセミナー」

などが全国で開催されます。

 

令和元年になりました。スタートダッシュするなら

5月開催のセミナー参加がオススメです!

 

全国のセミナー日程はこちら

↑クリック

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございます。

 

 

IAIR 理事

理学療法士 中嶋 光秀

 

◇◆◇◆◇◆お知らせ◆◇◆◇◆◇

IAIRの公式LINEが始まりました!
まだ見られていない方は、是非遊んでみてくださいね。

お友達も1300名達成です^^!
LINE@特典のクーポンもございます^^

クリック↑

*******************************
一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会
E-MAIL:info■iairjapan.jp(←■を@に変換してご利用ください)
HP:https://iairjapan.jp
Facebook:https://www.facebook.com/iairjapan/
中嶋個人Facebook:https://www.facebook.com/mituhide.nakajima

*******************************


Scroll to top