GW真っ最中ではありますが、この時期、新人さんや
臨床実習生さんへの指導で意外と忙しいかと思われます。
まだまだ、患者さんにも慣れず、一挙手一投足が
ぎこちない姿が目に浮かびます。
学生さんや新人指導に関わる際、最近はCCS
(クリニカルクラークシップ)を重視されてきており、
SVとなるセラピストの補助をしながら
現場での働き方、考え方を学んでいくことが
増えてきています。
その中で、指導する側からよく提示されることが、
「とりあえずROM-exからやってみましょうか?」
という提案。
全てのPT、OTが必ずと言っていいほど
初歩的介入の一環としてROM-exを提示すること
が多いのですが、
学生さんや新人さんが、果たして
ROM-exをこなせているでしょうか?
「ROM-exやってみましょうか?」というと
ぎこちなーく上肢を持ち、または下肢を持ちつつ
首を傾げながらROM-exを始めます。
学生さんなら、自信がないのは当然でしょう。
ただ、新人さんは実習を終えてきているので、
「ROM-exぐらいできるでしょ。」と思うのは
指導者側の思いこみ。
学生さんに聞くと、「学校ではROMテストと
MMTは練習したけど、ROM-exは習っていない」
という回答がほとんど。
新人さんも、ROM-exを実習中に習っていなかったり、
「ストレッチですよね?」と最終可動域付近でグイグイ
押してみたり…。
実は私たちが初歩的介入だと思っている
ROM-exですが、体系的に学び、実践する機会が
ほとんどないのが実情です。
そうゆう私も若い頃にROM-exをちゃんと学んだことはありません。
自己流だったのに後から気がついて修正していきました。
初歩的な介入と思われがちなROM-exですが、
実際には色々なことを意識して行う必要があります。
筋の走行(起始停止)や、関節構造と運動方向
などの解剖、運動学的なことや、
図)ビジブルボディー〜ヒューマンアナトミーアトラス2017〜より引用
組織のエンドフィールや、タッチの仕方など、
介入するにあたって、自分自身が感じておかなければ
ならないことなどです。
上記は一部にすぎません。
逆に、ROM-exには私達セラピストにとって身体に触れる上で
基本となる要素がたくさん含まれていて、どの要素をとっても
必要不可欠な要素ばかりです。
IAIRでお伝えしている徒手的介入法である
組織滑走法(TGA)も、実践するためには
ROM-exに含まれる全ての要素を必要としています。
ROM-exは私たちセラピストの基本中の基本です。
そこをおろそかにしたままでは、どんな治療法も
使いこなせません。
まだ今年度も始まったばかり。
基本を改めて見直し、足場を固めるには良い時期です。
この時期に、新人さんも、その指導者さんも、
改めて、ROM-exを再考してみませんか?
[PR]
IAIRでは5〜8月までの間、「ROM-exと触診セミナー」、
「動作分析セミナー」「疾患別の介入方法が学べるセミナー」
などが全国で開催されます。
GW明けで気合を入れ直すなら5月開催のセミナー参加
がオススメです!
↑クリック
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
IAIR 理事
理学療法士 中嶋 光秀
◇◆◇◆◇◆お知らせ◆◇◆◇◆◇
IAIRの公式LINEが始まりました!
まだ見られていない方は、是非遊んでみてくださいね。
お友達も1300名達成です^^!
LINE@特典のクーポンもございます^^
クリック↑
*******************************
一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会
E-MAIL:info■iairjapan.jp(←■を@に変換してご利用ください)
HP:https://iairjapan.jp
Facebook:https://www.facebook.com/iairjapan/
中嶋個人Facebook:https://www.facebook.com/mituhide.nakajima
*******************************