距離感

リハ職が他の職種と決定的に違うたった1つのこと【5年目を過ぎた療法士の君へ】(27)

新人「はぁ……」
先輩「ん?どうしたの?」
新人「ええと……色々自信が無くなってきて……」
先輩「まあ、まだ二週間だし、今から落ち込んでても仕方ないよ。ねぇ?」
後輩「いやいや先輩、そうじゃないですって」
先輩「そうなの?」
後輩・新人「そうです!」
後輩「話を聞いてくださいよ……な?」
新人「実は……」

 

新人さんも入職して二週間が経ち、自分のできなさ加減に直面してきました。

そんななか、とある看護師さんの一言で「他の職種とリハビリ専門職の違い」をハッキリ説明できなかった自分に落ち込んでいるそうです。

さて、あなたならどんなアドバイスをしますか?

 

リハビリ専門職ってなんだろう?

リハビリ専門職

今回の話題の大元は、現場に出て初めて関わるリアルな他の職種の皆様。

所謂、多職種の皆さんと、リハビリ専門職との違いです。

現役合格の新人さんならなおさら戸惑う場面でしょう。

リハビリ専門職とは一体何者なのでしょう?

他の職種の皆さんとの違いを新人や後輩に説明してことはありますか?

 

正解はない?でも……

正解はない?

現場ごと、患者さん、クライエントさんごとにリハビリ専門職として求められることは違います。

マルチファクター(多因子)という個人や環境の多様性に対応する重要性が垣間見えますね。

なので、正解はありません。療法士一人一人が見つけていくものなのかもしれません。

この辺りが国家試験合格=正解を求められてきた学生と、臨床に出た療法士の大きな違いであり、新人さんが戸惑う部分ですね。

 

リハビリ専門職の価値を発見する方法

リハビリの価値発見

正解はありません!

ですが、それではあまりに丸投げ。

このような時には、比較をしてみましょう。

新人や後輩に説明したことがないなら、あなたの現場でリハビリ専門職が求められること、苦手なことと、多職種ごとの求められること、苦手なことを比較しながら一緒に洗い出しをしてみてはいかがでしょう?

新たな発見がありますよ。

 

リハビリの現場と他職種の現場の違い

パーソナルスペース

最後に僕の視点で一つだけアドバイスを。

リハビリの現場と他の職種の現場の違いとして、キーワードになるのは「距離」です。

他職種の現場と大きく違うのは、その距離感。

約45cm……いえ、それ以内にいることがほとんどです。

息遣いも感じれば、相手の体温だって直に感じられる距離。

これだけ近い距離で、相手と関わることって……日常のなかそうそうありません。

それこそ、恋人や夫婦ならまだしも、子供や親兄弟、家族関係となれば近いからこそ遠くなります。

医師、看護師、介護士の皆さんだって近いと思うかもしれませんが、違います。

それぞれ、役割があり、物理的な距離が近くとも、心理的な距離感はリハ職ほど近くありません。

リハ職は、物理的にも、心理的にも距離が近くなれる存在です。

他の職種や、ご家族、それこそ本人が諦めていたとしても、最後まで本人を信じて諦めない。

距離が近いからこそできることです。

 

傍に在り続けるからこそ、テクニックや小技ではなく、本心から相手を信じていられるリハ職でいたいですね。

齋藤 信
齋藤 信

追伸

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  2. マルチファクター
  3. Cタッチ(Comfortable-Touch)
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これらは、リハビリテーションを行う上で、もっとも重要な4つの鍵です。

 

今回話題にしたのは、マルチファクターにアプローチするきっかけになります。

マルチファクターについて>>>https://iairjapan.jp/about-tga

 

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齋藤 信

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精神科作業療法に従事する。そのなか、臨床実習指導と院内改善指導に携わり、統合的な視点で医療の質向上をマネジメントする取組みを10年にわたり行ってきた。 IAIRに参加することで、病ではなく人をみる視点を手に入れ、同時に組織も人と同じく、病を抱えていることに気づく。共に育む「共育」をテーマに、療法士一人一人が組織に関わるための多角的な視点を持てるよう、人財育成とマネジメントに関する発信を行っている。
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