【IAIRニュース】パーキンソン病の原因タンパク質検出について/適正体重でも代謝異常に注意が必要

本日はリハビリの臨床と関係のありそうな、気になるニュースを2つお届けします。

 

1)パーキンソン病の原因タンパク質凝集体を脳脊髄液から検出

 

パーキンソン病の原因タンパク質と示唆されているα-シヌクレインというタンパク質の凝集体を脳脊髄液から検出することが実現されました。

 

パーキンソン病の早期診断(と早期治療開始)や根本治療開発につながるという期待が高まります。

 

治療という意味ではまだ課題が多く存在するようですが、いまだわからないことが多いパーキンソン病の診断や治療を進化させることになるでしょう。

 

このデータは脳脊髄液を用いて行われるわけですが、その脳脊髄液に関しても概念が変わろうとしています。

 

A new look at cerebrospinal fluid circulation

や他の論文でも、かつて「脈絡叢で産生されてクモ膜下粒から静脈へ吸収される」とされてきた脳脊髄液の動態を再考することが提言されています。

そんなにシンプルではなく、もっと複雑である、と。

 

先ほどの論文では

・血管周囲腔がリンパ管機能をはたしている。
・脳脊髄液のかなりの部分がリンパ節に吸収されている可能性がある。

などの新しい知見が報告されていますが、過去の発表の全てが否定されるわけではありません。

 

測定機器や測定方法を見直していくことで、これまで当たり前だと思っていたことが変わっていくことは不思議なことでも何でもありません。

 

かといって新しい発見だからそれが真理である、というわけでもないのが、難しい部分ですが新しい情報に触れ、過去に言われたことを再検討する姿勢は重要です。

 

こういった発見が進んでいくことでパーキンソン病だけでなく、認知症やアルツハイマー病や水頭症などの診断や治療がこれまでとは変わっていくでしょう。

さて、リハビリはどのように変わっていくでしょうか・・・

 

<関連記事>

脳脊髄液に関する新しい知見とリハビリテーションを統合したアプローチ

 

 

2)男性は健康で適正体重でも軽度の代謝異常に注意-順天堂大の研究グループ

(CareNet 2019/04/15)

「脂肪組織のインスリン感受性が低下した人では、体脂肪率の軽度な増加がみられたことから、健康で適正体重でも、わずかな体脂肪の増加により脂肪を蓄える能力を超えてしまう可能性がある」と考察している。

 

筋にインスリン抵抗性があったり、皮下脂肪で脂肪を蓄える能力が低下しているなどが原因として考えられるようでした。

 

痩せているからといって、日常生活での運動や、体力向上を目的とした運動が行われないと脂質代謝の異常につながるのかもしれません。

もはや見た目だけではわかりませんね。。。

 

脂質異常が原因の疾患でリハビリオーダーが出る場合もあります。

最近では発症前からの関わりや、発症後の再発予防の関わりが注目されつつありますので、医学的知識をベースにした予防的関わりはますます重要になることでしょう。

 

なかでもウォーキングやジョギングといった気軽にできる身近な運動は取り組みやすいため、各地のイベントや健康教室でも取り上げられております。

 

<関連記事>

 

今までの働きかたそのものを見直す必要性は、データで出ております。

動き出すタイミングは自分次第ですが。

 

 

<<PR>>

運動時の疼痛を感じるシステムを理解できると、運動中の「何に」対処すれば良いかが判断できます。

運動において組織の滑走は見逃せないテーマになります。

 

★疼痛を神経科学と徒手技術で解決に導く

https://dnmjapan.jp/dnm-seminar/

 

 

片麻痺について学校で習ったことが臨床で役立てない・・・?

学んだことを、どのように活かしたら良いかを身につけます。

★CVAの神経生理学と臨床を結びつけるアプローチ

http://ccrajapan.jp/

 

 

*お知らせ

リハビリのことではなく、世の中を斜めから見つめたメルマガ「福田のメルマガ」

毎週月曜日11:30にこっそりと無料でお届けしています。

4月15日は、骨盤矯正とか姿勢矯正に対しての違和感について配信しました。

登録はこちらから。

登録無料でいつでも解除可能です。

Scroll to top