あなたが関わる方で、
「普段から、運動した方が分かってはいるんですが・・・」
「あまり食べ過ぎないほうがいいのは、分かってはいるんですが・・・」
など
【変わりたい!】
でも
【変わりたくない!】
という発言をされる方はいらっしゃいませんか?
・
・
・
もしかしたら、あなた自身も
そんな経験があるかもしれませんね。
・
・
・
今回は、そんな行動の理解に役立つ
【行動変容ステージ】についてみていきましょう。
臨床、私生活に絶対役立ちます!!!
◇行動変容には、よくある“両価性”とは?
実は、
先ほど例にあげた
【変わりたい!】
でも
【変わりたくない!】
というのは、
【行動変容ステージ】で考えると
普通のことだといわれています。
この状態は、
<両価性>の状態
といわれています。
それは、5つあるステージでいうと
初めの2つのステージの状態です。
★このステージに状態のときには、
いきなり、行動を促すような
・情報提供
をするよりは、
↓
まずは、しっかり相手の状況を
把握するために、
・傾聴し、
・共感
することが肝要とされています。
つまり、
「これやってみたらいいですよ!」
という感じよりは、
↓
「どんなことを期待してますか?」
「いままで随分頑張ってきましたね」
という感じです。
◇行動変容ステージとは?
では、ここで
日本保健医療行動科学会の資料を参考に
行動変容ステージを紹介します。
=============
・無関心期:
行動変容に関心がない時期
・関 心 期:
行動変容に関心はあるが,まだ実行する意思がない時期
=============
・準 備 期:
行動変容に向けた行動を実行したいと思っている時期
・実 行 期:
明確な行動変容が観察されるが,その持続に自信がない時期
・維 持 期:
明確な行動変容が観察されて,その持続に自信がある時期
=============
以上のような五つのステージが紹介されています。
両価性の状態は、
前半の二つ
・無関心期
・関心期
のステージで、
・行動変容に関心がない
・行動変容に関心はあるが,まだ実行する意思がない時期
キーワードは、
【関心】
【意思】
ですね。
◇両価性の状態を知る方法
両価性の状態を知る方法としては、
相手の発言がヒントになります。
シンプルです。
・
・
・
それは、
「でも、・・・」
「だって、・・・」
という、発言があるときは、
準備期には、入っていないと判断できるでしょう。
この状態の時に、医療従事者側が、
正しいと思うことを無理に
押し付けようと<説得>すると、
相手は、さらに反論したり、意固地になり
双方にとって、望ましい方向とは反対の行動を
とってしまうこともあるので要注意。
やはり、
前述のように、
まずは、
・傾聴して、
・共感を続けることが大切です。
・
・
【問題解決】を急がず、
【相手の理解】に時間を使いましょう!
(これ!かなり大事!!!)
◇是非、有効活用を!
改めて、いかがでしょか?
今までの臨床、あるいは私生活で
【行動変容ステージ】という概念は
利用されておりましたか?
・
・
・
各々の背景によって、当然その時の
行動変容ステージは異なります!
一所懸命励ましながら、
アドバイスしてもなかなか行動が
変わらないこともあるかと思います。
そのようなときに、
このステージを知っていると
相手の行動、そして、
自分の行動 の
理解もより深まります!
行動が理解できると・・・
不必要なイライラ感情などを
あまり感じなくなりますので
是非、普段から臨床、私生活において、
必要な場面では思い出せるように
準備しておくことをおススメいたします。
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