10月7日に行われた当協会理事会にて、関東支部代表の齋藤信が国際統合リハビリテーション協会の副会長に就任しました。
副会長の齋藤より。
皆さま、IAIR-GM改め、今回IAIR副会長を拝命いたしました齋藤 信です。
初代副会長という事で、未来のIAIR副会長に繋ぐ試金石としての役割が果たせればと考えております。
まずお伝えしておきたいことは三つあります。
- 齋藤はナンバーツー不要論者
- 直観と経験と度量が大事
- 100年続く協会にしていく
齋藤はナンバーツー不要論者
いきなりですが、私齋藤はいわゆるNo.2は不要だと考えております。
IAIRは、会長のヴィジョンの実現に向け、スタッフそれぞれの才能を活かす協会です。
結果としてそれが大きな社会貢献に繋がっていきます。
であるのに、組織内で方向性が違うだとか、権力二分だとかはナンセンスの極みです。
異なった意見を出すのは大歓迎。でも目的実現に向け、個人の能力を活かした最適解の探求にならなければ意味がありません。
会長がやりたい事を体現する為のサポートを全力で行なっていきます。
直観と経験と度量が大事
私はこれまでマネジメントの視点、また実務的な面からIAIRの細かい部分でのサポートを行ってきました。また管理職の経験、会社運営の経験から、マネジメントをテーマとした講義を行なってきました。
「勘」と「経験」と「度胸」で運用されている医療現場のなんと多いことか。
マネジメントで忌避される再現性の低いものばかりです。
そうではなく、本来医療現場に関わらず全ての組織運用に共通する共有される事で最適解を求めることができるキーワードがあります。
「直観」と「経験」と「度量」です。
経験とのリンクが途絶えた感覚……勘では未来予測できません。
経験に裏打ちされた未来予測……それが直観力です。
そして他者の意見を受け止める器の大きさ、それが度量であり各分野の専門家でありリーダーとなる療法士の皆さんに必要な度量であると考えております。
100年続く協会にしていく
2016年現在、若手療法士達は正しい解答の無い世の中で正解を求められています。
さらに、厳しく見える上司や先輩、同僚達の目のなか、失敗を許されない環境下で教育を受けています。
そんな大きな不安の中では効果的な学びも、未来を創る教育も出来ようはずがありません。
教育にだって、選択肢を提供できる。
それが統合医療の視点であり、IAIRコンセプトでもあります。
IAIRが行なってきたこと、そしてこれから行なっていくことは、これからの世の中で求められるものとなります。
IAIRを100年続く協会にしていきたい。
その為には、時代に合わせて学び、また知識と実践を繋ぎ、その時代の最適解を共に見つけていくのが重要であると考えております。
一般社団法人国際統合リハビリテーション協会として新たに歩みだしたこの2016年は潜龍元年(注:易経研究家竹村亞希子先生の造語)と世の中では言われております。
志のある組織が未来を創る時代の幕開けに副会長職を拝命されたこと、少しの畏れと運命と未来を感じております。
皆様と共創共育できる臨床現場を創造していく。 もちろんその為には、IAIRに共感していただいた全ての人たちの協力が不可欠です。
改めまして、国際統合リハビリテーション協会共々、今後ともよろしくお願いいたします。
一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会
副会長 齋藤 信
以下に齋藤についてのプロフィールを掲載致します。