機能障害の統合と解釈ってどうするの?〜手が後ろに回らなくてズボンが引き上げられないケース〜

統合と解釈ってなんだ?

患者さんや利用者さんの目標を改善できるセラピストになるためには、
現象の統合と解釈の力が必要である。そうですよね。

 

しかし、
私は、統合と解釈と言うものが最近までわかりませんでした。

学生時代のレポートといえば、
<文献の丸写し…>見た目を取り繕ったりと、今考えるとお粗末な内容だったと思います。

それは臨床に出てからもそれは続いていて、
学生の指導など、やはり、統合と解釈の部分は、
正直、良くわからないまま指導をしていました。

 

ですが、
最近になってようやく本質に近づいた!!!!
そんな経験をシェアしていきたいと思います。

 

知識と技術が必要な理由。

私が統合と解釈の能力として、必要と思う要素は、

①知識(解剖学、運動学、生理学、病理学、薬学、社会学、診療報酬など)

②技術(徒手技術、物理療法、コミュニケーションなど)

と感じています。

統合と解釈は、①と②を融合し現象をとらえていく作業なのです。

 

ステップ1:まずは知識を増やす。

私達を必要とする対象者は、何らかの課題を抱えています。

<相手の抱えている課題の本質は何か?><どうやったら改善に近づくのか?>この辺りを様々な角度から検証するには、知識が必要となります。

特に身体に関する課題なら基礎知識として、解剖学は幅の広いところまで求められます。また、自立支援、在宅生活の継続に焦点を当てるとICFが示す通り、物的、人的環境が及ぼす影響も計り知れない所があります。

最終的には、「人」とは何か?

どうしたら、幸せになるのか?

幸せって何か?

人間の本質に迫る知識も必要となります。

 

この辺りは統合と解釈のファーストステップだと感じます。

知識がたくさんあれば、情報を拾える幅が広がります。

私は、書籍や、人との出会いによって知識を深めました。

 

ステップ2:問題がわかっても技術がないと改善しないから、技術力も必要

 

知識を増やしていくと、ある課題ぶつかる事があります。

相手の課題の本質に近づいたような気がするけれども、
では、<どうやったら改善できるのかがわからない><今持っている技術でそれが改善できているのかがわからず、検証できない>という課題です。

 

例えば、
更衣動作において、後ろに手が回らず、立位でのズボンの引き上げが困難な方がいたとします。

アセスメントを行うと、
肩甲帯の動きに制限があり、
どうやらそれは胸鎖関節の硬さが原因である。

との結論に達したとします。

この場合、胸鎖関節の可動性をうまく引き出すと言う技術がないと、改善できない、検証できないことになります。

ですので、改善課題の本質に迫る為の知識と同じように、
改善するための技術も大切になります。

 

ステップ3:知識と技術を使いながら、焦点を絞る

 

有名な業界の先駆者の先生は、「治療と評価は一緒だよ。」と言います。

感じられた問題点を技術で改善したか、改善しなかったか検証していく、
その作業がまさに『統合と解釈』だと感じています。

前述の、腰の後ろに手が回せず、ズボンを引きあがられなかったお客様ですが、

 

ざっくり関節の可動性に要素を絞っても

・肩関節進展・内旋・内転
・肩甲帯の下制、下方回旋、内転、水平外転
・脊柱の伸展
・肘関節屈曲
・前腕の回外
・手関節の背屈
・股関節の屈曲または伸展性

の要素が考えられます。

 

それらに対して、
課題と思う関節の可動性を改善させ、
どれが一番ズボンの引き上げ動作を改善できるのか検証していきました。

 

この方の場合は、

胸椎の伸展性にアプローチした時に、ズボンの引き上げ動作の改善が一番見られました。

つまり、胸椎の硬さが影響していた。と言う解釈ができます。

 

【解釈を統合に】

 

そして、テクニックができると言う状態まで到達したら、そのテクニックがどんな理屈で、身体にどう影響を及ぼすのかの理解を深めます。

私の技術は、
軟部組織の循環状態の改善に影響が出せる事はわかっているので、
胸椎の可動制限の原因は、周囲の循環不全が要素として大きい事がわかります。

ですので、
維持・改善の為の自主トレとしては、
筋力増強ではなく、改善した循環量を維持できるよう、
循環状態を保つための体操と言う事になりました。

 

ここまでの解釈ができた上で、
自主トレや生活習慣の改善にまで進めると統合の段階に達すると感じています。

 

ただ私もここまでいくには、紆余曲折ありました。笑

何度も壁にぶつかり、挫折しました。
正解が無いのが正解かなと思うところもありますが、
ちゃんと学び続けてよかったと思っております。

私はここIAIRで”知識と技術を融合し、
現象を紐解いていくことが統合と解釈である”と学びました。

ぜひ、一緒に学んでみませんか?


それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。

IAIR認定インストラクター 川田 佳弘

→【IAIRセミナーページ】
https://iairjapan.jp/calendar

 

◇◆◇◆◇◆お知らせ◆◇◆◇◆◇

IAIRの公式LINEが始まりました!
まだ見られていない方は、是非遊んでみてくださいね。

お友達も1400名達成です^^!
LINE@特典のクーポンもございます^^

クリック↑

*******************************
一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会
E-MAIL:info■■iairjapan.jp
(※■■を@に変換して使用ください)
HP:https://iairjapan.jp
Facebook:https://www.facebook.com/iairjapan/
川田個人Facebook:https://www.facebook.com/yoshihiro.kawada.5

*******************************

Scroll to top