触診が苦手。
セミナー会場などで、「触診が得意だという方いらっしゃいますか?」
と、質問をすると、ほぼ100%目を逸らされます。。。
みなさんはいかがですか??
セミナーでも、理論や方法はわかるんだけど、
正直、その部分が触れない…
「触診が難しいですね。」
って声もよく聞くのが事実です。
いろんなセミナーに行って、
知識や技術を学ぶけれど、
”狙っている場所(位置や深さ)”をちゃんと”触れる”ことができているか分からない。
っていう不安ってありませんか。
私自身は、すごくありましたし、
勝手にできている、触れているって、
勘違いしていることも多くありました。
もちろん、今も不安になるときはありますが、
その時の解決方法を知っているので、確認することができています。
触診が上手い、下手。ってどういうこと?
そもそもですが、触診が苦手。
という認識をお持ちの皆様へ。
質問です。
「どうなったら、触診が上手になったと言えますか?」
ここが明確になれば、
苦手意識の克服に一歩近づきそうじゃないですか?
ゴールが見えてくると、
そこに向かってやることって、
見えてきますよね。
ちょっと考えて見てほしいのですが、
自分が、患者さんになったと想定して考えてみます。
腰痛があって、
仙腸関節付近、脊柱起立筋に圧痛があるとします。
どんな触り方をされたいですか?
僕だったら、
できるだけ早く、ピンポイントで痛みがあるところを、
探し当てて欲しいです。
グリグリといろんなところを押されたりはしたくないですね。
痛いし、不安だとしたらなおさらです。
そして、
筋の痛み、硬結があるとしたら、
その範囲や質などをきちんと共有してくれたら、
嬉しいです。
つまり、
患者さんの立場になってみて考えると、
自分の感覚を共有してくれる触り方。
というのが、上手な触診だと思うんです。
これを、IAIRでは、
「Comfortable Touch(コンフォータブルタッチ)」略して「C−タッチ」と呼んでいます。
※comfortable:(肉体的に苦痛を与えない)快適な、気持ちのよい、(精神的・肉体的に不安がなく)安楽で、気持ちよくて、楽で、(安楽を与えることのできるほど)十分な、経済的にゆとりがあって、かなり裕福で、慰めを与える、落ち着かせる。(weblio辞書より引用:https://ejje.weblio.jp/content/comfortable)
その触れ方をベースにして、IAIRの講座はお伝えさせていただいています。
触診技術は、
<相手に対しての出力>と<相手からの体の反応を受信>するために、重要になります。
対象者の体において、どの組織で、どの深さで、どのように緩んだか。
というのは、相手の身体が決めるという話をしています。
これができることで、”最適な力、圧、スピード”がわかってきます。
これを、IAIRでは
触診セミナーで段階づけて、学んでいきます。
感覚を共有するためにできることって?
では、そもそも相手がどのような触り方が良いのかを知るために、
できることはなんだろう??となりますね。
それは、
「相手の立場になって考える。」
これって、大事なことですね。
でも、考えるって言っても限界があります。
では、どうするか??
とにかく、ご自身がたくさん「触られる」という経験をおすすめします。
実際に相手(患者さん)の立場になることって大事です。
普段の臨床現場においても、自分が触られることってあまり多くないですもんね。
同僚とちょっとした時間に、ROM-exの練習をするとか、
セミナーで学んだテクニックを伝達し合うとかそういう時間を少しずつ、
積み重ねていくのはどうでしょうか。
また、
セミナーに参加された時には、
是非インストラクターに触られてみてください。
いろんな気付きを得られるはずです。
そして、ペアの方と練習をする際に、
自分が感じている感覚を、出来る限りフィードバックしてあげてください。
先ずは、自分が上手な触診を体感するってことが、
触診が上手になるためには、
必要だと思うんです。
まずは、inputです。
そして、
その感覚を今度はout putです。
解剖や運動学の知識の必要性を痛感しますね。
ここでもさらに、おすすめとしては、
解剖を3Dで意識することです。これで私はいつも解剖を確認しています。
→おすすめアプリ。
(ヒューマンアトラス ビジブルボディ:https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas)
臨床においても、患者さんなどにも説明するときにも重宝します。
ちょっとずつの積み重ねが、必要な部分ってあります。
触診に苦手意識がある方。
まずは、触られる。ってことを体験してみることをおすすめします。
そして、解剖を3Dで意識することも大事です。
自分にとっても、相手にとっても、
心地良い、安心できる触診を自分なりに構築していきましょう。
確実に触診技術は上達します!
IAIRでは、このような視点での介入や評価の
ポイントなども、お伝えしています。
それでは、
最後まで読んでいただきありがとうございました。
→【IAIRセミナーページ】
https://iairjapan.jp/calendar
write by 渡邉 哲
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