一般的なリハビリの介入の流れというと、
「評価→考察→治療」
という流れになるかと思います。
対象者の方の、
主訴や願望に対して、
身体的、精神的、動作全般の評価を行い、そこに関連しうる原因となっている箇所を考察し、
実際にその考察が正しいのか、介入を行い、再度評価する。
セミナーの時に、
「この3つの要素のうち、どれが最も大事だと思いますか?」
という質問をさせていただきました。
みなさんも、ちょっと考えてみてください。
・・・・
会場で、手を上げて頂いた中で、一番多かったのは、
「評価」
です。
みなさんはいかがでしょうか??
ほぼ8〜9割の方が、挙手してくれたと思います。
もちろん、どのフェーズも大事ですから、
優劣があると言うわけではありません。
評価に注力する教育を経験してきている。
養成校のときや、
新人の時など、先生や先輩から
「きちんと評価できないと何もわからないよ。」
という事を教えてもらったことはありませんか?
その評価にも2種類あって、
”ボトムアップ” と ”トップダウン”
がありますね。
そして、おそらく現場ではトップダウンでの評価が主だとい思います。
=============
動作分析・観察↓
問題点の抽出、仮設
↓
検査測定
↓
統合と解釈
↓
治療
↓
再評価
=============
という流れになります。
現場では、主流ですが、
答えから言うと、
学生指導や新人教育で、この関わりを最初から行うのは、
おすすめしません。
一番は、動作分析や観察には経験も必要ですし、
人によって意見が分かれることが多いから、
確実に混乱しやすいと思います。
その点をまずは、抑えておくことをおすすめします。
臨床現場では、評価をどのように捉えているか。
僕自身は、理学療法士ってこともあるけど、
「評価が大事、評価が大事。」って、
自分自身に刷り込んでた気がします。
重点をおいて、患者さんに関わってたと思います。
自戒の念を込めてですが、
「評価をするために、患者さんに接してしまっていた」時期があったことを思い出します。
さらに情けない話ではありますが、
評価実習の時に、深部腱反射検査を担当ケースに行わせていただいた時、
30分以上時間を賭けて行った記憶があります。。。
(大反省、バイザーも呆れて物が言えないようでした。)
解剖学や運動学などをベースに、評価に軸を置きながら、
患者さんの動きや生活をみることで、
ある程度の現象をつかめるようにはなってきましたし、
教科書や文献を通して、
考えられる要素、考察はできるようにはなってきたかと思います。
と、ここまでお読み頂いたなかで、
みなさん自身にも、
「評価をなぜするのか、評価が評価のためになっていないか」
というのは、
今一度考えておくことも必要では無いかと思います。
評価が大事と言われ、評価ができるようになったけど…
ある程度絞ることが出来るようになってきました。
ですが、当時の僕には
その問題を解決する術がないのです。
自分が考えた考察が合っていたと、証明することができなかったのです。
極端な例えで言うと、
「扉の鍵を開ければ開くことはわかっているけど、鍵をもっていない」
みたいなこと。
肩関節の最終屈曲位(140°)で、肩の前面に詰まり感を感じるという方の場合、
肩甲上腕リズムをベースに考えると、
肩甲上腕関節よりも、
肩甲胸郭関節や胸鎖関節、肩鎖関節の動きに制限があることが多いのは、
わかっているけど、それを変化させることができないってこと。
と、構造は同じかなと思います。
リハビリの流れを体得するためには???
結論からいうと、
変化を出す術(治療)を学び、
評価、考察、治療のサイクルを回す。
ですね。
臨床においては、
「治療ができる=評価ができる=考察の検証ができる」
ということであると考えています。
どれも大事なんです。
臨床の現場では、
この「評価⇔考察⇔治療」、
トライ&エラーの繰り返しです。
求められているのは、
そのサイクルをいかに早く回していくか。
その精度を上げていくことが大事。
そして、
その為にはなにより
自分自身が体感することが大切です。
体感することで、
人に伝えられるようにもなるし、
頭でわかっていたことが、体でもわかってきます。
ぜひ、評価や学生指導、新人教育などで、
お悩みの方はぜひ参考にしていてだければ幸いです。
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write by 渡邉 哲
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