筋力、筋肉量を保つことで得られること

リハビリテーション現場はもちろんのこと、

健康増進

疾病予防

美容

ダイエット

パフォーマンスアップ

に関係するとして、さまざまな方面から注目されていることをご存知でしょうか?

 

「筋トレ(筋肉)」

です。

 

筋トレがどんなふうにいいと言われているかをまとめてみました。

 

1.がん治療の効果を高める

参考記事:がん免疫治療薬、筋肉量が多いと効果長続き…阪大チーム研究〔読売新聞〕

Impact of sarcopenia in patients with advanced non–small cell lung cancer treated with PD-1 inhibitors: A preliminary retrospective study

で報告されています。

 

読売新聞の記事によると

チームは、オプジーボやキイトルーダの投与を受けた肺がん患者42人を対象にアジア人の平均的な筋肉量と比較し、筋肉量が多いグループと少ないグループに分け、薬の効果を調べた。
その結果、筋肉量が多いグループ(20人)では、薬の効果が7か月ほど続いたのに対し、筋肉量が少ないグループ(22人)は2か月ほどしか続かなかった。効果が1年以上続いた人の割合も、筋肉量が多いグループの方が多かった。

とのこと。

 

医療者側は該当患者の筋肉量によって、薬剤の効果を予測するというふうに筋をみていくことでしょう。

そして、もしもがんになった時に備えて、薬剤の効果を高めるために筋肉量を保っていくと良さそうですね。

 

*すべてのがんの種類に効果があるとは言っておりません。。。

 

 

2.腰痛を防ぐ

腰痛になってしまったら、筋トレすればいいとは言い切れません。。。

しかし、体感筋肉量の低下とVASなどのデータに相関があるというデータは出ております。

体幹筋量の低下とQOLにも相関関係が見られています。

Trunk muscle mass was significantly associated with the ODI, VAS score, SVA, and EQ5D score. Trunk muscle mass may assume an important role to elucidate and treat lumbar spinal dysfunction and spinal imbalance.

参考記事:ISSLS PRIZE IN CLINICAL SCIENCE 2019: clinical importance of trunk muscle mass for low back pain, spinal balance, and quality of life—a multicenter cross-sectional study

 

腰痛によって体幹筋量が減少しQOL低下となったパターンもあるでしょうから、今後も調査は進むでしょうけど、体幹筋量を保っておくことが予防につながりそうですね。

 

 

3.腕立て伏せで心疾患リスク回避?

参考記事:Association Between Push-up Exercise Capacity and Future Cardiovascular Events Among Active Adult Men.

腕立て伏せ可能回数が心疾患リスクの指標になるのか??

 

これは、普通に「面白そう!」と思って読んでみましたら、、、

male firefighters aged 18 years or older

が対象だそうです。。。

 

18歳以上の男性消防士を対象とした調査ということで、一般人の我々とは少し離れるかな、と思います。

といいますのも、私の親類に特別救助隊員がいるのですが、日常的にトレーニングしているのですよね。

ベースラインが一般人と異なるので、参考になるという程度の紹介になります。

 

Participants able to complete more than 40 push-ups were associated with a significantly lower risk of incident CVD event risk compared with those completing fewer than 10 push-ups (IRR, 0.04; 95% CI, 0.01-0.36).

40回以上腕立て伏せができるグループは、腕立て伏せ10回以下のグループに比べて心疾患発症リスクが低かったようです。

 

18歳以上の男性消防士が腕立て伏せ10回以下しかできない、という点に対して様々な憶測をしてしまいます(笑)が、基礎的な体力をつけておくことが心疾患予防になることを示唆しています。

 

女性や、日常的なトレーニングを積んでいない男性のグループでの検証が今後行われるといいですよね。

 

 

4.まとめ

以上のように、筋力、筋肉量を保つことには疾病予防の効果が期待できます。

もちろん、疾病状態からの回復にも筋活動は重要な位置付けとなります。

しかし、過去のコラムでも触れたとおり、フレイル状態になってからのトレーニングで筋肉量を増やすのは困難です。

 

できるだけ「疾病状態」になる前から筋肉量の維持、または増量に努めたいですね。

そういう意味で、リハビリ職者は「徒手で何かを解決できる」だけでなく、運動指導などを通して筋肉量を高めたり活動量が上がる関わり方を身につけたほうが良さそうですね。

 

まずは、今日から腕立て伏せをやりましょう!笑

 

 

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