今回でこのシリーズもとうとう20回目。
現場で色々見えてきて、アレコレ考えてしまう、5年目を過ぎているあなたの助けになっているでしょうか?
今日はこれまでも何度か話題になった「自信を取り戻す」話。
療法士が自信を失った時、復活を遂げるキッカケになったたった一つの事を紹介します。
◆最初に答えを言えば……
最初に答えを言ってしまえば、療法士が自信を失った時、復活を遂げるキッカケになった事とは……
「原点回帰したこと」
です。
うわ、また出たよ、原点回帰論!とか言わないでください。
そこにはちゃんとした理由があるんですから。
◆なぜ原点回帰が有効か?
理由がある、と言ったからには根拠がハッキリしているんだろうな?
とツッコまれそうですね。ドキドキしてきました。
大きく分けると2つ。
- 療法士になった理由を再確認できる。
- そもそも療法士って何?を再確認できる。
この二つが確認できる事で、療法士人生を何度でもやり直せます!
◆療法士になった理由がわかれば自信が取り戻せるのか?
では、なぜ療法士になった理由がわかれば自信が取り戻せるのでしょう?
何、答えはもの凄くシンプルです。
「誰が何と言おうと、あなたの体験した過去にケチをつけられるやつはいない。それでもケチをつけようというなら、そいつが何様だ」
ってことです。あなたが体験した過去は、あなたにしか体験し得なかったものです。
その結果として、長い学習期間と国家試験を経て、療法士になったんです。
そこに文句を言えるのは、あなただけです。
あなた以外の誰かが何かを言ったところで、的外れもいいところです。
「あなたは、どんな体験から療法士を志したのですか?」
◆そもそも療法士って何?を再確認できれば自信を取り戻せるのか?
そもそも療法士って何ですか?
では、理学療法は?作業療法は?言語聴覚は?
これらを明確に記述しているものがあります。
「各療法の定義」
です。
それぞれの内容は各自で調べるとして……そこには、理学療法の定義、作業療法の定義、言語聴覚療法の定義が記載されています。5年目を過ぎた頃から、自分の行なっているリハビリが、本当に自分の資格に見合った内容なのか自信がなくなります。
もっとできたんじゃないか?という疑念かもしれません。
でも、そこで不安になってはダメ!
不安は自分の中からしか生まれません。不明瞭な情報があるからこそ、不安になるんです。
だったら……自分のリハビリの大元の定義を見直してみましょうよ。
2018年には作業療法の定義が新しくなりました。時代の変化、社会の変化、生活様式の変化にあわせてOTの皆さんが尽力して改訂しました。
そこに、どんな想いがあたのかを紐解いていくだけでも、あなたの作業療法士としての在るべき姿が浮き彫りになります。
おっと、そうだ。先日2/15にOT協会さんがJ-STAGEにて「作業療法」の公開を始めましたね。
そこで新定義の経緯を公開してますので、参考に読んでみましょう。
今、現場で行なっている事、在るべき姿、するべき行動が全て書かれてますよ。
◆まとめると……
今日の話をまとめると……
- 原点回帰しよう。
- 療法士になった理由を思い出そう。
- 療法士の定義を確認しよう。
です。
僕たち療法士が自信を失っている間も、患者さん、クライエントさんの人生は動いています。
僕らが時を止めてはいられませんね。
原点回帰して、改めて進み始めましょう!
IAIR 齋藤 信
追伸
IAIRでは、成長を約束しています。そこでIAIRの目指す療法士像も紹介しています。
ですが、それは各療法士の定義を侵すものではありません。
むしろ改めて「療法士でよかった!リハビリできてよかった!」と実感していただけるでしょう。
そんな講義が近日開催されます。まずは以下のリンクをチェックしてみましょう!
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