腰痛に対して筋トレ?ストレッチ?『神経に目を向けよう』

腰痛と一言で言っても、様々な病態があり、診断名があり、治療があります。

「腰が痛い」

といった時に、脊椎圧迫骨折や椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などのように、画像所見や理学的検査で診断がはっきりする場合もあれば、診断名がつかず「腰痛症」という診断で治療が開始される場合もあります。

 

また、画像所見と臨床症状が一致しないケースも現実には存在し、医療従事者、患者本人、ともに手探りで治療が進むこともあります。

 

 

我々、リハビリ職者のなかでも、特に理学療法士は「腰が痛い」という主訴を持った対象者のリハビリテーションを受け持つことが多いように思います。

 

腰が痛くて起き上がれない
腰が痛くて歩けない
腰が痛くてものが持てない

といった活動制限に対して、評価を実施し、物理療法や運動療法や生活指導を組み合わせてリハビリテーションを計画していることと思います。

 

その際、腰の痛みをどのように捉えているでしょうか?

 

痛みの原因は筋力低下?

たしかに力が入りません。

痛みがある時は局所に対して抑制系が働くと言われます。

 

活動制限の原因は関節可動域制限?

確かに可動範囲は狭くなります。

痛みがある時は、その部位を防御するように緊張が高まります。

 

これらは、体を守るために行われている生理的反応といえます。

(外傷後の急性期を例にしています)

なので、筋力低下や関節可動域制限にだけ目を奪われるのではなく・・・

 

痛みそのものに着目

そんな時は「痛み」についてを紐解いていく必要がありそうです。

 

外傷(衝突や外部からの強い力だけでなく、不意な動作、不動が続いた後の急な運動なども含む)が理由の痛みであれば、受傷部の化学的変化を神経が感知して脳に情報を送ります。

そして、脳で痛みを認知して神経を介して受傷部へ刺激を送ります。

 

痛みを感じた後、筋緊張が高い理由の一つです。

神経の中には図のように、筋の間を走行している繊維もあります。

患者さんが痛みを訴える場所に神経が顔を出しています。。。

仮に筋が収縮を続けた場合、神経自体を絞扼してしまい、化学的な刺激だけでなく、物理的にも神経に刺激を感知させることになります。

 

四肢、体幹の運動に伴い、神経線維も組織間を滑走しています。

その組織間滑走を妨げられた状態(神経絞扼)で、神経線維の運動を要求した場合、絞扼部位で痛みを感じることでしょう。

 

神経を栄養する血管が絞扼された場合も同様に痛みを感じる場合があります。

 

ストレッチや筋力トレーニングといった、筋・関節(骨)以外の組織に目を向けることで解決策が発見できる場合がたくさんあります。

 

広い視野で体を見ていきましょう。

 

 

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