この5年目を過ぎた療法士の君へシリーズも18回目。
色々な話題を出してきました。ですが、改めて見てみると、どうも説教くさくていけない。
何でしょうね~説教したいわけじゃないのに色々口を出したくなる。
僕もいよいよ年を取ってきたということかもしれません。
僕がどんな療法士人生を歩んできたか……なんて昔話はIAIR-Cafeでの裏話に取っておいて、「5年目を過ぎたタイミングでやっておきたい療法士10の行動」を書いておきます。
◆ 5年目を過ぎたタイミングでやっておきたい療法士10の行動
改めて……療法士となって5年目を過ぎる頃。新卒なら27歳。社会人経験があるならさらに+n歳。
療法士経験は若手から脱却しつつも、年齢は様々。そんななか、5年目を過ぎたら共通してやっておきたい10の行動を備忘録的に書いておきます。5年目を過ぎたタイミングで参考にしてくださいね。
◆1:新人教育をしてみよう。
「え?やってますよ!」と言うかもしれませんが、ちょっと待って!
自分でやる!と言ってのことですか?上司から業務として割り振られたからではありませんか?
ではなく、あなた独自の目的を持ちつつ、率先してやる!と言ったかが鍵です。
ちなみに僕は、新人さんと一緒に「新しい業務マニュアル」を作りました。
その過程で「リハビリって何」を一緒に考える機会にしていました。
◆2:学生指導をしてみよう。
「新人教育と何が違うの?」と言うツッコミは……来ないか?
学生さんは療法士未満。最新の学習をしてきた人もいれば、昔ながらの学習をしてきた人も。
とはいえ、新人さんと違って、内部の人間になっていくのではなく、そとから新しい風を運び、また去っていきます。
去った後に、職場には考える機会を残し、去った学生さんはあなたの療法士観を外に運んでいきます。
あなたの療法士としての価値観を考えるチャンスになります。
そして、あなたの知らないところで、知らない患者さんを救うかもしれませんよ。
◆3:症例報告をしてみよう。
「でも、先輩のツッコミが激しくて……」という心の声が聞こえてきます。
以前も「そんな療法士ばかりではない、発言にがっかりした」と言われことがあります。
時代も変わり、偏ったツッコミをする人も少なくなっているのかもしれませんね。
おっと、話のキモはそこではありません。
今や、高齢化が進み単一疾病のみを抱える患者さんは少なくなりました。環境因子や心理面、生活習慣など個人的な要素も多様化し、量的研究のみでは語れない現場にいるのではありませんか?
質的研究として、あなたの体験した一症例をまとめておくことで、未来の療法士にバトンを渡せるかもしれませんよ。
研究!と壮大に考え過ぎないでくださいね。あなたの経験には価値がある事を再認識する機会になりますよ。
◆4:部門会議で提案をしてみよう。
部門会議って、ありますか?もし無かったら、上司と経営の話をするのもいいでしょう。
いつも「点数取れ!」とばかり言われてガッカリしていませんか?
そりゃあ、説明もなく点数点数と繰り返し言われれば、やっている事の意味はわかりません。
数字を見る事で、現在位置が見えてきます。
現在位置が見えたら、その組織内でどう行動すればいいのか、何をみんなと共有すればいいのかが見えてきますよ。
◆5:他の部署の仕事を理解しよう。
他の部署の意見に真っ向対立ばかりしていませんか?
リハ科と別な意見を出してくるには、それなりの理由があります。
その理由は何なのか?上司の立場では聞き取れない、現場同士だからわかる話ってありませんか?
多くは「目的は同じなのに、なんで協力できないの?」ってことばかり。
理由がわからないなら、聴いちゃいましょう!5年目のポジションならそれができちゃいますよ!
◆今回は5つまで!何故って……
そう、申し訳ない!
今回は5回目までです。
何故って、妻に見せたら「長い!」「見ない!」って言われちゃいました。
なので、2回に分ける事にしました。
今回は、
- 新人教育をしてみよう。
- 学生指導をしてみよう。
- 症例報告をしてみよう。
- 部門会議で提案をしてみよう。
- 他の部署の仕事を理解しよう。
の5つを紹介。
5年目を過ぎたら共通してやっておきたい10の行動って、実は大きな着地点に向かっています。
次回を楽しみにしててくださいね。
IAIR理事 齋藤 信
追伸
みなさん、ここまで読んでくれてありがとう。
2回シリーズになっちゃいましたね。。。
ちなみに僕は42歳。
資格を取得してから……18年?
ここまで来ると、さすがにこの18年間、何をしてきたのか?
どんな成果を出してきたのか?
誰と関わり、関わった人を救えたのか?
そんな事を考えてしまいます。
その辺はIAIR-CafeのオンラインLIVE放送でお話ししますね。
TGA(組織滑走法)って面白い!
IAIRコンセプトに基づくTGA(組織滑走法)を実践された療法士さんの声が届いております。
よく聞かれる声は「コンディショニングの時間が少なくなり、ADL訓練の時間が増えた」とのこと。
なぜ、TGAで時間短縮が起きるのか?
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