”痛みを無くす”ことが、危ういこともある。

痛みを取ることだけを考えてはいけない。

 

昔、あるところに
『すごいね』って言われたい療法士がいました。
彼は、どうやったら周りの人にすごいねって言われるのか、
いつも考えていました。

 

ある時、彼は思いました。
そうだ。その場で痛みを取ったら、
相手に『すごいね』って言ってもらえるかもしれない。

 

彼はそう思って、沢山のセミナーに通いました。
勉強の甲斐あって、少しづつ技術が上がりました。

 

その場で痛みを取る事ができる時もありました。
患者さんからも『すごいね』って言ってもらえる事もありました。

 

でも、その場で痛みをとっても、結局もとに戻ったり、
数日後に、痛みが激しくなってしまう患者さんがいました。

 

もっと別の良い方法があるのかもしれない。
私は、まだまだ勉強が足りないんだ。
そして、
もっと結果を出せるようにならなければと彼は思い、
さらに勉強会に足を運びました。

 

 

彼は沢山の方法を学びました。

それでも、もとに戻ってしまう患者さんや、
前よりも痛くなってしまう患者さんは居なくなりません。

 

痛みを取れば、良くなるんじゃないのか。

 

いったい何が悪いのか??彼にはまったくわかりませんでした。
そして、その頃には、常に不安に付きまとわれるようになっていました。
その場で痛みが取れても結局は再発し、
どうせ前よりも痛くなってしまうのではないか・・・。

そして、
決まってこう言われてしまいます。

 

 

「なんかリハビリやってもらったら、
 余計に痛くなってしまったんですけど、大丈夫なのでしょうか?
 担当を変えてください。」

 

「外来の予約キャンセルしたいのですが。」

 

 

眠れない日が続き、職場にも行きたくなくなりました。

 

 

そしてそんなことが続いたある日、
彼はやっと原因がわかります。

 

痛みが再発したり、前よりも悪化してしまう原因は、
彼が痛みを取ってしまっていたからだったのです。

 

 

例えば圧迫骨折の患者さん。

骨折の治癒過程で、安静にするために体は痛みを出すのです。

 

 彼は『すごいね』って褒められる事、
認められる事に夢中になった結果、
『痛みを取る』事のみに重きを置いて、大事な事を忘れていたのです。

 

 

そう。
痛みが取れても、骨折が治った訳じゃない。
骨折が治ってないのだから、ムリをすれば痛みが再発し、悪化する。

 

 

こんな当たり前の事に気が付けなかったのです。

体にとって必要だから出ている痛みがある。
取らない方がよい場合もある。と言う事。

 

 

そうして振り返ってみると、
痛みをとった後のケアに関しては、
無関心であったことに気が付きました。

そして、
気づきを次の学びにつなげた結果、喜んでくれる患者さんが増えました。

 

 

そして、
喜んでいただける事が増えたことで、
彼にも新しい気付きが生まれました。

本当に欲しかったものは、
『すごいね』って言われる事じゃなくて、
『相手に喜んでもらえること』だったんだと。

 

 

その為には、
自分本位の機能訓練では不十分だったこと。

もっと相手に興味を持ち、
生活背景などにも関心を持つこと。

相手に興味を持つ事、

相手を気遣う事、

心配する事、

 

これが仕事において大切であること。

 

 

相手に称賛される為に、
体の痛みを取る事にしか興味がなかった彼が、
体の局所から、生活全般に意識がひろがるようになった話。

 

長くなりましたが、
これは私の話です。


IAIRでは、
最後の「相手に興味を持ち、生活背景などにも関心を持つこと」
つまり、
コンセプトとして、”ひとをみる”というものがあります。

理念や教育方針は↓こちら↓から。


最後までお読みいただきありがとうございます。

 

IAIR認定インストラクター 川田 佳弘

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