脳血管疾患患者の歩行分析や装具の選定をする前に見るべき視点〜重心を確認していますか?〜

脳血管疾患患者の歩行分析や装具の選定をする前に見るべき視点

 

前回は脳血管疾患患者さんの歩行を見るときに、
「正常歩行」をそのまま当てはめても上手くいきませんというお話でした。
↓コチラ。

 

さて、本日も脳血管疾患患者さんの歩行について。

 

みなさん、
歩行補助具としての装具を処方していますでしょうか?
(治療用装具としても)

 

 

 

金属支柱のKAFO、AFO、プラスチックSHBなどのベースの形から、
継手としては、クレンザック(シングル、ダブル)、タマラック、
ゲイトソリューション等々、いろんな種類があり、
またそれぞれ長所・短所もあり、
選定に難渋されていることと思います。

 

昔は痙性麻痺が多く、内反尖足の矯正の意味が大きかったのですが、
今は弛緩性麻痺が増えています。

そのため、装具には立脚期の支持性と、反張膝のコントロール
(HC時と、MS後半の2パターン)を求められることが多くなってきています。

 

歩行分析にてロッカー機能を分析して、装具の機能を使って
どう補正していくかを考えることになりますが、
装具療法を選択するにあたり、鍵になるのは力学的考察。

 

 

関節モーメントをみる必要があるので、問題とする歩行周期で

 

 

「重心線」が当該関節の「前を通る」か、

「後ろを通る」かが見るべきポイントになります。

 

 

ここで、一つ重要な点があります。

 

 

反張膝が起こる場面では、
重心線は必ず膝関節の前を通るのですが、

 

そもそも、
この患者さんの「重心はどこにあるか」把握していますでしょうか?

 

反張膝がでる場面だけで考察をしていませんか?

 

歩行を見るにあたって

前提になるのは立位姿勢です。

 

静止立位で重心がどこにあるかによって、
動作パターンや筋の出力パターンはある程度決まってきます。

 

重心の位置は、

上半身重心と、下半身重心を結んだ中点

あります。

 

つまり、
重心は上半身重心の影響を受けるので、
歩行中の反張膝について考えるなら、
静止立位での上半身のアライメントを考慮する必要があります。

 

 

装具によって下肢の関節モーメントを補正する方法を考えるのは最後です。

 

 

まずは歩行の前に、

「どんな立位姿勢で、基底面に対してどこに重心線が落ちているのか?」

そこを起点としてみていく必要があります。

 

 

 

PTは下肢ばかりに目がいく癖があります。

歩行は下肢だけでするものではありません。

 

 

 

木も見て、森も見る。
これの繰り返しです。
今一度、患者さんの全体像から見ていきましょう。

 

 

今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

IAIR 理事 理学療法士 中嶋 光秀

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