慢性腰痛。なぜ、手術しても改善しないケースがあるのか?No174 

腰の術後にむしろ痛みが増すなど、
術後の慢性腰痛の方の対応で
悩んだことはありまんか?

あるいは、

今、お悩みではありませんか?

長引く腰痛、苦しい腰痛を改善させたくて
折角手術したのに、改善しない腰痛。

本当に苦しく辛いことですよね。

そんな方々に、
どのような対応をされてきましたか?

その対応の、効果はいかがでしたか?

 

◇そもそも、なぜ術後に腰痛の訴えが続くのか?

 

腰痛を改善する目的で手術をされたのに
なぜ、腰痛が改善しないのか?

術後、日常生活復帰に向けて機能回復を図り
身体活動は良くなってきているのに、
痛みがなかなか改善しない。

なぜなのか?

シンプルに考えると、

・手術した部位が腰痛の原因ではなかった
(手術が必要な腰痛ではなかった)

ということになるかと思います。

ちょっと言い方を変えると、

手術して分かったことは、
その部分が腰痛の原因では
無かったこと。

だから、・・・

次にやることは、
その他の原因を見つけることですね。

ですが、

それは、手術の前にわかれば
理想だと思いませんか?

つまり、

今の腰痛が、手術して治る腰痛か、

あるいは、

重篤な状態なので、
手術が必要な腰痛なのか。

そうすれば、

【不必要な手術】はしなくて良くなりますね。

 

◇過去の報告から

 

では、ここで、紹介したい報告が二つあります。

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1)一つ目は、2010年にSpineという雑誌で紹介された報告です。

★2年間にわたる追跡調査によると、
坐骨神経痛を有する椎間板ヘルニアの手術は
保存療法より有益とはいえない。

職場復帰率や長期活動障害率においても
手術の優位性は認められなかった。

坐骨神経痛は手術を受けるか否かに関わらず
時間が経てば改善する。

 

2)次は、1999年にPainという雑誌で紹介された報告です。

 

★椎間板摘出術を受けた患者46名を2年間にわたって追跡調査した結果、

職場復帰には心理的因子(抑うつ状態)と
職業上の心理社会的因子(職場での精神的ストレス)が深く関与していて、

画像所見や臨床症状は無関係であることが判明。

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他に、同様の報告はありますが、
まずは、この二つの報告をみて
いかがでしょうか?

誰か、伝えたい方はいらっしゃいますか?

◇腰痛診療ガイドラインでは。

では、今度は、
日本で発行されている
「腰痛診療ガイドライン 2012 南江堂」を
確認してみましょう!

【腰痛に手術療法(脊椎固定術)は有効か】P59の

「要約」を紹介します。

・GradeB 重度の慢性腰痛をもつ患者に対して、
 脊椎固定術を行うことにより疼痛軽減および
 機能障害を減じる可能性がある
 
・GradeB 腰痛治療において脊椎固定術と
 集中的リハビリテーションとには、
 明確な差はない

ちなみにGradeBは、

「行うように推奨する
中等度の根拠に基づいている

質の高いエビデンスが1つ、
または中等度の質のエビデンスが複数ある」

以上が、「要約」です。

その次に、【解説】がありますが、
そこも少し紹介します。

「非特異的腰痛の手術適応の決定は、慎重に行う必要がある。

(中略)

脊椎固定術と非手術的治療とを比較したランダム化比較試験の系統的レビューにより、

慢性(椎間板変性のある)腰痛に対する手術的治療は、体系的ではない保存治療よりは効果的ではあるが、

体系化された認知行動療法より効果があるとはいえない」

とされています。

体系化された保存療法として

【認知行動療法】「鍵」になってきそうですね。

◇術後、腰痛が悪化するケースの特徴例

以上のような情報をもとに改めて振り返ってみるといかがでしょうか?

術前の詳細な評価、保存療法が非常に大切だということが改めて確認できたこと思います。

では、ここで、

ILPTベーシック、ILPTアドバンスを修了し
ILPTプラクティショナー試験に合格された
関東在住の飯塚元泉さんからの情報を紹介いたします。

術後の腰痛がむしろ過剰になるケースの傾向として

以下の4つがあるのではないかとのことです。

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・術前の鎮痛薬の服薬量が多い、強い

・年単位での睡眠導入剤の服薬をしている

・うつ病などの精神疾患の診断歴がある

・自分の日常生活を把握してない、管理できない(他に責任を押し付ける傾向にある)

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・・

・・

・・

飯塚さんの情報からみても、
術前の保存療法期間をしっかりとり、
集中的リハビリテーションを行った後に、
手術適応の判断をしていくことが
本当に大切だと感じますね。

◇適応の判断のためにも「認知行動療法」を

医療従事者のみならず、
一般の方々にも、正しい知識、情報の
普及が必要です。
上記の論文でも紹介されている
【認知行動療法】的な対応については、
すでに実施していますか?

もし、実施されていれば、
不必要な手術を回避できたことも
あることでしょう。

もし、【認知行動療法】的アプローチをしていない場合は、
手術しても腰痛が改善しないケースも増えてしまいそうです。

ILPTセミナーでは、

心理・社会的要因への対応として
【認知行動療法】を紹介しております。

その対応は、

私生活における人間関係や
ご自身の感情のコントロールにも
役立つものです。

すべての人々の“ハッピー”のために。

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複合的腰痛アプローチ
IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰

赤羽秀徳

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▼【腰痛だけじゃない!人生がより楽しくなる対話的技法】

~複合的腰痛アプローチ ILPTベーシックセミナー~

・実技でも効果がすぐに出たので、明日からの臨床に活かしていけると思いました(PT7年目)

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などの感想をいただいております。

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時間や距離的な制約があり、ILPTセミナーに参加できない方は、
セミナー内容のポイント および
東大病院 特任教授の松平浩先生との特別対談を収録したILPT_DVD
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【一般の方からの感想です!】

長年腰痛に悩まされており、病院へ行っても、変形があるとか老化だとか言われるだけで解決にはならないと諦めぎみでした。
収録されているセミナーは専門家向けのものですが、NHKスペシャル「腰痛・治療革命」で注目の松平浩医師との対談も含まれており、パスワードで視聴可能になる特典映像も見ました。

明るくはっきりした口調で行われるセミナーでは、「腰痛に対する正しい情報を提供し、励ます態度をとること」
「ことばの使い方にも敏感で細やかな配慮をすべきこと」が強調され、徹底した「クライアントファースト」が印象的です。

このような指導を受けて学んでいる志の高い専門家たちがいるということを知って頼もしく思います。

科学は日進月歩だし、特に医療関係は真摯に勉強し続ける人に担って欲しいと常々思っています。対談も含めて、その点に信頼感と希望を感じました。

また「腰痛に悩む本人自身の主体性が重要であること」が強調されており、どこかゆがんでいようが年をとろうが、なんとかやっていけると強く勇気づけられました。

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